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リーダーなんてなりたくなかったのに -「自分が主体で動いた感」が持てた!

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リーダーなんてなりたくない

 「理想的なリーダー像なんてリファクタリングしちゃえ」というこのサイトの竹内義晴さんの記事の中で、「誰もリーダーになりたくない」という話が書かれていました。

 リーダーって一人で責任を負わなければいけない。トラブルが起きたら先に帰るわけにもいかないし負担は大きいものです。私もリーダーになりたいとはあまり思いません。給料が3倍になるとか、某会長のように5億とか10億とかもらえるのなら別ですが。

 特に理系のエンジニアだと、対人関係で悩まされるリーダー業をやるよりも、一人で黙々とパソコンに向かっていた方がいい、と思う人が多いだろうと思います。「誰もリーダーになりたくない」というのはどこにでもある話ではないでしょうか。

リーダーには兼任者が多い

 リーダーをやりたがらない人が多い中で、リーダーをやる人っていくつものリーダーを兼任していることが多いと思います。例えばY社の社長がPHP技術者認定機構の代表理事とPails技術者認定試験運営委員会の代表理事などを兼任していたり。1つだけでも忙しいはずなのに。

 どこかでリーダーをやって実績ができると、「あの人ならリーダーに最適だよ」と推薦されるようになります。そしてPTA会長や町内会長やなんちゃら委員会の委員長などいろいろなリーダーをやることになるケースが多々あります。好きでやっているのならいいのですが、いやいややらされているとしたらそれこそ大変ですよね。

リーダーも慣れれば楽になってくる

 Y社長と比べるとレベルはずいぶん下がりますが、私も会社ではチームのリーダーをやっています。

 今年はそれに加えていくつものリーダー業をやりました。私は趣味でおやじソフトボールチームに入っています。今はもうシーズンオフですが、今年はチームの面倒な世話役は私がやっていたので試合での指揮以外は実質的なリーダーでした。ちなみに来シーズンは正式に監督をやることになっています。

 あと今年は何度かイベントを企画したり、毎月勉強会を開催したりと、自分が決定権を持って動く機会、つまりリーダー業が急に増えました。こんなふうにいくつかリーダーをやると、リーダーを引き受ける敷居がだんだん下がってきます。「このリーダーをやってよ」と言われたら以前なら嫌がることが多かったのですが、このごろはホイホイとまではいきませんが、引き受けることもできるようになってきました。やればやるほど忙しくなるはずなのに。

 リーダー業をいくつもやったので、なんだか今年は「自分が主体で動いた感」を持てました。面倒だったり忙しかったりしたけれど充実した一年でした。ということで、今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします。

 また来週も書くけどね。あべっかんでした。

Comment(2)

コメント

iso

リーダーやるだけならいくらでもしますけど、予算とか命令権とかが全然伴ってないリーダーなら全くお断りですよねぇ。
この間もOAフロアの改装があったんですけど、電設屋さんに頼む料金も新しい什器を買う予算も全く示されず、そのうえ複数の部署が寄り集まる改装だったのですが利害調整をだれが決定できるのか全くわからず、結局最初に被害を受ける(工事発注できるの?LAN誰が引くの?)SEの私が何もかも仕切る始末。
で、なんとかまとめた話を予算執行できるエラいさんのところに持っていったら「中古什器と便利屋使う」って・・・それ、最初に言ってよ(コマーシャル並感
普段からこんなのばっかりなんで、たとえプロジェクトが頓挫しようとリーダーには絶対立候補したくありませんね

abekkan

>iso さん

予算なし、権限なしのリーダーって、あるあるですよね。
そうなると組織の上の人のための便利屋でしかありません。
規模に応じた決定権は欲しいものです。

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