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ツイッターのフォロワーの増やし方

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@ITエンジニアライフの読者の皆様、こんにちは。

北陸(石川県金沢)在住で、フリーのテクニカルライター&プログラマーの平田豊(ひらたゆたか)です。

今回はツイッターのフォロワーの増やし方についてのお話です。

ツイッターとは

ツイッター(Twitter)は短文(全角140文字以内)の投稿サービスで、2006年にリリースされ、特に日本では人気のあるサービスです。一般的なSNSとは毛色が異なり、アカウントを作らずとも、ユーザが投稿した内容を参照することができ、グーグル検索にもヒットするようになっています(ただし鍵付きアカウントは除く)。SNSというとクローズドというイメージがありますが、ツイッターはオープンなサービスになっています。

一般人以外にも芸能人や漫画家、声優などの公人や著名人もツイッターを利用しているのも特徴で、ファンにとっては嬉しいサービスのひとつともなっています。

国内の月間アクティブユーザー数は4500万人であるため、日本人のおよそ3人に1人はツイッターを利用していると言えます(日本の人口は約1.2億人)。ただし、ひとりで複数のアカウントを保有しているユーザも多いため、実際の利用人数はもう少し減ると考えられます。

とにかく利用者数が多く、生活に密着しているツールであるため、トラブルもあり、時々メディアのニュースになることもあります。

フォローとは

ツイッターには相手のアカウントに対して「フォロー」をすることができます。フォローすると、自分のアカウントからホーム(タイムラインとも言う)上に、フォローした相手の投稿内容が表示されるようになります。なお、前述したように鍵付きではないアカウントの場合、ブラウザでURLを開けばそのまま見えるため、かならずしもフォローをしないと読めない、というわけではありません。

それでも「フォローをする」という行為にどんな意味があるのかというと、「キミの発言に興味がありますよ」という意思表示であると言えます。

さらに、フォローした相手からフォローが返ってきたら(フォローバック、フォロバとも言う)、お互いをフォローしている状態である「相互フォロー」になります。ファンである方からフォローバックされると、嬉しくなるという心理的効果があります。

フォロワー数を増やす意味

自分のアカウントをフォローしている人のことを「フォロワー」といいます。誰しもフォロワーは0人から始まりますが、フォロワー数を増やしていくにはどうしたらよいのか、というのが今回のテーマです。

そもそも、単に「フォロワー数を増やす」ということに対しては特に意味がありません。ツイッターはツールであり手段に過ぎないので、「フォロワー数を増やして何をしたいのか」という目標(ゴール)設定が重要です。

筆者の場合は、元々新しく出す本の宣伝をするためにツイッターを始めたので、本の宣伝が目的の一つです。このように著作物を著者自らが営業することを「ダイレクトマーケティング」と呼びます。フリーランス(個人事業主)の方が自分自身を売り出すためにツイッターを活用されているケースもあります。

最近はツイッター転職が流行していますが、サラリーマンとして働いているけれど、転職を考えており、ハローワークや転職エージェント以外の手段としてツイッター転職も含めるのであれば、ツイッター転職を目標設定としてみるのもよいでしょう。

参考までに、筆者の目標設定は以下の通りです。

  • 著書や執筆記事の告知
  • 自分の考えや知見を広める
  • 自身が参加するコミュニティを盛り上げる

情報発信をすることで、さらに情報が集まってきて、自分自身の知見が深まるというメリットもあります。

筆者は2016年9月から始めており、来月(2018年9月)で丸2年になるのですが、記事執筆時点(2018/8/17)でのフォロワー数は5890であり、もうすぐ6000を突破しそうです。この2年間で試行錯誤してきたことを紹介していきます。

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筆者のツイッターアカウント @yutakakn

最初にやるべきこと

アカウントを作成したら、最初にやっておくことがあります。

  • プロフィール画像を設定する
  • プロフィールを書く
  • メールアドレスの認証を行う
  • 電話番号の認証を行う

上記の設定をしておくことで、自身のツイート(つぶやきとも呼ぶ)が相手のタイムラインに浮上しやすくなるのです。ツイートがそもそも誰の視界にも入らなければ、フォロワーが増えるわけもありません。

