町工場から大企業、そして派遣社員も経験した現役派遣社員の壮絶体験

ホワイトな大手企業へ転職!その81 現場を徘徊することしかできない管理職たち。。。

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相変わらずの暇でカオスな職場だが、ますますカオスになる事件が起こる。まあ、事件ではないのだが、また別の部署から10人位私たちの職場に移動してきたのだ。しかも今回移動してきた人たちの半数は班長以上の役職の人たちだ。係長も居た。この人たちが現場の作業者として移動してきたのだ。どうすんだよ。。。それに仕事なんてほとんどやることない。もう誰が何を担当という暗黙のルールみたいなのが完全に出来上がってしまっているしね。じゃあどうすればいいんだよ!って言ってもなにもやることないんだもん。

結局、新たに移動してきた班長以上の人たちは職場をブラブラと俳諧したり、稼働中の機械をジロジロ見たり、その程度のことしか出来なかった。こうなると完全な飼い殺しだ。朝現場にきて、ずっと現場を俳諧している。班長、係長という肩書だけが彼らを支えていたのかもしれない。しかし肩書があっても仕事はない。それで現場に飛ばされてきたんだからね、これは屈辱だろうな。結局、移動してきた班長、係長組同士で仲良くなり、仕事中もみんなでブラブラしながら談笑するようになった。これなら時間が経つのも早い。なかなか良いことを考えたなと思った。

しかし周りからは「あれじゃあ飼い殺し以下だろ、俺だったら、ああなってしまったら辞めるよ」なんて声も聞かれるようになった。さらに今度は私たちの職場に元々居る班長の菅原さんまでが事務所を追い出されて現場作業者になってしまったのだ。しかし現場ではやることがない。あぁ。。。。みんな溜息しか出ない。それでも社員連中はこの会社が潰れるなんてこれっぽっちも思っていない。みんな飼い殺しの連中たちを横目で見ながらニコニコしているだけだ。そりゃそうだよ、自分の居る会社が潰れるなんて思っている社員なんて居るはずがない。それに超大手企業で伝統のある会社だ。そんなプライドだけはみんな持っていたんだよね。

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