初めてのセミナー開催 で気づいた3つのコツ
初めてのセミナー開催
「エクセルVBAのプログラミング入門」というセミナーを先日開催しました。セミナーと言っても、トライアルなので90分という短い時間でしかも受講者は小人数の知人だけというものでしたが。けれども、今までに人前でプレゼンすることはあったものの30分以内しかしたことがなく、1時間以上話をしたのは今回が初めてでした。なのでいい経験になりました。
そこで気づいたことが3つありましたので紹介します。
パワポの資料は少なめに
説明用にパワポの資料を作りました。写真や絵を入れて、アニメーションでギャグも仕込んで。ファイルがいくつかに分かれていたのでファイル名に番号をつけてスムーズに進行できるように準備しておきました。単調になってしまわないように、ワークを入れたり、ホワイトボードで説明することも考えていました。
でもなかなか思い通りにはいかないものです。ワークを受講者にやらせてみると、思ったよりすぐにできた(というか何も思いつかないで終わった)ものがある一方、予想よりも書き込むのに時間がかかったものもありました。私は時間を気にして、とにかくパワポの資料を最後まで進めます。するとホワイトボードに書いて説明しようとしていたことを忘れて結局ずっとパワポでの説明になってしまいました。あとから配るつもりでいたワークの解答も配り忘れてしまいました。
パワポの資料を終わらせるのに手いっぱい、というのは良くなかったです。パワポの資料が多いと気持ちがそれをこなすことだけに向いてしまいます。パワポの資料は少なめにして、口と体を使っての生きた説明を長くしたほうがいいですね。と気づきました。
初心者向けに丁寧に説明しすぎてはいけない
入門コースなのでプログラミング未経験の初心者向けの内容です。サンプルプログラムを私のPCで動作させるのを受講者に見せながら説明するという形にしました。初心者向けなのでサンプルプログラムは簡単なものにしました。使われるコマンドも基本的なものだけです。コマンドには丁寧な説明を書き、説明もしました。
でも、セミナー後に受講者に感想には、難しい、もっと易しいコースのほうがよかった、というものがありました。「う~ん、初心者向けに丁寧に説明したつもりだったのにダメだったか...」 と思っていたところで私はある人の名言を思い出しました。
『初心者にプログラミングを理解してもらうためにはプログラミングの説明をしてはいけない』(キャリアコンサルティング高橋)
そう、このサイトのコラムです。初心者に説明しようとする場合、一般的には丁寧で分かりやすい説明を心がけます。しかしそのような説明をすればするほど、自然と言葉数が増えていきます。その言葉数が増えること自体が初心者にとっては何よりの苦痛なのだそうです。
高橋さんはこの理論にもとづいて説明をしないプログラミング初心者向けのドリルを出版しています。私も次にセミナーを開催するときには説明を多くせずに、体を使って体感して理解するようなセミナーにしてみたいと思います。なんだか次が楽しみに思えてきました。
以上がセミナーを開催してみて私が気づいたことでした。
えっ、2つしかないって?!
えーっと、プレゼンの説明やコラムではポイントを3つにすることが基本です。3つにすると聞き手の頭にも残りやすいのでちょうどいい数なのです。なので「3つの~」というタイトルをつけたり最初に「3つあります」と言い切るのです。そのあと3つ思いつかなかったときは、「えーっと、3つめはなんだっけ? 忘れちゃいました!」とごまかすことで笑いも取れます。これが3つ目のコツです(?!)。
あべっかんでした。
コメント
キャリアコンサルタント高橋
こんにちはー。
研修で学びを深めようとする場合、参加者同士で気づきを促すワークセッションの考え方が有効だったりします。
例えば、ある実習をが難しかったとして、それを理解してもらう方法にこのようなやり方があります。
①二人一組になって、今行った実習で難しかった内容をシェアしてもらう
②「難しかった」話を任意のペアに発表してもらう
③「難しかった」内容を他の人(もしくは全体)に投げかけ、答えをもっている人の話を拾う
④「難しかった」と答えたペアにその答えを投げかけ、今ならどう振る舞うかを考えてもらう
実際にはコーチング的に流れになりますが、会場全体を使って学びを深めていくようになると、参加者の気づきが深まり、満足度も上がると思います。
よろしければご参照くださいませ♪
abekkan
>キャリアコンサルタント高橋さん
コーチングありがとうございまず。
セミナーを良くしていくには何度もやって経験を積むことが必要だなあと思いました!