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プログラムは40歳から。現64歳。マーケットを見つけた

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サーチマン佐藤です。
こんにちは。

最近、「40代50代の生き方」について考えましたが、

読者からのお便りも届きました。

掲載してみますね。


【読者Oさん】
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サーチマン佐藤さんの記事は、
とても興味深いので愛読している次第です。

私は、プログラムを40歳から始めました。
とても遅かったですね。

今は、農業の傍ら、
2000年頃から、自前で作った、
「宅配農家専用の管理ソフト」を売って、
今でもバージョンアップして使ってもらっています。
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さらっとですが、
なかなか凄いことが書いてありますよね。

・40歳からプログラムを始めた
・ソフトを自前で作り、自前で販売した
・今でも継続利用してもらっている

「わお~っ!!」

叫びたくなります(笑)

興味がわいて、
さらに詳しく尋ねると、
またお便りを頂きました。


【読者Oさん:つづき】
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宅配管理ソフトは、
シェアウエアとしては7本だけ売れました。

しかし、農業関係の雑誌に広告を出したところ、
山梨県とその他の県で全部で40本位売れました。

フルセット版は24万円+消費税です。

佐川急便、ヤマト宅急便、ゆうパック、の各製品は、
一つ6万円+消費税を付加します。

宅配管理とDBが連動する、
請求書管理プログラムも6万円です。

バージョンアップは24,000円+消費税となっています。

パソコンやドットインパクトプリンタ付きで購入した場合、
かなりの金額となります。

そのため、パソコンは中古(HDだけ新品)、
ドットインパクトプリンタも中古を探します。

その他、サポート費用は全て有料となっており、
ハードの追加や修理の場合は手数料で稼げます。

因みに、農家相手ですので、
時給単価は2500円+消費税とかなり安くしていますが、
皆さん、よくパソコンがトラブルになるので、
サポート費用での収入も大きいですね。


毎年バージョンアップしたので、
これまでの収益はかなりの金額になっています。

使い勝手の評判が良くて、
今でも手放せない人が多くいるようです。

販売を辞めた現在でも、連絡があり、
時々再インストールや設定に出かけています。
(これも良い収入になります)

尚、宅配農家は、
収入が1千万以上が当たり前なので、
金払いの良い方が多いです。
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なんつうか、自前のソフトで、
けっこう稼がれたようで、素晴らしいですね。

こんな逞しい方も、いるのです。


大事なポイントは、
ソフトを作ってシェアウェア(Vector)で出しても、
ほとんど売れなかった。

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※ちなみに、Vectorでは、
機能を落とし、格安で提供。
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しかし、農業関係の雑誌に出したら売れた。


我々は、ついつい
(特に副業の場合)
ソフトを作ればVectorですが、

しかし、本当のエンドユーザーは、
Vectorなんて見ていない。


本当のエンドユーザーがいる場所に、
ズバリ、広告を打つ。

これですよね。

どんなに良いソフトでも、
マーケットを見つけなければ、
何の役にもたちません。

「売れるマーケットで売る」

この最強の法則を、改めて感じました。


で、最後に、
農業の収入も明かしてくれました。


【読者Oさん:つづき】
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恥ずかしながら、私の農業での収入は、
未だ100万未満です。

農業専業になったので、
これから増やして行く予定ですが、
ソフト販売の方が楽ですね。(笑)
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なんと(苦笑)。

ちなみに、↓巻末の「追伸」では、
いかに農業が大変かのお便りも頂いたので、
転載しておきました。

長いですが、
興味がある方は、
読んでみてくださいね。


ではでは、以上です。
またお会いしましょう。

ありがとうございました。

●追伸

【読者Oさん:農業について】
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さて、先日の「柿」のお話ですね。

「柿」は私も作っています。

あの時は、ちょっと面白かったので、
こちらの意見も述べようかと思ったのですが、
深酔いしていたため止めました(笑)

ちょっと遅くなりましたが、
ここで私の農業の経験をお話したいと思います。


「柿」については、私の家が農業なので、
両親が昔から「枯露柿」や「あんぽ柿」を
70年前から農協に出荷していました。

私も、小学校時代(現在64歳です)から
その手伝いをしておりましたので、
その手順は今でも身についています。

枯露柿は以下の手順で作ります。

1.甲州百目柿が枯露柿の原材料です。
最近は大和百目柿も利用していますが、基本的に甲州百目柿です。
 秋の10月位になってその柿を20キロコンテナに収穫します。

2.柿を特殊なナイフでヘタをまず取ってその後皮を手剥きします。
(後で皮は肥料として畑に撒きます)

3.硫黄で燻します。
4.4尺位の竹を半分に割った竹の板に、タコ糸で2個づつ吊るして、家の二階の軒先に干します。
5.年が明けて1月の中頃以降になると、干した柿に白い粉が付いてきます。(これをコウと呼んでします)
6.コウが付いて甘さが良くなって来るといよいよ出荷です。

あんぽ柿も似た手順で作りますが、
出荷が12月と早く行います。

枯露柿と違って、手作業は半分になりました。
手剥きはしません。機械剥きです。

最近では、専用ハウスに吊るして、
灯油ボイラーで1週間位乾燥して出荷します。

半熟ですので、ジューシーで
とても人気がありますが値段は枯露柿の半値くらいです。

尚、私は現在一人暮らしですので、
柿は全て農業経営の友人に売っています。

種類は二種類だけですが、
年5回の消毒作業と、
剪定作業があります。

それと摘花作業ですね。

栽培するだけならば柿は他の果樹に比べて非常に楽です。

ですから、メルガマにあった経験談も
あながち誇張ではありません。

ただ、お金を得るのはとても大変です。(原材料ですのでとても安いです)

以上、簡単に私の柿の関しての農業経験をお話しました。

尚、私は専門が葡萄ですので、
現在はピオーネ、シャインマスカットが主力の農業をしております。

他には、最近「すもも」もたくさん植えましたので
二三年後には収穫が忙しくなると思います。

サクランボも少しあります。

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