英語学習継続(ほぼ)1周年記念「TOEIC 730点への道」
「iPod touchを買ったので、英語学習アプリで英語を勉強して、どの程度スキルが上がるかTOEICを受験して確かめたい」。そうコラムで宣言したのが昨年の11月初旬。
あれから、ほぼ1年が経ちました。
英語学習は、まだ継続しています✨
飽きっぽい性格なのに(笑)。
今回は、多少SWテストの連載で書いていたことと重なるかもしれませんが、今年1月にTOEICを受験(570点取得)した後、「今日までどのように英語学習を継続できたか」について、役に立った教材や心構えをまとめていきたいと思います。自分自身、見える化したいという思いもあったので。
■瞬間英作文トレーニング
日本語の一文を見て、瞬間的に英訳するという学習方法です。どんどん話すための瞬間英作文トレーニングという本で有名になりました(この本はオススメです)。
範囲は中学英語の最初から最後までなので、中学までの英文法が身についているかを確認する手段としても使えます。序盤ですら英訳できないと、そんな自分にイライラするかもしれませんが、瞬間的に英訳できるようになると楽しくなってきます。
楽しくなってくると高校レベルのもやってみようかという気になり、英検準2級の過去問題集を購入して、解答集の和訳文を見て英訳する勉強もしていました。
■リトル・チャロ2(NHKの語学番組)
以前のTOEIC連載で、コメント欄で紹介してもらった番組です。子犬チャロの冒険物語です。テレビとラジオで同時放送していて、ラジオは物語の完全版、テレビはラジオの表現を一部削除したり易しめにしたりしてアニメ化している、というポジションです。しかもラジオ版は、リアルタイムに放送で聴けなくても2週間程度なら公式サイトでストリーミング音声で楽しめます。
今年の4月から、新しい冒険物語として「2」がスタートしました。毎週、ラジオを中心に学習を続けています。ラジオ版のテキストも買っていまして、テキストを見ないでリスニング、テキストを参考にしつつシャドーイング、番組でフィーチャーする表現の学習、その回の要約を英文で記述、といった学習をしています。
物語ということもあって、一度はじめると止められなくなります。感動してしまい、英語学習どころじゃなくなる場合もあります(笑)。物語は佳境を迎えますが、いまからはじめても遅くないと思いますし、1話目からはじめたい方はCDを買うか、来年4月からの再放送ではじめると良いと思います。
ちなみに、前作のリトル・チャロはDVD化されています。全5枚をBOX化したリトル・チャロ プレミアム・コレクションというものも発売されています。
最終話(来年3月)まで聴けたら、4月からはビジネス英語のラジオを聴こうかなと計画中です。
■ゲームの英語実況動画
僕自身がテレビゲーム好きだからというのもありますが、英語圏の方がゲームを実況しながらプレーしている動画を観ています。YouTubeで「Let's Play」と検索してみてください。ゲーム実況動画が沢山出てきますよ。
当然ですが、トランスクリプト(実況の原稿)はありません。しかも、人によってはスラング満載です。ただ、好きな分野の動画を観ているからか、何となく何を言っているのかが分かります。
実況ではありませんが、「Angry Video Game Nerd」(以下、AVGN)という動画もオススメです。「怒れるゲームオタク」という名のとおり、AVGNと名乗るアメリカ人の方が所謂「クソゲー」と言われているゲームをプレーして、「こういうところがなってない!」という説教をする動画です。ただし、こちらもスラング満載なので、その点は注意です。
AVGNの公式サイトもありますが、日本のファンの方が和訳した文を追加した動画をニコニコ動画にアップロードしてくれていて、そちらを中心に観ています。リトル・チャロのDVDもそうですが、意外と和訳文だけでも、何と言ってるかが聴き取れるものですよ。
■TED
TEDというサイトがあります。「Technology, Entertainment, Design」という単語の略だそうです。このサイトは、そういったことをテーマにした英語のプレゼンテーションを集めたサイトです。非常に質の高い英語が聴けます。しかも、トランスクリプト付きなので、それを見ながら英語を聴くことができて、非常に勉強になります。
