いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。

爆ぜろリア充!クリスマスに集う悲しき不発弾たち。

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クリスマスツリーに

クリスマスって何の日だろうか。小さい子供の中には、「サンタさんの日」と答える子もいるようだ。少し大人になると、男の子と女の子が仲良しゴッコをする日になる。片思いの人は、作戦決行にこの日を選ぶことが多いようだ。今年はクリスマスが日曜日で助かった。この日に新宿とか渋谷、原宿を通らずに済むからだ。

クリスマスと言えば、イエス・キリストの誕生日だ。彼がもし、日本の現状を見たら何を思うだろうか。聖書を読んでいると、神殿で商売してる人を見てイエス・キリストが激怒して大暴れしたという話がある。イエス・キリストと言えば優しいイメージがあるが、こういう激しい一面もあります。クリスマスにやましいことをするなら、相応に覚悟した方が良さそうです。

本来なら、家にでもこもって祈りを捧げるのが過ごし方だと思う。まぁ、血気盛んな若者は一人で籠るのではなく、二人で篭って、結果は同じになるかもしれないが。まぁ、好きにしてくれ。ただ、偉い人の誕生日なら、前日が天皇の誕生日だ。むしろ、こっちを盛り上げた方が日本的にはいいと思う。「日本素晴らしい!」が大好きな爺さん方も大はしゃぎなことだろう。

前日が天皇誕生日なので、日本でクリスマスをやるならそれなりにお互いが被らないような祝い方がいいと思う。そこで、クリスマスツリーなんだが、飾り付けにしめ縄はどうだろう。神道的テイストをクリスマスツリーに盛り込んで、厳かに気品高く仕上げるのだ。日本の伝統と西洋の伝統の見事な融合。クリスマス・イノベーションだ。華麗にクールジャパンだ。

何故

何故にクリスマスツリーにか。神道的な意味合いの他にもう一つ意味がある。前述した、イエス・キリストが大暴れした時に振り回していたのがだからだ。その形相たるや、神殿で商売をしていた人は恐れおののき逃げ惑ったそうだ。彼は元々石工だったので、私たちの想像する十字架の上のキリストではなく、もっとたくましい感じだったと思われる。

まぁ、本来の目的を見失って商売のためにこの日を利用した戒めとしては、の飾りが最適ではないかと思う。まぁ、であればクリスマスが済んだら埋めておけばいい。自然と土に還る。非常にエコロジカルだし小松菜を植えればよく育つ。リア充ども。君達もクリスマスが終わったら土に還ってみてはどうだろう。きっとエコロジカルだ。土に還った後に、小松菜を植えておきます。

リア充ども。はいいぞ。編むことでいろんな道具になる。何か吊るしておきたければ、縛って吊るしておける。天皇誕生日、クリスマスのみならず、正月にも流用できる。汎用性抜群ではないか?もう、イノベーションを起こして十二月を「師走(しわす)」ではなく「走(なわす)」にしたらいいと思う。のように、変幻自在に奔走する月という意味だ。

そして何より、今年一年締めくくるには必要だろう。締めて括るには、しか無い。そういう意味でも「走(なわす)」だ。一年を締めくくる。すごくきっちり纏まりそうではないか。クリスマス転じて深遠なる日本の伝統に還ってはどうだろう。きっと、日本国民としてのアイデンティティーを強く噛みしめることができるだろう。

爆ぜる者と爆ぜられし者

クリスマスには二種類の人間がいる。一つは爆ぜる者。そして爆ぜられし者だ。結果だけ見ればそれだけだ。しかし、実情は違う。爆ぜてしまった者、爆ぜ損ねた者、爆ぜようの無かった者、爆ぜたかもしれない者、爆ぜかけた者、爆ぜさせられた者、爆ぜるしかなかった者・・・そして私だ。

クリスマスによく、「爆ぜろリア充!」の言葉をよく聞く。ただしよくよく考えてみよう。わざわざ、クリスマスに爆ぜなくてもいいのだ。「即爆ぜろ」これが正解だ。この正解を導き出した時、私はクリスマスという呪縛から解放された。シームレスに爆ぜればクリスマスであろうと何ら問題は無いのだ。

クリスマスに見せつけられて意気消沈する者達に真実を告げる。君たちは既に、一年三百六十五日、既に見せつけられている。ダメージの臨界点がたまたまクリスマスというだけだ。気にする事は無い。君のグラスハートが砕け散る確率は三百六十五分の一。一年生きていればそれは「必然」という定理の元に砕け散る。

砕けたハートは夜空を美しく彩る。クリスマスのイルミネーションは、砕けたグラスハート達の変わり果てた姿だと思っている。美しさというのは、多くの犠牲の上に成り立つものだ。爆ぜたくもないが爆ぜられさせられるようになり損ねた不発弾達の悲しいブルースは、イルミネーションと呼ばれ恋人達を温める糧となる。

爆ぜろリア充、その真実。

爆ぜろリア充。大いに結構だと思う。日本中のカップル。爆ぜろ。・・・でだ。さきから爆ぜろ、爆ぜろと、どういう事だと思った人はいるだろうか。これは単なる心境の発散ではない。リア充は本当に爆ぜるのだ。

財布の中身が。

考えてもみよう。奮発したいつもより美味しいご飯。普段のコースが二千円なら、クリスマスは三千円だ。大阪梅田でグランフロントの窓越しの夜景がグレードアップして高級ホテルになれば数万。クリスマス・プレゼントという貢物も数万。合計してみたら、簡単に財布が爆ぜる。

リア充、大いに爆ぜろ。そして、日本の経済をハムスターのごとくカラカラと回してくれ。その恩恵は巡り巡って、様々な人の元に降り注ぐだろう。ただ、致命傷は避けて欲しい。爆ぜて、そして充塡してまた爆ぜろ。そうやって、輪廻のごとく日本経済を大いに回して欲しい。

ただ、本当に爆ぜているのはカップルではない。全国のお父さんたちだ。子供達の喜ぶ顔を見るために、日夜頑張っている。子供の笑顔を見るために、我が身顧みずに爆ぜている。その事はもっと感謝されるべきだ。私も子供の頃。「サンタさん」という名の親父のプレゼントに嬉々としていた。そんな事で最後に一言。

クリスマスは自分の親父に感謝してみてはどうだろうか。

全国の親父に幸あれ。

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