目のつけどころを良くするだけでレベルアップができるかも!
この車ばかり走っている?!
先週のコラムにも書きましたが、私は最近車を買い換えました。ベンツです。
すいませんベンツはウソでした。国産の大衆車です。最近売れているありふれた車です。新車で走っていると町で同じ車とすれ違うことが多いこと多いこと。こんなにたくさん走っているのか。それまではこんなに多いとは思わなかったのに。みんな私の人気をあやかってマネして買ったのでしょうか?
いや、きっとそんなことはありません。私が買う前からたくさん走っていたのでしょう。ただ、私がこの車を買おうと思ってから、この車種を見分ける選球眼ならぬ選車眼がよくなったのでしょうね。今までは見過ごしていたものが見えるようになったのです。
車内であなたが見るものは何?
朝、通勤電車に乗ったとき、あなたの目には何が入ってくるでしょうか? 私は高校生の息子と娘がいるので、高校生が気になります。あいつはこの駅で降りるからY高かな?、あの娘の制服はS高かな?、などと思ったりします。
もしも私が禿げてきたら、他のオッサンの頭髪ばかりを見て気にするようになるかもしれません。もしも私が痴漢だったら、かわいい女性ばかりを気にすることでしょう。同じ場所で同じ景色が目に映っているはずなのに、脳に入ってくるものは人によってまったく違うのです。
目のつけどころを良くすれば
ITエンジニアの初心者がシステム障害のログを見たときは何が頭に入ってくるでしょうか? 「Error」の文字くらいかもしれません。これがベテランになると、何が起こってどうなったかを読み取るためのキーワードが頭に入ってきます。そして一瞬で状況を把握できたりするのです。目のつけどころが違うのです。
逆に言えば、目のつけどころを良くすればベテランなみの能力が得られそうです。何を意識するかで目から脳に入ってくるものが変わってくるのですから。レベルアップするためには、まずこの選球眼、選車眼、選バグ眼、つまりはポイントを見つける眼を鍛えることから始めるといいのかもしれません。目のつけどころを意識しましょう。
都合が悪いものは見えないという選球眼を持っているあべっかんでした。
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コメント
コバヤシ
ポイントを見つける眼を鍛える、大事だなあと思いました。
障害が起こった時のエラーメッセージだけで原因と解決策が浮かんで解決できたときなんかは「成長したなあ」と自画自賛したものです。
ちなみにわたしは電車で本を読んでいる人ばかり見ます。「あの人は小説っぽいな」「あの人は参考書読んでる」など周りの人をチラ見してしまいます。
abekkan
>コバヤシさん
コメントありがとうございます。
電車の中ではみんなスマホを見ていて本を読む人は少なくなりましたよね。
新聞を読んでる人なんて滅多に見なくなりました。
でも私はスマホを見ているようで、実は電子書籍を読んでいることもあります!