いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。

インフラエンジニアが正しく「好き」と伝えるための認証突破法

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「エイっと告ろう!インフラエンジニア告発選手権」

 先日公開された記事、エンジニアが正しく「好き」と伝えるための実装法を読んで、浮かんだ一言だ。エンジニアが正しく好きを伝える重要性を認識したので、インフラエンジニア版で書いてみることにした。

■君の心へ通じろ!俺の魂のPing!!

 まず基本中の基本だ。ネットワーク越しにパケットが通るように、相手に言葉が通じなくては話にならない。ネットワークでもトラブルが起きた時、初期設定の時、必ず最低限のパケットの疎通を確認するはずだ。

 もし、君の言葉が相手に届かないなら。ネットワークでIPアドレスや結線を確認するように、一つ一つ、ポイントを絞って確認していこう。的確にポイントを押さえていけば、必ず君の言葉は相手に通じるはずだ。

■君のhostファイルはheartファイル!そこに俺の名はあるか!!

 そしてもう一つ重要なこと。お互いに名前で呼び合えることだ。言葉が通じても、IPアドレスに名前を割り振って、初めて人がそのサーバをホスト名で認識できる。同じように、お互いが名前で呼び合えなければ、そこには機械的な会話しか成り立たない。

 お互いのハートに名前を記しておくことは重要だ。DNSを介さなければ通信できないようでは、二人きりでは言葉が通じない。お互いのホスト名をhostファイルに記したサーバ同士なら、DNSが落ちてもホスト名で通信できる。同じように、ハードにお互いの名前を刻んだ者でなければ、二人だけの言葉を交わすことはできないのだ。

■秘めたる想いはSSH!繋がれ、そして応えろ!!

 パスワードに"I love you"なんて、安易な言葉は使わない。同じように、愛する者に安易な気持ちは通じない。セキュリティーの甘いパスワードが破られるように、安易な気持ちも破られてしまうだろう。

 平文で気持ちを伝えるのも大事だ。しかし、それはTelnetで愛を囁くようなものだ。暗号化のような"君だけ感"がどうしても欠けてしまうのだ。セキュリティーに気を配るように、相手への言葉には繊細な注意を払おう。

 その気遣いが通じ、認証が通った時、君のコマンドに相手は出力という答えを必ず返してくれるだろう。

■そんな恋に走るエンジニアにささげる SEの格言・迷言・ことわざ集

【女心とLDAP】

■原典:

 女心と秋の空

■意味:

 LDAPとは、ディレクトリサービスへ接続するためのプロトコルです。女心には常に多数の男性の名前や情報が登録されている。想いが通るのは一人とは限らない。思いが通じたとしても、最高の人として通じるとは限らないという例え。

■解説:

 君の想いが通じたからと言って、それが全てではない。ディレクトリ上に名前が登録されている男性であれば、キーワードさえ伝えればたやすく想いは通じてしまうのだ。

 君を受け入れてくれたとしても、君が唯一というわけではない。テレビの俳優がボソッとつぶやいたキーワードだけで、婦女子たちがキャーキャー色めきだっているのを見れば分かるはずだ

●用例:

Pou_1 しょう子さん……俺……その……。

Pou_1  いつ言うの? 今でしょ!

Pou_1  ……ここで一句。 「あきらめろ 女心と LDAP」

Pou_1 いや、そうじゃなくてトイレ行きたいんだけど……。

Pou_1 いつ行くの? 今でしょ! 

P.S.

 いろいろなところからネタを拝借させていただきました。拝借させていただいた方々、ありがとうございました。

Comment(1)

コメント

ホスト名は女のエンジニアがサーバーに男の名前をつけた場合。

男のエンジニアがサーバーに女の名前をつけるとホステス名になる。

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