プロフィールは自己紹介(bio, biographyとも呼ぶ)を書くのですが、どういった人たちとつながりたいかによって関係するキーワードを含めます。ツイッターの検索機能はプロフィールも対象となっており、横断的に検索される(一枚岩である)ため、同じ興味を持つ人同士でつながりやすくなります。

プロフィールにURLを書く欄がありますが、URLが参照されることはあまりないため、なくてもよいです。住まいと年齢を入れる欄もありますが、個人情報でありますし、空欄でも問題ありません。

名前はペンネームでもよいですが、覚えてもらいやすいシンプルな名前がおすすめです。

下記は筆者のプロフィールですが、様々な工夫を取り入れてありますので参考にしていただけたら幸いです。

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日々やるべきこと

毎日コツコツとツイートすることが大切です。1日に数個で十分で、むしろ多すぎるのは嫌われやすいです。RT(リツイート)に関しても同様で、フォロワーさんが読みたいのは、フォローしている方のツイートであるので、RTばかりだとがっかりするからです。

ツイートがまったくない、もしくは前回のツイートから時間がだいぶ経っているとフォローされることはないです。

ツイートする時間帯も重要です。平日は7:00~8:30(始業前)、12:00-13:00(昼休み)、20:00-23:00(夕食後就寝前)が読まれやすいので、その時間帯を狙ってツイートするとよいでしょう。休日は夕方までいくつかツイートしておくと、夜にまとめて読んでもらえることが多いです。

ツイートの内容

ツイートの内容はなんでもよいのですが、読まれやすい文章にはいくつかコツがあります。

  • 自分で調べたことや気づきを情報発信する(注目を得やすい)
  • あるべき姿について前向きな発言をする(共感を得やすい)
  • 流行のネタについてまっとうな言及をする(最新情報の提供)
  • 品の良いギャグやボケをしてみる(笑いは人生の調味料)
  • 画像を時々添付する(アクセントになる)

自分で調べたことや気づいたことを情報発信していると、それが自分ではたいしたことではないと思っていたとしても、それを読んでくれる人、何らかの反応をくれる人が増えてきます。

特に、発信内容がどこにもなさそうなものであれば、より拡散されやすくなります。例えば、「Linuxカーネル4.18が8/12にリリースされました!」という投稿を8/12中に行うと、おそらくどこよりも最速の情報であるため、RTされやすくなります。他の例として、「IEとNetscapeはベースがMosaicというブラウザだった」という今時の若者が知らなそうな昔話も効果があります。

実例として、「sudoコマンドの再認証の話」という投稿はインプレッションが2万超えでした。インプレッションというのは相手のタイムラインに何回表示されたかを示すものなので、事実上ツイートが何人の人に読まれたかを意味します。ツイッターは一般的なメディアの記事以上に拡散性があるところが特徴です。

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ツイッターはゆるいSNSでもあるため、そのことを利用して、時々ふざけた投稿をするのも効果あります。固い内容が続いた後に、突然差し込むと効果抜群です。

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ツイッターには4択のアンケート機能があり、ちょうど4択(起承転結)であることを利用してボケてみるのも、意外な効果があるのでおすすめです。

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ツイッターはスマホから利用している人も多く、リプライすることはコストが高い(フォロワーの手間がかかる)こともあり、いいねやRTが手軽にしてもらえるのですが、アンケートは匿名での投稿となるため、さらに気軽に反応してもらえるというメリットがあります。当然のことながら、このようなアンケート結果にはまったく意味はないですが、フォロワーさんとのコミュニケーションがもっとも生まれやすく、フォロワーも増えやすいです。

