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デジタルおみくじは当たらない気がする?

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  「やった、大吉だ!」

 あけましておめでとうございます。正月といえば初詣。初詣といえばおみくじ。

■ネットでおみくじ

 ある神社のホームページにおみくじボタンがあるのに気がついた。 「心を鎮めてボタンをクリックしてください」の説明の下のボタンをクリックしたら、 「大吉」。その下に【願い事】かないます、【病気】あまり軽くみてはいけません、などの説明が書かれている。通常の紙のおみくじと同じ文面だ。紙のおみくじと同じ文面だけれど味気ない。それに当たる気がしない。

■アナログなら当るのか?

 なら、神社の箱に入ったおみくじなら当るのか?  ここで、おみく自体が当たる当らないを議論するつもりはない。ただ、昔からあるアナログの紙のおみくじと比べて、デジタルのおみくじだと当りそうな気がしない。でもこの違いって実は根拠がない。アナログの紙のおみくじが昔からあって、デジタルが最近できたものだから、古来の神社に馴染まないと感じるだけだろう。

■デジタルは古い文化に馴染まない?

 正月には大勢の日本人が初詣に訪れる。大半の人が和服を着ていない。にも関わらず初詣の様子は日本の伝統文化を感じさせる。

 もしも明治時代に洋服で寺社を訪れたら、きっと大きな違和感を与えたことだろう。でも昭和の後期にもなれば、一部の職業の人以外はみんな洋服を着ている。子どものころから見慣れているから、初詣に訪れた人が洋服を着ていても全く違和感は感じない。

 同じように、「デジタルだから古い文化と馴染まない」と感じるのは、私がアナログ時代に生まれた人間だからではないだろうか。デジタル時代に生まれた今の小さな子どもたち、あるいはこれから生まれる子どもたちなら、おみくじがデジタルでも違和感はなく、アナログおみくじと同じくらい当たると思えるのかもしれない。当たりそうな気がする、ってきっとそんなものだ。

 ニュースで初詣の様子が伝えられている。どこも混んでいるようだ。ええい、めんどくさい。今年の初詣はホームページで済ませよう。神社のホームページに手を合わせておみくじを引く。きっと当たるだろう。

 バチが!

 次回からは今までと変えて、小説っぽいものを書こうと思っています。本年もよろしくお願いします。

 abekkanでした。

Comment(2)

コメント

仲澤@失業者

音楽用カセットテープ(いわゆるCカセット)のウォークマンを
今どきの子供に見せたら、それが何かわからなかった・・・。
というビデオを見ました。
たぶんビデオカセットでも、LPレコードでも同じかもしれません。

さだまさしの「加速度」という曲のシチュエーションも、
現代っ子には不自然としか感じられないのかもしれませんねぇ(vv;)。

ある目的のための行動プロセスが異なると、その体験に対する印象も変わります。
プロセスが単純化してしまうと、つまんなくなるのかもしれません。

abekkan

>仲澤@失業者さん

加速度? たしか檸檬のB面でしたね。昔レコードを持ってました。
にも関わらず歌詞を思い出せませんでした。。。(^_^;)

公衆電話のコインが落ちる歌詞でしたね。

最後のコインに祈りをこめてリクエストの電話をかけるという。。。
あっ、それはチェッカーズの「涙のリクエスト」でした(笑)

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