パソコンが苦手で業界未経験な文系出身エンジニアがお届けする意識低い系コラム

辛い時は橋本環奈が言っていると思え

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久しぶりである。

以前の記事を書いてもう2ヶ月が経ってしまった。働くと時が経つのが早くなると聞いたがこれほどまで早いとは思わなかった。新年もはや1月が過ぎてしまった。この調子だとまたすぐ年末がやってくるだろう。ボヤボヤしていたらこの早すぎる流れに取り残されてしまいそうだ。取り残されないためには我々も進化し続けなければならない。だけどあまりにも早すぎる時代に少し疲れた時は私のコラムでも読んでリラックスをして欲しい。そう大海原で浮いている一本の止まり木のようなコラム。そんな安心感を皆様にお届けしたい。

ストレス溜まる時ありますよね

本題と前置きが全然一致していなくてこれが文系と理系の壁か!と理系の方が思われるのも無理はないかもしれないが、何かクッションのようなものがなければうまく書けないという筆癖をこじらせているためご容赦いただきたい。さて、皆様はストレスが溜まるときはあるでしょうか。そう聞くと恐らく全員が全員頷くはずだ。ストレスのたまらない人間なぞおそらくこの世にいないだろう。そこで橋本環奈の話をさせていただきたい。前後の論理が全く分からないという方もいるかもしれない。だが、橋本環奈の話をしよう

橋本環奈

知っている人は知っているというか知らない人の方が珍しいかもしれないが橋本環奈とは「橋本 環奈は、日本の女優、歌手、アイドル。ダンスボーカルアイドルユニット「Rev. from DVL」のメンバーで、同グループとともに芸能プロダクション「アクティブハカタ」に所属している。」(wikipedia参照)これだけだとなんだただのアイドルの話かと思われるかもしれないが、彼女は何とただのアイドルじゃなくて「1000年に一度の美少女」という異名すら持っているのだ。千年前の美少女は誰かと置いといて純粋に1000年前と解釈すると今年から(2016年2月10日)1000年を引くと1016年。時は今平安時代の頃で藤原道長が摂政に就任し、「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」と有名な和歌を歌った2年ほど前だ。和歌の意味は大雑把に訳すとこの世の中満月並みに順風満帆で一回も失敗したことねーわと超俺様な内容だ。きっと宮廷では紫式部と清少納言が文章を書いて2分しており華めいた平安文化を築いていた頃だろう。つまり1000年に1人とは驚愕すべきことだ。

脳内に橋本環奈を飼え

さて話がだいぶそれてしまったが、ようやくここで本題だ。諸兄らは働いていく上でストレスを貯めるということはないだろうか。働いていく中で全くストレスフリーの方を見たことがない。満員電車や気に食わない同僚がいたりチクチク針を刺すかのように小言を言う上司。何故か納期が近いのに仕様変更を求めてくる取引先に、全く進まないプロジェクト。そして責任が重い割にそれに見合っているとは言い難い給料。他の業界とやらを知らないがITは特にパソコンとにらめっこをすることが多いため溜め込みやすいとは聞く。ちょっとここでストレス溜まりそうだなあという場面をいかに和らげるか書いてみよう。

「おいいいいいい作業すすめる時はちゃんとエビデンス取れって何回言わせるんだよ!」

「何だこのコードは!もっとレビューしてほかの人が分かるようなもの書けって言っただろ!!」

「そういえばクライアントの要望で仕様がまた変わったからさ。その辺よろしく。え?納期は変わらないに決まってるじゃん」

「もっとさあ話を分かりやすく説明してくれる?さっきから全然わからないんだけど。つまり何が言いたいの?」

この業界で仕事をしていたら1度は聞いた言葉じゃないだろうか。どちらが正しいとかこの際それは問わない。ただ言われる身としては多少なりともモヤっとするものが出てくるはずだ。ただ、これを橋本環奈が言っていると置き換えればどうだろうか。

