高校~社会人の情報学基礎知識講座

情報収集の方法

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知識判定ロール・・・それはソードワールド

とりあえず目星ロール・・・それはCoC

セキュリティレベル0に趣味を貼って情報ハプニングからチュンさん召喚・・・それはサタスペ

とまぁTRPGの情報収集法からくるクッソ寒い冗談は置いておいて...ゲームに限らずリアルでも適宜情報収集は必要になります。

エンジニアだと仕事で使うソフトの設定方法とかネットで探したりコマンドの引数探したりするよね?

では一般的な情報収集するにはどうすればいいのか?

この記事を見ている皆さんはスマホやらタブレットやらお持ちでしょうけど、インターネットの情報って信頼できないですしね...ということでインターネットの情報が如何に情報汚染されているかという話とまともな情報を拾うためには?という話をしようと思います。

  1. インターネットの情報が如何に信用ならないのか

参考書籍はいっぱいあるのだけど、基本的に「誰が書いているか分からん」うえに「名前出して書いてても専門家なのか判別しづらい」というおまけがくっ付いてくるわけだ。

※盛大に自分にブーメラン返ってきているのは自覚しているけど客観的に証明する方法がないもんなぁ...?

大学の成績証明書とか所属してた教育委員会とかに問い合わせどうぞとは言えるけどそれ以上はどないしょうもない。

で、この手の「情報が正しいか信用できる度合い」のことを「信憑性」というわけです。嘘くせーという話に対して「眉唾物」という表現をすることがあるけど、これもキツネやタヌキが騙してくるときに眉に唾を付けると見破れる、というおまじないからだね。

こいつが困ったことに専門系メディアと名乗っているサイトでも一般人が自由投稿できるサイトではあんまり信用しないほうが良い。(ブーメランは分かってる。以降はキリないので省略)

・レシピ投稿サイト「クックパッド」

1歳以下の乳幼児に蜂蜜をあげるような危険なレシピが放置されている。発酵系レシピは雑菌の繁殖もあり得るのでマジで気を付けて作るべし。

・ヘルスケア情報キュレーションサイトWELQ

→素人記事が大量になり、信憑性がなくなる。正直、コロナ前に消えてくれてよかったと思えるサイトの一つ。

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1611/29/news103.html

というかもう、素人がキュレーションできるサイトは基本的に信憑性がねーぞと思っておいたほうがいい。(吹越が割とよく参考として出してくるtogetterも含む)

吹越が「情報を通じて人と向き合う」で書いた話とこの辺重複するのでこのくらいに止めておくけど。

https://el.jibun.atmarkit.co.jp/hfukkoshi/2021/03/post_8.html

この時に話題にした嘘を書いても気にしない連中とかビュー数が多ければそれでよいというタイプのこたつ記事ライターがそれなりの人数いる限り情報汚染は無くならないでしょう。

なので、個々人が「この情報信じていいのか?」と疑いながらもそこそこしてみていくしかないのだ。

情報汚染の時代

https://bookmeter.com/books/8136636

  1. まともな情報を拾うためには

まぁそれもネットが悪いというより昔っからと言われればそうなんだけどな・・・

(余談:西洋で、インド人は亀の上に像が世界を支えていると信じている、と信じられたのは当時のトンデモ本のせい説:https://togetter.com/li/1152069 )

個人的に信用してよい本の一つ、「独学大全」https://bookmeter.com/books/16354922 から9章「知識への扉を使う」より【「調べもの」ルートマップ】を紹介しよう。

調べもののやり方としては「辞典で調べる」「書誌で調べる」「教科書で調べる」「講座もの」→「専門書籍を調べる」→学術雑誌を調べる という流れを紹介している。

独学大全は百科事典を最初に引いてみることを勧めている。また、知っている単語でも一度は引き直すことをオススメしている。 

また、専門辞典という辞典もあるので、自分が知りたい情報がどのような分類になっているか、ということを百科事典で調べる→専門辞典で調べるとよい。ほかにハンドブック・コンパニオン(必携)・レファレンスなども専門辞典枠として最初に読んでみるといい。インターネットならWikipediaよりはコトバンクとかもいい。

辞典で大まかなことを調べた後は書誌を用いてより詳しい内容に踏み込むことになる。が、書誌は「何の本を読んだらいいの?」状態に陥るので「書誌の書誌」を調べるという方法がある。

国立国会図書館オンライン(https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/ )を書誌の書誌として利用するという方法も紹介されている。

教科書選択としては大学の教科書あたりがおすすめされている。吹越個人の趣味だが、大学で開かれる講座があると行くこともあるし、生協が空いていればそこで教科書を買うこともよくやる。そこそこの値段でまとまった本が置いてあるので面白いのよね...。おかげで大学時代から専門書の積読がやばい...。

講座探しは〇〇講座とついた本の類を称している。

書籍の選択は素人なら図書館司書に問うのがオススメなんだけど...(司書資格を持っているちゃんとした司書さんならこの手の情報収集検索法も業務内容として資格の範囲) あとは日本十進分類法覚えると図書館では概ね分類されているし、大型書店でもこの分類法は利用できるので覚えておくといい。

書籍で専門分野の知識を拾った後、ようやく専門論文を読むわけですが...論文検索ツールを使うと良いと紹介されている。Google Scholarとか国立国会図書館サーチとかPubMedなどが紹介されています。

とまぁ情報収集としてはこのような形で調べていくと良いと思います。

ここでは「独学大全」https://bookmeter.com/books/16354922 の中から非常に薄い抜粋しかしていないので、この本は購入するのをお勧めします。

次回は期末テストにします...。

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