言語の歴史は人類の歴史。そして人類はコンピュータを言語で動かすようになった。

本当のPDCAのやり方

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  • Plan
  • Do
  • Check
  • Action

これがちまたで言われているPDCAです。しかし、この方法には致命的な欠点があります。そもそもPlanを立てる能力のない人には実行できないということです。昨今のIT業界、とくにSIerを見れば分かるとおり、単に「こうすればうまくいく」という妄想を膨らますだけで、計画を立てて実行する能力はゼロに等しいです。その時点でPDCAは無理です。

プランは理想を書き出しただけ、ドゥは残業の山積み、チェックはタダのパフォーマンスでザル、最後のアクションが人にプレッシャーをかける以外の選択肢が無い。こが現代のSIerでやっているPDCAの実態です。根本的な能力が低すぎて、各要素に分解したとしてもこなす力量がありません。そんな状態で更に組み合わせてサイクルを回していくというのは不可能です。

そもそも、そんなにPDCAにこだわる必要はありません。世の中にはいろいろなやり方があります。PDCAというやり方を使えば、ある程度の進歩は望めるでしょう。しかし、ちょっとした条件が変化するだけで簡単にサイクルは崩れてしまいます。ひとつ掛け違えてしまうと、PDCAを回すことが目的になってサイクルが形骸化してしまいます。こうなると、逆に足かせとなって退化の一途をたどることになります。

とりあえず現実的にPDCAです。

  • Practice : 練習する
  • Deepen : 深める
  • Challenge : 挑戦する
  • Analyze : 分析する

練習して知識や技術を深めてから挑戦して結果を分析する。このくらい単純であれば、三歳児にも説明できるし、実践もやりやすいと思う。

回すとかそういうのではなく、この順番で何回もやるだけです。途中で止めるのもありです。ただの指針にいろいろ後付け理論をぶら下げると、形骸化しやすくなります。それぞれの意義については、それぞれが考えて自分なりのものを持っておけばいいです。フレームワークは基礎能力が固まっている人が取り組むものです。そうで無い人は、地道に基礎から固めていく定石を揃えて起きましょう。それが、私の考えるPDCAです。

Comment(1)

コメント

匿名

プランは理想を書き出しただけ・・・
上手い事言わはるw

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