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健康について第8回【実践編】 モニター、ディスプレイOFF。

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 お世話になります。龍澤と申します。

 前々回は、この機に便乗して「しーんとした時間」をつくりましょう、ということを書きました。

 前回は、これもこの機に便乗してですが、無意識的に(手が勝手に動く感じで)節電の行為ができるようになれば、「My民度」が上がって健康的になってゆく(ので、おすすめです)ということを書きました。

 今回からは、この流れでいよいよ本丸攻めになります。震災があってもなくともいずれ「実践編」で書こうと思っていた重要なトピックです(何回かにわけて書いてゆきます)。

 

 結論から簡単に申し上げると、私たちはプライベートの時間はできうる限り、PC関係の機器から離れるべきであるということです。

 これが、私たちが即実践できる健康法です。即効性はありませんが、後で必ず効きます。私たちが長くこの業界で仕事をするために、必ず続けていかなければならない日課であると確信しています。

 PCだけでなく、モニタ、ディスプレイ画面の類の一切を、プライベートでは視界から外しましょう。もちろんゲーム、スマートフォン(ケータイ)も含みます。

 ※この後は、「モニター、ディスプレイ画面の類の一切」を「[画面]」と記します。

 私は、100%ではありませんがこれを実践しています。この「健康法」(?)を始めてから、私を取り巻く状況が、劇的ではありませんが徐々に好転していきました。

 大変、おすすめです。


 この健康法については徐々に始めてゆけばよいと思います。

 肝要なのは、依存症から脱却することです。私たちの多くは[画面]をのぞくことに対して中毒になりかかっています。まずはそれを自覚し、その後はうまく離れてゆくことです。ご存知のように我々にとって[画面]というのは非常に重要な「商売道具」の一部なわけですが、商売道具であろうとなかろうと、例外なくモノに依存してはなりません。

 どのような種類の嗜好品であれ、モノであれキカイであれ、何かしらの対象に依存症、中毒になっている状態は「健康」という観点では好ましくありません。

 また、私たちが認識しなければならないのは、我々の業界の人間にとっては商売道具であっても他の業界の方々にとってはそうではないということ。

 私たちは、プライベートではなるべく、仕事のことを考えないようにするために[画面]から離れなければなりませんが、他業界の方はプライベートを充実させるために[画面]を楽しんでよいのです。

 なぜ、私たちと他業界の方々とで違うのか? なぜ私たちは純粋にエンドユーザの立場で[画面]を楽しんではいけないのか?

 という疑問については、あえて直接的な説明はせずに、この連載で少しずつ少しずつ表現してゆければと思っています。

 いずれにせよ依存しないというのは大前提です。我々だろうが純粋なエンドユーザであろうが、[画面]への依存症の気(け)があるのであれば自助努力で治していかなければなりません。ただし間違いなく、前者(私たち)のほうが[画面]に対する依存症の気が強いと思います。

 私たちは仕事で、[画面]を通して自分を表現しています。勤務時間中は全力でそれに向かい、仕事が終わったらぱたっとそこから離れる。オン/オフの切り替えが必要です。

 本業が終わっても、休むことなくすぐさま別な[画面](「遊び」の)へ移行してしまうと、自身はプライベートへ移行したつもりでも脳は仕事モードのままになってしまいます。たとえば、休憩時間に即座にPCから個人携帯のメールチェックに入る方、いますね。あれは、本人は楽しいかもしれませんが脳が休憩に入れないのです。

 いわずもがな、私たちは頭脳労働者であるという自覚を持つべきだと思いますし、自覚があればまず自分の脳を休ませることを最優先にすべきだと思います。

 という事実をふまえて考え方を変えてみれば、私たちがプライベートで(あるいは息抜きで)やっていると思いこんでいる[画面]を通じた行為 ― メールチェック、Twitter、Facebook、mixi、ブログ投稿、ネットのニュースチェック、ケータイメール等々すべては、私たち(この業界に棲息する人間)は「仕事」と認識して位置づけるべし、ということになると思います。

 私の場合はいわゆる「サラリーマン」の方々とは異なり、お客様先常駐業務と自宅で行う作業、事務処理の二足の草鞋を履いています。だらっとしていると四六時中仕事のことを考えてしまい、また、PCに向かうと常に仕事のことが頭に浮かんでしまい、頭が休まらないので、強制的にオフの時間を捻出する必要がありました。

 前々回に少し触れましたが、四六時中仕事のことを考えている状況では良質なアウトプットは絶対に創出できない、ということを私が腹落ちしたのは、まだここ数年です。それまでは、四六時中仕事のことを考えている自分に酔っていたように思います。

 私の場合は、職場(常駐の現場)を離れた瞬間からオフ、というわけにはいかず、休日(世間一般の)にもやらなければいけないことはあるのですが、なるべく朝に「ぎゅっと」凝縮して、オンオフの区別を明確につけるようにはしています。(ところでこのような「投稿」は私にとっては完全に仕事の扱いです)もちろん私たちの悲しい性で、トラブル等に起因して急な作業、仕事が入ってくることはありますが。。そういうときに即座にオン状態に移行し、生産性高く仕事するためにも、完全なオフ状態を捻出するのは大事かと思います。

 このトピックについては何回かに分けて書くつもりですので、本日はここで切ります。読んでいただきありがとうございました。

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