ホワイトな大手企業へ転職!その71 派遣会社ドリーム!
ここまでいろんな派遣社員がいるってことは、相当な数の派遣社員を大量に使っているということなのだが、これによって美味しい思いをする人間も居る。それは、派遣社員を扱っている派遣会社だ。相当儲かるらしいということを聞いた。私の職場にはだいたい40~50名の派遣社員が常駐していたのだが、それをまとめている派遣会社の営業担当の人間はポルシェに乗ってるってということを聞いた。
まさに派遣会社のゴールドラッシュ。1800年後半から1900年初頭にアメリカでゴールドラッシュが沸き起こり、一攫千金を夢見てひたすら金を掘り続けた数えきれないほどの人たちが居た。確かに金を掘り当ててそれなりの成果を出した人も居たのだが、一番儲かったのは、金を掘り続けた人ではなく、金を掘る道具を提供していた人なのだ。
大企業で働いて金を稼ぐ派遣社員は、派遣会社の道具ってことになる。たぶん、この時代は誰が派遣会社を作っても儲かってたんじゃないかなって思うほど、派遣会社が乱立していた。実際、私の職場で大量に使っていた派遣会社の社長は、地元の市で長者番付1位になっていたのだから。この社長、数年前までは自分一人しか居ない派遣会社で、私の職場で自ら派遣社員として雑用をやらされていた人なのだ。それが数年で長者番付け1位の派遣会社の社長になってるんだもん、まさに派遣会社ドリームってやつだ。そして現在、この派遣会社をネットで調べたら、名前すら出てこなかった。たぶん潰れたんだと思う。まあ、大企業あっての派遣会社だったんだろうね。
コメント
白栁隆司@エンジニアカウンセラー
一時期、雨後の筍のように派遣会社が乱立していた印象があります。
ですが、2012年の派遣法の改正で、日雇い派遣に制限が掛かってから、畳んだり吸収されたりで大きく数を減らした様ですね。
僕は、過去に登録した派遣会社から「○○社に吸収されます。今後はそちらでよろしく!(意訳)」みたいなメールを貰っています。
たいき
白柳さん そうですね、数十年前は派遣会社がほんとにたくさん出来ては消えていきました。私は無職の時、20社くらいの派遣会社に登録していましたけど、ほんとにまともだと感じたのは1社か2社でしたね。