シリコンバレーで現役デバッガやってます。

BUG018 - もうすぐ9月、次々にビッグプロジェクトが始動するシリコンバレー

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 アメリカでは6月からの長い長ーい学校の夏休みが終わり、毎日、退屈していたシリコンバレーの小中学生も今週あたりからようやく新学期となりました。慣れない新しい学校への送迎だったりで朝の登校時間帯は町中一気に大渋滞です。そしてオフィスの挨拶は、「夏休みどうしてた?」「いやー故郷に帰省したんだけど帰りの飛行機で預けた荷物がどっかいっちゃってさー」みたいな会話があちこちで聞かれます。

 さすがにヨーロッパの国々ように一ヶ月のバカンスで街がひっそりということはありませんが、子供達の長い夏休みに合わせて長期休暇をとって故郷へ帰省するエンジニアはたくさんいます。一年分の有給休暇を全部注ぎ込むこともザラですので、これだけでめでたく有給消化率100%になってしまうことも珍しくありません。(ハイ、私もそうです)

 夏休みの間、社内のプロジェクトはどうなっているのかというと、何を始めようにも「あー、あいつまだ来週まで休みだからそれまでここんとこの実装何もできねーな。スタブしとくか」とか、客先から緊急クレームが来ても「すいませーん、担当が夏休みなのでとりあえず前回のリリースに戻しますので来週まで耐えてください、ゴメンナサイ」で済んでしまいます。まさに「しょ・う・が・な・し」文化です。

 そんなエンジニア達がぼちぼち会社に戻って来て、さらにあと2週間、今年は9月5日のレイバーディを含む3連休が終わると、「夏季のみ営業」の屋外プールが終わりになり、ようやく全員揃ってそろそろ本気で仕事するか、という気分になります。本当に真面目な話、この3連休明けの9月6日まで大きなプロジェクトを始めたくても始まらないのです。

 もしあなたがシリコンバレーからのメールの返事を待っていらいらしているのであれば、このころまでには返事がくるはずです。それもつかの間、11月に入ると街はホリディシーズンにはいり、エンジニア達はまたまたソワソワして仕事どころではなくなってしまうのですが。

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