結婚相手は抽選で! -嫌われることを恐れては改革はできない
結婚相手は抽選で!
「結婚相手は抽選で」というテレビドラマ(土曜 23:40~)を見ました。
少子化対策担当大臣(若村麻由美)が大胆な法案を可決させました。「抽選見合い結婚法」。離婚歴のない25~39歳の男女は抽選した相手と見合いをしなければならない。相手に会って2回までは断ることが可能。3回断った場合は、テロ対策活動後方支援隊に2年間入る義務が生じる。ずいぶんと強硬な法案です。以前に本で読んだ「70歳死亡法案可決」と似ているな、と思ったら原作者が同じ垣谷美雨でした。
それでもモテない男はモテない
そんな法案ができて、独身者たちは怒って大暴れ、と思いきや、中には喜んでいる人もいました。主人公のITエンジニア(野村周平)とそのオタク仲間は「これで結婚できるかもしれない」と喜びます。こういった政府による強制力でもなければ女性と付き合うことができない男たちです。それでも断られるんですけど(続きはテレビで)。
こんなお話にモテない男としてよく出てくるのがITエンジニアのオタクです。そんなふうに思われているのがちょっと悲しいですね。ITエンジニアの地位向上とイメージ向上を!
嫌われることを恐れては大きなことはできない
この法案「抽選見合い結婚法」って私は好きです。少子化を本気で防ごうと思ったら、これくらいのことをしなければダメでしょう(ドラマの話なので本気で怒らないでくださいね)。まあ、問題だらけの法案ですし、少子化対策担当大臣は大バッシングを浴びることでしょう。
ただ、何か大きなことをしようとか、改革をしようと思ったら、大バッシングを浴びようと、誰にどんなに嫌われようと、強行しなければできません。
職場でも、大きな実績をあげたプロジェクトマネージャーなどは、味方もいるものの敵も多く、大嫌いに思っている部下もいるのではないでしょうか。人はそれぞれ考え方が違いますから、何かを強く主張すれば反発する人もいるのは当然のことです。仕方がないことです。
逆にプロマネが上司にもメンバーにも好かれようとしていると、自分の意見を貫けない頼りないプロマネになってしまいます。部下にとっては楽かもしれませんが、優秀なプロジェクトにはなりません。八方美人ではダメなのです。
いい功績を残したい。ガッツリ稼ぎたい。そう思ったら嫌われることを恐れてはいけません。私もこれからは嫌われることを恐れずに生きていこうかと思います。
ただ嫌わるだけのオッサンになりそうな気もするあべっかんでした。
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10/28 大人向け、11/11 子どもと大人向け
コメント
仲澤@失業者
人権無視の法案が通るのであれば、
卵子と精子の強制提出義務化し、出産業務を外注したほうが話が早いかもしれません。
「電動ドリルを買いに来た人が必要としているのは、ドリルではなくて穴である」
ということですね(笑)。
atlan
「恋と嘘」が4年前だから、これがベースか何かと思ったらこの原作は8年前か
abekkan
>仲澤さん
それでは、「養殖人間」になってしまいますね。我々「天然」とは違う品種の!!
abekkan
>atlanさん
「恋と嘘」っていうのもあったのですね。たしかに似ているようですね。
user-key.
結婚を強制させることより、子育てが出来ない場合、強制的に特別養子縁組を行うほうが現実的ですね。
毎年、何人の子供が育児放棄を含めた虐待で死んでいるかを知れば、それ以上に育てられていない子供が居るってことも理解るだろうし。
最近のnews等を聞いていると、同性婚が生産的でないので認めないって人は、年寄りや生殖機能に障害が有る人の結婚も認めないって言うのでしょうか?って思ってます。
abekkan
>user-keyさん
コメントありがとうございます。
結婚を強制したら他にも多くの問題がでてくるでしょうね。同性婚とか、夫婦別姓とか、今でもいろいろ問題がありますから。
万人が納得できる解は無いような気がします。