今年のチャレンジ
2002年4月17日の「@IT通信」に掲載したコラムを紹介します。社会人になってしまうと5年、10年のスパンがあっという間といいますが、だからこそ細かく「5年先」を意識してみるのが大事なのかもしれません(文中の記述は当時のものです)。
■□■
3月末に@ITのジョブエージェント初のオフラインセミナー「ITエンジニアのための自分戦略セミナー」を実施し、そのサポート隊としてこのセミナーを見ていたときに、わたしもあらためて自分のキャリアや仕事内容について考え、ふと思い出したことがあります。
学生のころ、入社試験の面接で「あなたは5年後、どうなっていたいですか?」と、面接官に聞かれました。
「お客さまに愛される営業Womanになっていたいです」
真顔でこう回答したその会社に入社となりました。それから時は流れて……結局、バリバリの営業Womanにはなりませんでしたが、お客さまに好印象を持ってもらえる製品を作りたい、イベントやセミナーをやりたいと、“お客さまに愛される”気持ちは忘れずに、仕事をし続けています。
さて、この3月のセミナーの時期は、@IT社内は今年の自分の業務についての目標を立てるのに、全員が四苦八苦していました(@ITの新年度は3月からです)。年間を通してのチャレンジ目標と、それぞれに対するアクションプランを1つにまとめて形にします。
その中で今年のわたしの業務は、イベントやセミナーに重点が置かれることになり、また@ITが今年度に力を入れたいものの1つであることも確認できました。
仕事やキャリアの目標やそれらを達成するためのアクションをまとめるのは、面倒で時間もかかるので、後回しになりがち。でも真剣に自分の仕事内容について考える良い機会となりました。
考えた結果、まず第1四半期のメインは、「翼システム カンファレンス2002」での@IT企画・提供のデベロップメントトラックです。今年@ITがチャレンジしようとする新しいコンテンツ提供の試みです。
そして今年のわたしのチャレンジは、イベントやセミナーなどを@ITの中で育て、大きくすること。もちろん読者の皆さんに「@ITだから行きたい!」と思ってもらえるものを作り上げること。
5年後のわたしは……やはりまわりの人を喜ばせる何かをしているんだと思います。それが何かは秘密です。
皆さんの今年のチャレンジは何ですか? そして5年後は?