「もー作業する時はちゃんと証跡残しながらしないと何かあったとき分からないでしょ。気をつけてね」

「このコード。私は分かるけどもう少し他の人が見やすいように書いてくれたら私嬉しいかも」

「ごめんね。お客さんがさちょっとだけシステムの変更言ってきたの。大変かもしれないけどまたやり直してくれる?」

「えーとごめんね。話の内容がちょっと難しくてさ。私頭は良くないから分かりやすく話してくれたら嬉しいな」

どうだろう。何かちょっと許せてしまいそうにならないだろうか。

というわけで実際に脳内に橋本環奈を飼ってみた

関係ないけれど、最近私の勤怠についてクレームが来てしまった。私の乗っている路線は遅延が多く、時間帯によればほぼ毎日遅延をするという中々小憎い路線だ。1月は雪が降ったりダイヤの乱れもあり私は遅延で月に5回の遅刻をするというハイスコアを叩きだしてしまった。学生の頃は遅延届けを出せば何とか許してもらえたが社会に出るとそう甘いものではなくなる。しかもこれが原因でクレームが来たとなるとなおさらだ。私は緊急として面談を開かれ上位会社の営業、弊社の営業、私の直属の上司と同席し詰められることになった。

仕事終わりに大の大人4名が貴重な時間を使って集まる。しかも内容は私の遅刻だ。この時点で結構情けなかったが、上位会社の営業の方の話を聞くと改善をすれば退場ということはないでしょうとのことだった。つまりこの状況をどう改善するかを伝えればとりあえず場が収まるのだ。

「とりあえず先月の遅刻は遅延が原因でした。ほぼ毎日、遅延が生じており平均して20分は遅れます。また駅は混みそこから出るだけで10分以上はかかるためこれまでは10分前につくようにしてましたが、20分前に家を出ることにします。出発の際には営業の方に別途連絡をし報告を積極的に致します」

社会人になると何かミスが起きたら謝罪は当然必要だが、何故それが起きたのか、じゃあそれをどうすれば改善できるのかと厳しく問われる。そのため今回の私の改善案はまあ良いんじゃないかと思った。最初険しい顔をしていた上位会社の営業も「その条件を守れるなら」と場がお開きムードになった。するとそこに上司が待ったの声をかけた。

「メールだと到着していないのに送って二度寝をする可能性がある。」

たしかにそうなんだがどれだけ信用されていないのか。周りもここから何が出るのかと上司の顔を見る。すると上司はこう言った。

「これからいつもより30分ほど早い時間に私がひろ氏君にモーニングコールをかけよう」

え?

一緒にいた上位会社の営業も弊社の営業も驚いた。もちろん私もびっくりだ。まさかこの年になってモーニングコールをかけられるとは夢にも思わなかった。しかも彼女とかじゃなく自分の上司に。改善案と上司の熱い熱意が伝わったのか上位会社の営業の方は帰ることになった。残されたのは我々自社のメンバーだ。弊社の営業(現場に突っ込んでアフターフォローは全然してくれない)は「そのー上司さんは本当にひろ氏さんにモーニングコールをするんですか」と尋ねた。私も少しマジかよという気持ちが強くにわかには信じられなかった。だが帰ってきた言葉はこんな一言だった。

「ひろ氏君の遅刻が0になるまでこれから毎朝モーニングコールをかけよう」

う~ん着信拒否をしようかなと思ったけれど私は受け入れることになった。つまりこの日から上司から毎朝モーニングコールが来るようになったのだ(現在進行形)

朝目覚ましを7個くらい付けた音を一つ一つ消しながら起きる。当然半分寝ぼけている。自慢じゃないが私の寝起きは悪い。すると携帯電話から遅延を見越していつもより早い時間に電話がかかってくる。しかも上司だ。いくら寝起きで機嫌が悪いとは言え不遜な態度なぞ取れるはずがない。

「もしもしひろ氏君おはよう。ああ、はい起きてます?じゃあ出社の準備と出るときと到着した時間にメールを下さいね。それでは」

毎日こんな感じの電話がくることになってしまった。恐らくというか普通に上司も辛いだろう。わざわざ朝早くに自分の部下に電話をするとは。そして私自身も結構辛いものがある。毎朝おっさんの声を聞くという事象もそうだが、そんなことをされてしまう私自身についても情けなく思うところが多々ある。要はこれもストレスだ。だがここでまた本題に戻ろう。もしもモーニングコールをかけてくれるなら橋本環奈だとしたらどうだろう。明るくハキハキと喋るややハスキーがかったあの声でモーニングコールをされていると想像したら。