ITエンジニアとしてのあるべき姿について、前向きな意見をいうことは共感を得やすいです。

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ツイートの心得

フォロワーを増やすためには、第一印象と人柄が大切です。

ネガティブな発言をすることは悪くはないのですが、特定の個人に対して悪口や陰口を叩く、自分が嫌いなものに対する嫌悪感を示す、下ネタ(下品)な発言をするなどしていると、一瞬で悪いイメージがつき、フォロワーが増えるどころか減っていきます。これはネット上だけの話ではなく、リアルの世界での人付き合いでも同じことです。

相手は自分を映す鏡。人を呪わば穴二つ。 悪口や陰口はかならずその人に跳ね返ってきます。悪口と愚痴は別物です。 愚痴から提案に昇華できるのが、仕事のできる大人です。

機械的な増やし方

しかしながら、コツコツつぶやいていても、なかなかフォロワーが増えないものです。そこでシステマティックに増やす方法があります。

相互フォローを利用する

自分自身が相互フォローであると宣言する(プロフィールやツイートに書く)と、勝手にフォロワーが増えていきますが、ノイズ(自分の興味と無関係)も多いです。また、相互フォローを謳っているアカウントをフォローすると、フォローバックされますが、そのアカウント自体が自分に興味がないものが多いです。

また、相互フォローを謳っていないアカウントでも、フォロー数とフォロワー数が等しく大きな値である場合は、そのアカウントをフォローするとフォローバックされる確率が高いです。

ハッシュタグを利用する

「#いいねした人全員フォローする」や「#フォローしてくれた人全員フォローする」といったハッシュタグを使っているツイートに対して反応すると、実際にフォローバックが返ってきます。ただし、自分の興味あるアカウントでないものも多いので、一時的に相互フォローになったとしても、しばらくするとフォローが外れていくことがあります。

最近では「#駆け出しエンジニアと繋がりたい」というハッシュタグが流行っているので、ITエンジニア同士でつながりたい場合には有効です。

機械的ではない増やし方

フォロワー数が多い著名な方に、自身のツイートをRTしてもらうのが効果的です。そうすると、その著名な方のフォロワーさんが興味を持ってくれてフォローされることが多いからです。

自分がファンである著名な方のツイートに対して、紳士にリプライをしていけば、相手にも興味を持ってもらえます。言うまでもないですが、相手と喧嘩しないこと。相手によい印象を持ってもらうのはすぐですが、一度よくない印象を持たれると修復に100時間はかかると言われています。ツイッターはネット上のみでの付き合いなので、相手にブロックされたり、ミュートされたりして、永久に修復不可能でしょう。

バズ対応

ツイッターは拡散性が高いため、フォロワー数がまったく多くなくとも、何気ないツイートが異常なほど拡散されることがあります。この現象のことをバズる(buzzが由来)といいます。

ツイートがバズると、フォロワー以外の多数の人の目に触れるため、心ない反応が来ます。ツイートがたった全角140文字でしか表現できないため、いいことを言っているつもりでも、読み手にはそう捉えてもらえないこともあるので、批判が来ることもありますが、そういうことは一切気にしなくてもよいです。気にしたら負けです。

妙に絡んでくる人は無視するのが一番です。無視するとは言え、視界に入ると嫌な思いをすることもあるでしょうから、その場合は「フォローしていないアカウント」および「フォローされていないアカウント」からの通知を切るとよいです。

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「ミュート」という機能も視界から外すという意味で有効ですが、相手のアカウントごとに設定して回らないといけないので、結構手間がかかります。

「ブロック」という機能は相手から一切アクセスさせない働きがありますが、この機能は逆効果です。相手がキレるので、使わないほうが望ましいです。

まとめ

ツイッターはラジオ放送に近いシステムであるため、自分のやりたいように自由に発言すればよく、全フォロワー(ラジオでいうリスナー)の要望にすべて応える必要もありません。

世の中、自分とは合わない人もおりますが、それ以上に素敵な人たちがたくさんいるので、そういった方たちとつながってツイッターライフを楽しんでもらえたら幸いです。

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