SEはストレスが溜まる? いや、まだマシな方かもしれない
という記事を読んだ。中学、高校の先生が部活の顧問の仕事は大変過ぎる。教員に部活の顧問をするかどうかの選択権を与えてほしい、という署名運動が起こったそうだ。
■部活の顧問は忙しい
私の息子たちが入っていた中学の卓球部はハードだった。平日は毎日練習があり、朝練がある日もある。土日は練習と試合で両方出かけて行くことも多い。区大会ではベスト8の過半数をこの中学が占めていた。部員もたいへんだがほぼ一人でやっている顧問の先生もたいへんだろう。
休みがなくてブラックな仕事は民間のサラリーマンだけではないのだ。ただ、夏休みは我々より多そうだけど。
■学校の先生はストレスが多そう
先生の仕事はたいへんだ。教育委員会などから課せられる資料作りなどの雑用は民間会社の報告書作りよりも多そうだ。悪ガキがいてもひっぱたくわけにもいかない。言っても聞かない相手を説き伏せろというのは、納期を半分にしてシステムを作れ、と言われるようなものだ。手強いモンスターペアレントとも戦わなくてはいけない。ストレスも溜まるだろう。
「やってらんないよー」かと言って帰りに居酒屋で呑んだくれてもいけない。学区内では誰に見られているかわからない。電信柱に吐いているところを生徒に撮られて翌日には学校じゅうに知れわたってしまうかもしれない。ストレスを発散させられる場も限られている。
■パパは休日も忙しいけれど
私は長男が小学生だったころ、少年野球チームでコーチをやっていた。少年野球の練習は土曜も日曜もある。通常は半日づつだが、しばしば試合や練習試合があると1日がかりになることもある。また、他チームの試合の審判に駆り出されることも。
平日は夜遅くまで仕事して、土日は野球のコーチをしていると体力的には辛い。オジサンとしては週に1日くらいは休みたい。
けれども、ずっとパソコンに向かっている平日と、子どもとボールを追いかける土日というのはメリハリがあって良いと思う。一週間ずっと同じことをやっているのは辛いものだ。同じ忙しさだとしても、平日と土日とか昼と夜で違うことをやっていると気分転換にもなるし人生を2倍生きたような充実感を得られる。平日も土日も部活で生徒と向き合っている学校の先生と比べればストレスは発散できそうだ。
■SEは気楽かも?
SEはストレスが溜まる職業だと言われている。でも学校の先生と比べるとSEの方がまだ楽だという気がしてこないだろうか。仕事が忙しくて休めないのが同じだとしも、SEは部活の顧問手当て以上の残業代くらいはもらえるだろう。クライアントや上司が厳しかったとしても、話が通じないモンスターペアレントよりはマシだろう。使えない部下がいたとしても、言うことをきかない不良学生にバカにされるよりはまだいいだろう。
それに「やってらんないよー」と酔い潰れても盗撮されることもあるまい。安心して酒に溺れられる(笑)。
仕事が忙しくてストレスを感じているSEのあなた。これを読んで「学校の先生よりは幸せだ」と少しは気が楽になっただろうか?。
あべっかんでした。
コメント
ksiroi
聞く限り、モンペは局所的かつ極少数(でも必ずいる)みたいな感じみたいですね。
むしろ職場間の意識の違い、教育観の齟齬がストレスの原因になりやすいと友人から聞きました。
言われてみるとこっちもそういうとこあるよなぁというか。
算数と理科、数学と家庭科、主任と教頭、授業と部活、転勤、各人進路等の整備と調整…
oopは何ぞ、拡張容易な構築方法とは、使う言語は何、作るものは何、そもそも作るの運用なの、フロントとバック、システムとネットワーク…
どこも変わらんし「楽な仕事」なんてないんだろうなぁと達観した人が勝つ世の中なんじゃないか、
と思い始めてきました。
不出来な人間がそこの満足して向上心を持たなくなった時点で働く価値はないから辞めて欲しいとは誰もが思うことらしい。
abekkan
>ksiroiさん
楽な仕事なんてどこにもない。
そう思ってサラリーマンは我慢しているんですよねえ。そう思わないとやってられませんから。