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待機児童ゼロ化はIT業界の無理な納期を見習って進めて!#taikijidou0challenge

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 「待機児童ゼロ活動にご協力くださ~い」

 と街頭で呼びかけた訳ではないけれど、私は待機児童ゼロチャレンジという活動に参加した。


■ブログで話題を拡散して問題提起

 待機児童ゼロチャレンジとは、待機児童をゼロにするために待機児童問題を拡散させようという活動。「待機児童」について思うこと、経験談、対策、喜怒哀楽、などを自分のブログに書いて、#taikijidou0challengeをタイトルにつけてこのチャレンジだと分かるようにし、Twitterでハッシュタグをつけてシェアする。さらに次に書いて欲しい人を指名する。というもの。私も待機児童についてブログに書いて参戦させていただいた。詳しくはこちら


■出資を募って番組制作

 以前のコラムに「乾杯戦士アフターファイブ」のことを書いた。乾杯戦士アフターファイブは戦隊ヒーローもののコメディドラマ。戦いのあとの打ち上げのシーンだけで構成されるドラマで、ローカル局のみで放送された。

 この番組の第一期が終わったあと、第二期を作成するために応援プロジェクトが結成された。応援プロジェクトはネット上で出資を募っていた。メンバーズカード、出演者とのパーティーへの招待券、撮影で使用したコスチュームや合体ロボ、などを予約販売することで製作費を捻出しようとしていた。ローカル局の番組ならではの資金繰り。私も何十万円か出してコスチュームを購入して出資したいと考えていた。が、家庭内稟議で瞬殺された。それでも資金は集まって第二期のドラマが制作された。最近ではこういったネット上で資金を募るというプロジェクトが増えてきたようだ。

■新しい手法が生まれると、新しい悪事も生まれる

 私は今までコラムやブログの中で何かを紹介・宣伝したりはしてきた。けれども他の人のブログに話題を拡散させようとか、ネット上で出資を募ったり応募したりというネットの使い方はしたことがなかった。私が古いだけかもしれないが、これからはこういった新しいネットの使い方が増えてくることだろう。

 新しい使い方が増えると、それに便乗する悪い輩も出てくるものだ。人助けを装って誤ったチェーンメールを拡散させるとか、架空のプロジェクトに出資させるとか。すでに被害に合っている人もどこかにいるに違いない。

■新しいものが生まれるときのパターン

 まずは(1)新しいツールや使い方が生み出される。すると(2)それを悪用する輩が登場する。そして(3)悪用を防ぐ手法が売り出される。これが新しい手法が登場したときのよくあるパターンだ。パソコンのウィルス対策ソフト、WiFiを盗聴から守る暗号化システム、スマホを子どもにどう使わせたらいいかを教えるセミナーなども(3)にあたる。(1)と(3)でIT業界はエンドユーザーに二度出費させて儲けさせてもらっているのだ。 ものによっては、(3)を売りたいがためにわざと(2)に加担している悪の組織もあるかもしれない。

 IT業界に限らず、他の業界でも同じようなことをやっているのかもしれない。しかしIT業界はサイクルが早い。常に何らかの新しい技術や手法を作り出して(1)(2)(3)のサイクルを短期間で繰り返す。それがIT業界の飯の種になっているのだ。これがないと生きていけない。

 このIT業界のサイクルの早さを政治家も見習って欲しいと思う。行政というものは、議員の失言の揚げ足取りやスキャンダルによる更迭とか、挙句の果ては牛歩戦略でしばしば止まってしまい肝心な政策はなかなか決まらない。無理な納期を強要する根源でもあるIT業界のすばらしい(?!)スピードを政治家が見習ってくれれば、待機児童がゼロになる日も早く訪れるかもしれないのに!

 あべっかんでした。

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