■NY TimesのアプリとCNETのPodcast
昨年11月のiPod touchを買った直後では「NY Times」や「TIME」といった雑誌や新聞の記事が読める各種アプリを試してみるも、英語力が追いつかず、まったく読めませんでした。
今年の9月になり長距離通勤になってから、時間つぶしのために英字新聞を買って読んでみたら、意外と読めるようになっていました。しかし、混雑した車内で新聞を広げるのがうまくできなかったため、iPod touchで英字新聞を読もうと思いました。そこで利用しているのがNY Timesのアプリ。家を出る前に起動し、最新記事を読み込んでおくと、オフラインでも記事を読むことができます。未だに分からない単語も多いですが、記事のジャンルによっては内容を推測しながら読むこともできるので、ある程度の英語力が身についた方にはオススメしたいです。
朝の出社時はNY Timesでリーディング、帰りは仕事で頭が疲れていることもあり、リスニング中心にしています。CNETのPodcastならIT系の話題が満載なので、やはりある程度なら内容が理解できると思います。特にオススメは「BUZZ OUT LOUD」と「The 404」。どちらも、数人の出演者で会話しながらIT系のニュースを紹介するというPodcastです。
■RLWSをバランスよく、好きなときに好きなものを
以下は心構え。英語学習には大きく分けてリーディングとリスニング、ライティング、スピーキングの4種類があります。加えて、英文法と英単語もあります。同じ分野をずっとやっていても飽きてくるので、それらをバランス良く勉強するのが長続きするコツかと。「バランス良く」といっても、きっちりバランスを取る必要はなく、「今日はこれをしたいから、これをやろう」「ちょっとこれをするのは飽きてきたから、別のことをやろうかな」というように、自分の心に素直に対処すれば良いと思います。
■腹八分目にしないと嫌になる
「今日はこの教材を、このページまでやる! まだ何ページもあるけど、絶対にやりきる!」といって勉強していると、その教材を使うことが嫌になります。それで嫌になって押入れの奥にしまった教材は数知れず……(苦笑)。決して、無理をするべきではなく、「もうちょっとやりたいけど、明日でいいかな」という程度で勉強を止めることが、ひとつの教材、ひいては英語学習を長続きさせるコツのひとつかな、と思います。
■遊んでいるつもりが学習になる
AVGNの動画を観る、リトル・チャロのアニメを観る、洋楽を聴く……。そういった、一見「遊び」であって「勉強」ではないと思われるようなことも、結果的には英語学習になっていると思います。参考として、アルク社の「1000時間ヒアリングマラソン」では、洋楽や洋画で楽しんだ時間も1000時間に含めて良いというルールになっています。動画で楽しんだ時間は決して無駄ではないです。「今日は動画ばかり観て全然勉強しなかったな」とは思わず、動画を観ただけの日でも「英語学習した」と胸を張って思えば良いと思います。
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まとめは以上です。
1年近くも英語学習を続けていると、自分の中でも明らかに英語力がアップした感がありまして。以前書いた「次回のTOEIC、目標は730点以上。あわよくば800点以上」を本格的に目指すためのTOEIC対策をそろそろ始めようかなと思っています。
明日からもiPod touchを駆使して英語学習を続けていき、目標に向かって努力していきたいと思います。
コメント
こんにちは。
私も最近細々と英語学習を初めており、あずKさんのコラムを大変参考にさせていただいています。
実際に学習を経験している方のアドバイスはとても参考になります。
次回の試験、頑張ってください。
まだ若い人
こんばんは。
私も飽きっぽい方ですが、遊びを取り入れることで
何とか英語を続けられています(ゲームの実況はいいですよね!)。
ほかにも、スコアで英語力を確認できるというのは
モチベーションを保ちやすいのかもしれません。
9月に受けたTOEICは650で、3ヶ月で50点くらい伸びているので、
今のペースだと1月には710くらい取れる見込みです。
でも、ちょっと頑張って私も730目指してみようかな(笑)
目標達成できるようにお互い頑張りましょう!