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SESって何よ? -聞き手が分かることばで話をしよう!

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先日、SESについて書かれた記事がありました。SESはなくすべきだという記事でした。

SESって何?

 無知な私はSESという言葉を知りませんでした。サーチエンジンスペシャリスト?、何がいけないの?

 ここで言うSESはシステムエンジニアリングサービス契約の話でした。IT業界でよくある二次請け、三次請けの契約の話です。偽装請負とか多重派遣とかいう言葉が入っていれば何の話か分かるのに。タイトルだけ見て何の話か分からずに読まなかった人もきっと多いことでしょう。いい記事だったのにもったいない。

SASって何?

 私の職場では毎日SASという言葉が飛び交います。先日、「SASも見といてね」と言われた新人がサザンオールスターズのDVDを見ていたら課長に殴られたとか殴られなかったとか!

 SASと聞いたら何だと思いますか? サザンオールスターズだと思う人が多いでしょうか。スカンジナビア航空だと思う人もいるでしょう。「素敵なあべっかん好き」だと思う女性もいるでしょう(いねーよ!)。私が大学時代に所属していた応用物理科学研究室ではSASと言えばステンレスの型番でした。でも今の私の職場ではSASと言えばSerial Attached SCSI を指すのが暗黙の了解です。

略語で話をしないで

 IT業界ではアルファベットの略語を多用します。漢字の略語ならまだ推測ができますがアルファベットでは推測もできません。SASのように略語のとらえかたは人それぞれです。それなのに、知ってて当たり前でしょ、知らないなんて遅れている、勉強不足の人とは話したくないねぇ、と言わんばかりに略語を多用して話をする人が多くいます。自分だって半年前は知らなかったくせに。

 聞かされたほうも、知らないのは恥だと思って知っている振りをして話を聞きます。でもそれがいけません。話し手をなおさら自分勝手にしてしまいますから。

 「何それ?」とか「分からないから説明してよ」とか「自分だけしか分からない言葉で喋るんじゃねえよ、ボケ!」と聞き返すべきです。みんながそうしていれば、「ITエンジニアの話は分からねぇ」と言われることも少なくなるのではないでしょうか。あのDAIGOだって略語を言った直後に説明してますからね。

聞き手が分かる用語だけで話をするのもスキルのうち

 先日、初心者向けにエクセルのプログラミングのトライアルセミナーを行いました。受講者の多くはプログラミング初心者です。そこでの感想でこんなのもありました。「専門用語が多くて難しかった。セルとか」

 えっ、セルって専門用語だったの? エクセル表の1つのマスをセルと呼びますが、私は専門用語とは思わずにみんな知っているものだと思って使っていました。私にとっては意外な気付きでした。エンジニア以外に対してもついつい使ってしまう専門用語。誰にでも分かるように話ができることもスキルのうちだと思います。

 そんな初心者向けのエクセルプログラミングセミナーを7/29と8/18に開催します。親子向けですが初心者の大人だけが参加しても役に立つようになっています。初心者向けにエクセルのセルから説明しますから。

 あべっかんでした。

「夏休みの自由研究ができあがるエクセルプログラミング入門セミナー」の参加者募集中です(7/29と8/18)。興味がありそうな人や、素敵なあべっかんが好きだから会いたいという女性(いねーよ!)がいましたら教えてあげてください。
programing_seminar1.jpg

Comment(3)

コメント

通りすがり

細かいことですが、ステンレスは「SUS」ではないでしょうか。
ちなみに自分的には「SAS」はスカンジナビア航空です。

abekkan

>通りすがりさん
コメントありがとうございます。
私も、SUSだったかなあ? と思ってググったら、SUSもありますけど、SAS規格(Stainless Steel Association Standard)というのもでてきたので使いました。
(一応ウラをとってから書きました!)

通りすがり

>abekkanさん
ああ、そういう規格があるんですね。ステンレスというと反射的にSUS430とかSUS304と
思ってしまいました。勉強になりました。

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