ロボットにスポーツをやらせたら?!
高度になった練習用マシン
先日、女子バレーボール世界選手権が行われ、テレビでも中継されていました。バレーの練習風景で、ブロックをするロボットを使った練習が紹介されていました。そのブロックマシンは、選手がスパイクを打とうとするとその動きに反応して選手の前にスライドし、打つタイミングに合わせて手を上げてブロックするのです。全日本チームの練習に使うくらいですから、そのブロックの実力は世界レベルなのでしょう。
スポーツの練習に機械を使う例としては野球のピッチングマシンがあります。これは昔からありますが、単に設定したスピードや回転でボールを投げるだけです。相手の動きに合わせて動作が変わるわけではありません。バッターの動きを予測して大リーグボール1号を投げられるわけではありません。
それに対してブロックロボットは、相手の動きに連動して動くので高度なロボット技術が必要でしょう。ただ、自動にすると人間のフェイントなどに対応できないようで、コーチが手動でタイミングをとって操作しているそうですが。
人間はスポーツではロボットのパワーにかなわない
ブロックマシンが人の形に進化して、人間と混ざってプレーができるようになったら便利だろうと思います。練習で人が足りないときに入ってもらってもいいし、正確なトスを上げてくれるので練習もはかどります。
また、将棋やチェスの世界では人間対ロボットの試合が実現しています。スポーツでも、人間チーム対ロボットチームの対戦が可能になったら楽しそうです。
でも、人間はパワーやスピードや身長に限界がありますがロボットにはありません。ロボットが本気を出して時速300キロのスパイクを打ってきたら人間はひとたまりもありません。勝負になりません。身体能力で人間がロボットと戦おうというのは無理がありますね。
ロボット同士の対戦は盛り上がりそうだ
高専や機械系の大学や企業が参加するロボットカップがときどき行われています。ロボットに難しいコースを進ませたり物を運ばせたりして競います。これが進化すると、実際に人間がやっているスポーツをさせることができるかもしれません。
特に格闘技などは試合で選手がケガをすることもありますが、ロボットにやらせれば人間は安全です。それがスポーツと呼べるかどうかは別として、人が直接戦わずにロボットを操作して勝敗を競うのも楽しそうです。対戦ゲームが3Dになったようなものですね。2次元の対戦ゲームよりも迫力があります。プロのゲーマー同士の対戦となれば観客も見込めるでしょう。事業化すれば一儲けできそうです。そして試合のときはこんな感じでしょうか。
「行け、体当りだ!」
「乱れ引っ掻きで攻めろ」
「今だ、10万ボルトだ!」
なんかポケモンバトルになってしまいました。あべっかんでした。
※子ども向けと大人向けの「エクセルVBAプログラミング超入門勉強会」を横浜で企画しています。興味のあるかたはぜひお越しください。
10/28 大人向け、11/11 子どもと大人向け