スキルギャップの高い項目は?
こんにちは。CompTIA日本支局の吉村です。
すっかり暑いくらいの毎日が続くようになりましたが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。わたしは、最近夜な夜な「ロードモナーク」というゲームに改めてはまっています。(Wiiでダウンロードしてできるんですよ。)単純なゲームではあるのですが、どのタイミングで攻め込むか、自陣をうまく動かすのに税率をどのくらいにするか……などなど、実に奥深い! と毎晩感激しています。個人的には、小さな駒(?)がちょこちょこ動き回るのがなんともいえずかわいい……と思っています。
さて、今回のコラムでは、「今、IT人材に必要とされているスキルは」というテーマでご案内をさせていただきます。
CompTIA米国本部が実施した「世界のIT人材におけるスキルギャップ」の調査において、日本国内で特にギャップが大きいと考えられている項目として、
- 1位 : セキュリティ
- 2位 : ソフトスキル(セールス、プロジェクトマネジメント、コミュニケーションなど)
- 3位 : ネットワーク/ネットワーク構築
の3つが挙げられています。
本調査での「スキルギャップ」とは、「自社の社員は該当の項目に対して十分なスキルを持っている」という回答パーセンテージから、「このスキルは重要である」と回答されたパーセンテージの差分です。つまり、「重要なスキル」として捉えられているにも関わらず、「十分なスキルを有していない」と考えられているスキル項目ということになります。
さて、この3つのスキルについて改めて考えてみましょう。
1位と3位の「セキュリティ」や「ネットワーク」のようなITスキルは、常に新しいスキルや知識を習得していくことが必要となる場合が多くありますが、「コミュニケーション」や「プロジェクトマネジメント」などのソフトスキルは、一度ベースとなるスキルを身につけることにより対応が取れる場合が多くあります(ITスキルに関しても、ベースのスキルを身に付けた上で、応用となるスキルを身につけることがスキルアップの近道ではあります)。
コミュニケーションやプロジェクトマネジメントなど、何となくできているが、何となくできていない……といったようなソフトスキルの育成では、自信の「強み・弱み」を把握し、「弱み」を克服するという学習方法が効果的です。認定資格などを活用されて効果的に学習されてみてはいかがでしょうか。
上記、調査の詳細については、CompTIA米国本部サイトをご覧ください。
Summary of " Skill Gaps in the World's IT Workforce : A Comptia International Research Study"
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