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不倫現場を目撃されたっ!そのときどうする?

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 「誰だっ!この男はっ」 帰って来たダンナが私を指さした。

 「エ、エ、エアコンの修理に来てもらったのよ」 B子が答える。

 私はあわててズボンのベルトを締めた。

■ドラマは突然に

 先日あるセミナーに参加した。そこでやった課題の1つがこれだ。

 1人の人が自分で考えた場面を想定してセリフを言い、動きを演じる。それを見た他の人が場面を察知して話を合わせて、数十秒のドラマを演じる、というもの。事前の打ち合わせは全くない。

 あべっかん(A)とB子さんがいるところに、C氏がドアを開ける動作で登場した。

 C:「ただいまー」(私を指さして)「誰だっ!この男はっ」

 B:「エ、エ、エアコンの修理に来てもらったのよ」

 A: 私はあわててズボンのベルトを締めた。そして...

 最初にしゃべったC氏が勝手に場面を想定している。事前の打ち合わせは一切ない。他の人は最初の一言から場面を察知してドラマを演じる。

 最初にしゃべる人は、一つの言動でいかにみんなに意図した場面を伝えられるかがポイント。「ただいま」「誰だこの男は」と指をさしたので、不倫現場に帰宅したダンナだとすぐにわかった。そして他の人たちはその場面を察知して、そこにどんな役が必要かを考えて役を演じる。ベルトを締めたのはわれながらベストなリアクションだっただろう!

 相手に伝えるときは、一瞬で理解できるような言葉と仕草を使う。受け取った方は言った人の真意を察知して自分に何ができるかを考えて期待に応える。このコミュニケーションがドラマチックコミュニケーションだ。

■ドラマチックコミュニケーション体験セミナー

 このセミナーはドラマチックコミュニケーションの体験セミナー。私は以前も参加したことがあり、ここのコラムにも書いた。ドラマチックコミュニケーションは、踊る実業家と名乗るもとバレエダンサーの野原秀樹氏が推進している。

 今回は2時間の無料セミナー。プチドラマの他にも3つの課題を行い、伝わるコミュニケーションのために必要なことを教えてもらった。参加者したのは15人。最初は尻込みしていたものの、ドラマを演じるうちにすっかりうちとけてしまった。こんなに楽しいセミナーもめずらしい。

■伝えることと察すること

 言いたいことがうまく伝わらないことがある。職場で毎日一緒に仕事をしている相手に対しても分かってもらえなかったり。伝えるべきことがたくさんあるので、1つ1つの伝え方が雑になっているのかもしれない。このセミナーでやったドラマのように、最初のひと言でばっちり理解してもらえるように工夫しなくてはいけないな、と感じた。

 また、人の話を聞く方も、話し手の意図を察することができれば理解が早い。海外のエンジニアに仕事を出すときは、やってほしいことは全てドキュメント化する。それに対して国内のエンジニアに仕事を出すきは、細かく書かなくてもと多少は行間を読んで行動してもらえる。日本のエンジニアはせっかくその利点を持っているのだから、相手の意図を察することもスキルとして磨いておこう。ドラマでベルトを締めたように。

 そんなことを感じたセミナーだった。これと同様の無料体験セミナーが、7/10、8/7、9/10にも東京の新橋で行われる。興味のある方は参加してみてはいかがだろうか。

 冒頭のインパクトが強すぎてそれ以上のオチを思いつかなかったabekkanでした。

 「ドラマチックコミュニケーション研修」

 「誰だっ、この男は!」

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