@IT編集局長の休日
2002年2月27日の「@IT通信」に掲載したコラムを紹介します。何かを組み上げるという作業は、文章でもプログラムでも日曜大工でも、同じような楽しさがあるのかもしれませんね。ううむ、やりたくなってきた。
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編集局長(編注:当時)の新野です。半年前に引っ越した後、どういうわけか木工工作に目覚めてしまいました。
というのも、引っ越したときに新しい家具が欲しくなって、無印良品や千趣会などのカタログをつらつらと眺めたりしていて、目にとまったのが、おしゃれなローテーブル。木の板を組み合わせて、キャスターで移動できるようにしただけのシンプルなものが、2万円ナリ。
2万円は高いなあ、と思っているうちに、うーむこれなら作れる!──と、近所のDIYショップで、差し金(L字型モノサシ)、紙ヤスリ、ウレタンニス、カナヅチ、ボンドなどを買い込んで、東急ハンズで切った木を入手し、「とんてんかん、とんてんかん」と始めてしまいました。
木工工作なんて、高校生のときに自宅の郵便受けを作って以来ですが、なんとかなるもの。組み立てるうちに釘では強度不足なのが分かり、さんざん迷ったあげくに電動ドリル兼ドライバを追加購入。しかしこれが大当たりで! ドリルで下穴開け、ドライバで木ネジをぐりぐり突っ込むなど、ぐんぐん組み立てが進みます。おかげで作るのが楽しい!
完成目前で最大の山場はヤスリがけと塗装でした。木肌を整えるために冬のベランダに出て、ごしごし半日ヤスリがけをして、塗装。さらにヤスリがけ、再び塗装、の繰り返し。結果、情けなくも筋肉痛になりましたが、なかなかおしゃれなローテーブルが出来上がりました。それなりのもんです。
工具込みでだいたい1万5000円ナリ。目論見通り、市販品より安くあがりました。ばんざい!
気をよくしたわたしは、今度は寝室のほうに使う予定のテーブルを作成中。さらにテレビ台や電話台も作るべく構想してます。