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エンジニアとオサレ(15) エンジニアとモテ(マメさ)

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 「モテ」についてもっと書きたいと思っていたのですが、しばらく話題が離れてしまっていたのでまた戻ります(笑)。

 さて、太古の昔? から、モテる人というのは「マメ」であると言われています。それは普遍的な法則のようです。マメというのは、能動的に、かつ頻度多く「コンタクトをとる」ということです。それは、「私はあなたを気に掛けていますよ」という意思表示ですね。他人からマメに、そんな意思表示をされたら、うれしいじゃないですか。それが、印象が良かった人であればなおさらです。

 でも、第一印象がとても悪かった人からマメに連絡がきて、「気に掛けています」という意思表示をされてもウザいだけですよね(笑)。昨今の情勢を鑑みると、ウザいどころか恐怖すら感じることもあります。それが、あるとき突然、印象が変わってしまうことがあるというのが…… 「モテ」の不思議なところなんですよね(笑)。

 もちろん、必ず印象が好転すると言っているわけではありません。ですので、やはり最初の第一印象で良い印象をもってもらうことはとても大事なのです。

 ビジネスでも「マメ」であることはとても大事ですよね。マメさがあれば取りあえず覚えてもらえます。お客さんのところで何か案件が立ち上がろうとしているときに、存在を忘れられていたら勝負になりません。

 私個人も、客の立場のときはマメな店、あるいは人から買います。ただし、印象が「上から」でないことは大・大前提ですが。
 
 覚えてもらうのと同様に、ビジネス・パートナーに良い印象を持ってもらうことは、とても大事です。だから私は、ビジネス・シーンでモテることは大事だとずっと申しております。モテるための手法は魑魅魍魎(ちみもうりょう)が跋扈(ばっこ)するビジネス・シーンを生き抜くための手法とほぼ重なるからです。


 「マメ」であることによりコミュニケーションが双方向になり、ますます関係が強化されていきます。

 どういうことかというと……


 「もともと別な素養があってモテる人が、マメになる」というのと、「モテたいと強く願う人がマメになり、実際にモテるようになる」という2種類があります。

 前者の場合、モテる理由が「マメ」ではないと仮定しますが(スポーツができるとか容姿がいいとか)、モテ期の最初は、複数の相手から便宜を図られるようになりますが、それを放っておくと、よっぽど強烈に魅力ある方でない限り関係性は一方向からのみとなり、やがて途絶えてしまいます。ですので、そこで「マメ」さを発揮して、便宜をはかられたら便宜を返してあげる必要があります。

 まぁ、何かをしてもらったら返すというのは当然のことではあるのですが、こうしてモテの状態は良好なまま続いていくわけです。

 モテる人というのは、けっこう最初から優位に立っているので(苦笑)、便宜を図られたら直接的な便宜を返さなくとも、「気に掛けています」サインを定期的に返すだけで、相手はもう十分なのです。ズルいですよね(笑)。

 以前書いた「近寄り難い存在」の方というのは、マメさが足りないのですね。

 後者のケースでは、マメさが主要因でモテるようになるわけですから、それを続けるためには半永久的にマメである必要があります。こちらがマメであり続けなければ双方向のコミュニケーションの継続は不可能です。

 マメであり続けることに疲れてしまうと、皆「おりて」いきます。でもそれはとてももったいない話で、マメであり続けることに自信がないのであれば他のモテのファクターを、マメであり続けている間に醸成しておく必要があります(例えば「仕事ができる」とか「けっこうオサレ」とか)。

 あ、いや、「必要があります」は言い過ぎでした。そういう、「もう1つの引き出し」のようなものを「作っておいた方がいいですよ?」という問いかけをしています。人の人生ですので、強制はしません。

 ところで、もともと良くなかった印象を、「マメさ」を武器に好転させるにはどうしたらいいか?

 その方法とは……

 「私はあなたを気に掛けています」という意思表示をするだけでなく、実際に行動することです。実際に何かをしてあげることです。

 まあ言ってしまえばカンタンですが、これがなかなか難しい。

 気に掛けているのであれば、相手が何をしてほしいかとか、何に困っているか、などはリサーチ済のはずです(よね?)。ですからそれを、やってあげる。もし可能であれば、さりげなく、絶妙なタイミングで(笑)。

 それを、世の中的には「誠意」と呼びます。誠意で印象はカンタンに変えられるのです。

 エンジニアにひきつけると、「工数がもったいない」とか言い出して「誠意」をケチるようになったらおしまいですね。そういう人はモテていません。

 読んでいただきありがとうございました。

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