「ひろ氏君。おはよー朝だよー今日もお仕事遅刻しないで頑張ってね」

もう眠気などどこかに霧散してしまうだろう。そう橋本環奈が言っていると思えば何事もストレスにはならなくなるのである。

■ストレスとは上手く付き合うものである

ここまで話して要は現実逃避してストレスを忘れろってことだろう。そう思う読者の方も多いかもしれない。だが、ストレスの原因は少なからず自分も招いているところがある。上記の点でも私が遅延多くてヤバいな。もう少し早く出て時間前に当然着くようにしよう。そういう意識さえあれば今回のできごとは生じなかった。つまり全くストレスの原因を忘れてしまうというのは問題の本質から離れてしまうことになり、問題の本質から離れると結果としてまた新たなストレスが生み出される。なのでストレスとはつかず離れずの距離というのを見つけるのが一番ベターな回答になる。

さてこんな時間までコラムを書いてしまったが、明日もまた橋本環奈からモーニングコールが来る。そうしてまた日々の仕事に取り組んでいくのだ。技術やヒューマンスキルの低い私が言うのもおこがましいかもしれないが、皆様もこれから辛い時は橋本環奈が言っていると脳内変換してみればどうだろうか。少しはこの生きづらい世の中もマシになるかもしれない。

それでは私は明日の橋本環奈のモーニングコールに備えて寝ることにする。あとやっぱりエンジニアライフでコラムを書く頻度が下がっているので当エンジニアライフのアイドルのSさんが喜んでくれるだろうかしらんと思って書く頻度を増やしていいきたいなと思います。

Comment(7)

コメント

匿名

大丈夫!自分なんてインフルエンザって嘘ついて挙げ句のはてに無断欠席したくずなんで。今では反省してますがorz

h

橋本何某は結構ですが、解雇時の予防線を会社側から張られたのだと危機感を持つべきじゃないですかね。
今回のケースではひろ氏さんの個人ストレスよりも、周りに対して与えたストレスの方がより大きいと思いますけど。
それを解消する前に
>ここまで話して要は現実逃避してストレスを忘れろってことだろう。
>そう思う読者の方も多いかもしれない。
>だが、ストレスの原因は少なからず自分も招いているところがある。
これって間違っていませんか?

Anubis

答えにくそうなコメントが付いてるので一応フォロー。

>ここまで話して要は現実逃避してストレスを忘れろってことだろう。
>そう思う読者の方も多いかもしれない。
>だが、ストレスの原因は少なからず自分も招いているところがある。
これって間違っていませんか?

私は間違えていないと思う。周りに与えたストレスが大きいなら
まずそれを解決するのが最優先だ。

その手段として、自分のストレスを軽減するアプローチは有効だ。
自分がストレス抱えてたら、良い方法も浮かばんし、最悪潰れる。
そうなれば、更なる迷惑を振り撒く事だろう。

周りが迷惑だから、お前はけしからん!では何も解決しない。
解雇の予防線を張られたからこそ、この方法が有効だと思う。

ついでにいうなら、モーニングコールにも橋本環奈だと思って
ありがとうを言ったらどうだろう。

ただ、私は橋本環奈より中川翔子を推したい。

h

Anubisさん

私が間違っていませんか?と思ったところは
>だが、ストレスの原因は少なからず自分も招いているところがある。
のとこです。

漠然としたストレズ全体にたいしてはAnubisさんやひろ氏さんの仰る通りと思いますが、
今回話に出てきたストレス云々ってひろ氏さんにしか原因は無いのに「少なからず自分も~」ってどういう事かと思いまして。

Anubis

hさん

なるほど。hさんの言うことは筋を外してはいないです。
ただ、語調が強いので、返答の仕方が難しい。

こういう厳し意見も必要なので、バスっと言うのはOKです。
ただ、強い語調に乗っかって、好き放題批判する人が来たりもする。

そんな理由でフォロー入れさせてもらいました。
コメント自体は良いアドバイスだと思います。

理系脳

いくら脳内でも人を「飼ってみた」って言い方が酷いです。
いい意味で使ってるようですが、呼び捨てだし、飼ってみたってお前何様だよとしか思えない。

まぁこんな事書かずに脳内にひろ氏を飼ってストレス発散に殴るのがいいのかもしれないですけど。

一見さん

まあ何はともあれ、面白かったです。^^

>「もー作業する時はちゃんと証跡残しながらしないと何かあったとき分からないでしょ。気をつけてね」

「もー」がいいですね!かわいい(^▽^)

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