「ほこ×たて」のオセロ対決はプログラマの頂上決戦
おーっと、黒が逆転!!
1週前の話になってしまうが、先日フジテレビの「ほこ×たて」で、コンピュータオセロ対決をやっていた。スマホ用のオセロゲーム同士が、どちらが強いかを争うものだ。
■オセロゲームソフトもいろいろ
「HAYABUSA」というオセロ思考エンジンは、オセロの実力者が使う戦術を膨大なデータとして蓄えている。戦局に応じてデータを検索して最適な手を打つ。
対戦相手は「あつまれ天才オセロ」というソフト。この中では対戦相手を選択できるが、織田信長を選択すると強すぎて誰も勝てない。織田信長は最初は相手に取らせておいて、最後の何手かで大逆転するという戦略を取る。このキャラクターに関しては、ゲームをやる人に勝たせるつもりはなく、絶対勝てない無敵のキャラクターとして作ったと言う。
この2者が対戦したらどうなるか? オセロのプロが解説しながら試合が進んだ。
凡人だとオセロでは4つのカドを取ることばかり考える。だが、HAYABUSAは相手にカドを取らせるけどその隣の列は全部もらう、という高度なワザも使う。織田信長は得意の大逆転作戦を狙うもののそううまくはさせてもらえない。
結果は僅差でHAYABUSAが勝った!
■プログラマの実力勝負
この闘いはコンピュータプログラムの出来による闘いだ。以前のコラムに書いたETロボコンや私の息子が通っているロボット教室のロボットの大会でもプログラムの勝負がある。でも、機械が故障したり、会場の明るさによりセンサーが誤作動したりという外的要因が勝敗を大きく左右する。それに対してオセロ対決はプログラムの出来だけが勝敗の要因となる。真のプログラマの闘いだと言えるだろう。
■そういえばコードゴルフも
昨年末にこのエンジニアライフの主催で、コードゴルフコンペが行われた。コードゴルフとは、決められた要求仕様に対して、いかに短いコードで実現するかというプログラミングのゲームだ。これはまさにプログラマの腕を競う闘いだ。私もやってみたかったが、残念ながら腕に自信がなくてどうしても忙しくて(?)参加できなかった。なかなか盛り上がったようである。
■プログラマにもっと対決の場を!
こういったプログラマの闘いの場ってもっとあってもいいと思う。普段は縁の下の力持ちであることが多い優秀なプログラマが、その実力を表舞台で披露できるいい機会となる。前提条件としてオセロに強くなくてはいけないが、逆に言えばオセロのプログラムを作っていればかなり強くもなるだろう。
オセロやチェスは難しいけど、五目並べとかポーカーとかブラックジャックとかでもいい。相手の手を見て次の一手を決めるようなゲームならプログラマ対決ができるのだろう。 レベルに応じた種目に挑戦できるような大会があれば面白いな。
ちなみに私のプログラミング技術をもってすれば……。
ジャンケンプログラムくらいしか作れないかも(>_<)。
abekkanでした。
関連ブログ:ほこたて オセロ対決