Excel VBA マスターへの道(7) -資格試験のテキストで技術の漏れをカバーせよ!
第6話の続きです。
コラムを格好良く締めるには?!
さて、長々と偉そうに書いてきてしまったこの「Excel VBAマスターへの道」シリーズ。何回か書いたときにふと思いついた。 そうだ、資格を取ろう! せっかくExcel VBAのネタでこれだけコラムを書いているのだから。VBAエキスパートという資格試験があるから、それを取って締めればコラムとしても格好がつくだろう。
資格試験なんて簡単(?)
私はいろいろとExcel VBA を使ってきた。「裏技」が書かれた本も何冊か持っている。分からないことがあるとネットで調べては必要な処理をいくつも作ってきた。だから資格試験の内容もだいたい分かるだろう。
VBAエキスパートの試験のテキストを取り寄せた。まずはどんなもんかな、と思って模擬テストをやってみた。ところが半分もできなかった。あれっ?!
私はExcel VBAの複雑な処理も作ってきた。でもたまに前任者が作ったツールの中に使われていて、よく解らないまま流用していたコードもあった。そんなコードについてもこのテキストでちゃんと説明されていた。さらには、セルを右クリックしたときに出すメニューを変える方法も出ていた。私は裏技をいくつも使ってはいたが、実は知らない「表技」がいくつもあったのだ。
とにかくこのままでは合格点は取れない。私はマジで勉強する羽目になった。なにしろここで落ちたらコラムの続きをアップできない。コラムニスト生命がかかっているのだ(!)。
資格試験のテキストは役に立つ
Excel VBAに限らず、資格試験のテキストには知っておくべき「表技」は漏れなく書かれている。試験に合格しなくても、あるいは受験する気がなくても、自分が身につけたいと思っている技術の資格のテキストは読んでおいた方がいいと思う。裏技を知っていても、意外と知らない表技や基本的なやり方があるのもなのだ。資格試験のテキストを押さえておけば、技術の常識を知らずに恥をかくことはなくなる。
うるさい試験会場で汗だくで苦戦!
そしていよいよ試験当日の9月24日。会場になっていた某パソコン教室に着いた。狭い教室にパソコンがたくさんある。資格試験を受けに来ていた人は5人ほどだが、それぞれ違う試験を受けるようだ。
試験が始まった。が、回りがうるさい。同じ部屋でここのパソコン教室に習いに来ている生徒に先生が個別に教えている。試験の人だけ別室で静かに受けさせてくれればいいのに。しかしここには別室というものはなさそうだ。 うるさい中で回答を進める。しかも今日はずいぶんむし暑い。うっ、分からない問題がいくつもある。汗がたらり。
私は昔、Microsoftのある試験に落ちたことがある。結果が出るまでに何ヵ月もかかる情報処理試験と違って、PCで受ける試験は試験終了と同時に結果が出る。試験終了後即座に受験料のン万円がパーになってしまった。あれはショックだった。あんな思いはしたくない。
試験が終わった。早速結果発表。 「ジャカジャカジャーン」と盛り上げられる訳でもなく、「結果はCMのあとで!」 とじらされることもなく、あっさりと結果が表示された。
「おめでとうございます。合格です」
ふうっ、よかった(^^♪。これでコラムを恰好良く締められる。コラムニスト生命が絶たれずにすんだ(笑)。
(今回の教訓)
- 資格試験のテキストにはその技術の必要なことが網羅されているから読んでおいたほうがよい。
- コラムやSNSなどに書くことによって、試験勉強などのモチベーションを高めることができる。
こうして、「Excel VBA マスターへの道」を無事に締めることができたのでした。めでたしめでたし。(完)
コメント
湯二
確かに資格取得のテキストは役に立ちますね。
試験自体が無くなったORACLE MASTER10gのテキストは今だに持ってます。
裏技を駆使して時間かけて作ったものが、表技のコマンド一発で出来て驚いた経験があります。
それから、教科書は読むようにしてます。
abekkan
>湯二さん
私も昔は毎日SQLコマンドをたたいていて、ORACLE MATERを取ろうかと思ったこともありました。でも受験料があまりにも高いので断念(-_-;)。
その後会社を換わったらデータベースに関わることもなくなってしまいましたが。