言語の歴史は人類の歴史。そして人類はコンピュータを言語で動かすようになった。

難しいから失敗するのではない。やり方が間違えているのだ。

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私もSESでいろいろな案件を渡り歩いているが、不本意ながら失敗プロジェクトのスペシャリストになってしまったようです。気がつくと、失敗プロジェクトでよくやっている発想をしていたり、失敗パターンを踏襲していたりします。ただ、失敗しやすい発想やパターンを把握しているおかげで、ハッと気づくことができるようになりました。

失敗する発想とは何かというと、無駄に高い義務感からくる短絡的な発想です。義務感が強いのは素晴らしいと思います。しかし、それを支えられるだけの技術力がありません。ちょうど、普段の練習をサボっているアーティストがスいテージに立つようなものです。勢いよく叫んでノリでごまかすくらいしかできません。SESで炎上させる人の動きとすごく似ています。

「やらなければ」という気持ちに流されると思考することができなくなってしまいます。こういう傾向の強い人は頭を使う仕事には向いていません。ちょっとした間違いにビクビクして、無駄な動きが多くなってしまいます。こういう人が失敗すると、口をそろえたかのように「難しい」と言います。

失敗の原因は本当に「難しかったから」なのでしょうか。本当に難しかったケースもあると思います。ただ、個人の経験から言えば「難しかったから」と思った失敗も、後から振り返ると何らかの解決手段はありました。ベストな結果は無理でも、ベターな結果は得られる方法はありました。

いままで自分のやってきた失敗を振り返るなら、やり方を間違えたから失敗したというケースが多いです。やり方が間違えているかどうかは、正解のやり方が分からなければ判断がつきません。自分が間違えていると認識できることは、自分の成長にものすごくプラスになります。「間違い」をもっと肯定的に受け取って成長を即していきたいと思います。

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