「高プロ」は自由か過労死か?の結果。何に賛成反対か
サーチマン佐藤です。
こんにちは。
先週、こんな記事を書きましたね。
多くの方から、アンケートクリック頂きました。
本当に本当に、ありがとうございます。
全然返信出来ず、
大変申し訳ないのですが、
ただ、全て読んでいますし、
アナタのリアクションが、
このサイトのエネルギーになっています。
どうか、今後もジャンジャン、
賛否ともども、遠慮せずに送ってくださいね。
よろしくお願いいたします。
では、高プロに賛成?反対
その結果から、みていきましょう。
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【質問】働き方改革(高プロ)法案、賛成or反対?
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【回答結果】
・賛成 230票(36.6%)
・反対 232票(37.9%)
・わからない 150票(23.9%)
・そのほか 16票(2.5%)
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ちょうど半々、拮抗してしますねえ。
真っ二つです。
意見は割れました。
しかし、年収別に結果を見ると、
また違った結果になります。
みていきましょう。
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【質問】働き方改革(高プロ)法案、賛成or反対?
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【回答対象者:年収1000万円以上】
(↑注目)
・賛成 69票(77.5%)
・反対 10票(11.2%)
・わからない 10票(11.2%)
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なんと、年収1000万円以上の方、
つまり、この法律の適用対象者に限れば、
8割近くの方が、賛成なのです。
そのくらいの年収になると、
時間なんて気にしてない、
という解釈でいいのでしょうかね。
一方で、
年収1000万円以下の方は、以下の通り。
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【質問】働き方改革(高プロ)法案、賛成or反対?
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【回答対象者:年収1000万円以下】
(↑注目)
・賛成 161票(30.8.5%)
・反対 222票(42.4%)
・わからない 140票(26.8.2%)
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こちらは、反対意見が多いですね。
ちなみに、アンケート結果からみると、
私の読者たち、
年収1000万円越えが、14.2%になりますよ。
一般的には、年収1000万円超えは、
5%程度と言われていますが、
それに比べて、
お金持ちが多い?(笑)
まあ、それは、さて置きまして、
この結果は興味深いですよ。
世の中の、よくある現象が、
このアンケートにも出たようです。
その現象とは・・・・・
例えば、今年2月のことです。
(突然、話変わります)
東京の中央区立・泰明小学校は、
制服を、高級ブランド「アルマーニ」に決定。
それに対して、世間からは、
「子供の制服にしては高すぎる」
「買えない家庭はどうするのか」
などの批判が殺到した。
しかし、だ。
よくよく聞けば、
この学校の保護者からは、
非難は出なかった。
むしろ、歓迎の声も聞こえている、とか。
これが、先ほど言った
よくある現象なんですね。
つまり、意外と、
当事者の意見は違ったりする。
制服の件も、高プロも、
私は、どっちが良いか悪いかはわかりませんが、
しかし、少なくとも、
この「よくある現象」を知っておくことは、
とても大事です。
賛成・反対だけに留まらず、
もう少し先まで調べてみる。
それをしないと、
我々が決定する立場になった時、
全く違った判断してしまう。
で、それを踏まえつつ、
一体何に賛成、反対しているのか?
具体的な読者の声です。
まずは、賛成から。
【読者から】
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高度プロフェッショナル法案、大いに賛成です。
過労死を心配されていますが
自分の身を守れずに、
1000万を稼げるわけがないと思うのです。
会社員として大変だと思うのは、
忙しいときに残業を制御されたり、
急ぐ仕事がない時でも
毎日定刻に会社に行き、
定時まで居ることでしょうか。
あとは無駄な会議。
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【読者から】
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サラリーマンといえど、
あるレベル以上だったら、
自分の才覚で働く方が良い。
例えば、副業とセットにして
本業も含めて効率ようく働けばよい。
時間だけで評価される仕事にはしたくない
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賛成意見は、
概ね、ここに集約します。
「(急ぐ)仕事もないのに、
会社に縛られたくない」
反対意見の人も、
ここは同意できるのではないでしょうか。
時間が余るのなら、
「副業したいし、海も行きたい!」
「時間を自由に使いたい」
と思いますよね。
まさか、「仕事ないけど、縛ってください」とか、
M的な反対は、ないでしょ(笑)。
じゃあ、何に反対なのか?
みていきます。
【読者から】
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高プロは、地獄だと思います。
悪い心を持っている経営者の
「いいなり」になって際限なく働かせられる。
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多少極端な気もしますが、
一番多かった意見は、
ここに集約されます。
しかしね、先ほども言ったように、
対象者は、年収1000万円以上です。
関係ないのでは?とも思いますが、
しかし、次に多かったのが、この意見。
【読者から】
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年収の件にしても、
「厚生労働省」が「勝手に決められる」
という一点ですでにアウトだと思います。
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えっ!?これ、本当ですか?
そういう話だと、
根本から違ってくるので、大問題でしょ。
私も心配になり、
厚生労働省のページに行き、
法律の原文にあたってみました。
これを読むと、
1000万円という数字は書いてないですね。
書いてあるのは、
「給与が平均の3倍を上回る」と書いてあり、
これを具体的に計算すると、
1075万円となるようです。
ですので、
「厚労省が勝手に数字を決める」と、
心配している人も多いですが、
それは、ちょっと違うかな。
法律に、その算出方法があるので、
勝手に、この基準の変更は不可でしょう。
しかし、そうは言っても、
経営者が嘘ついて悪用するとか、
そういう問題は出てくるかもしれませんね。
もしくは、さらなる法改正があるとか。
まあ、心配すれば、きりがないですが、
いずれにしても、法律は決まりました。
先週、7月6日に公布され、
来年、4月から施行されます。
我々としては、
上記の賛成・反対を心に刻めばいい。
そして、運用後、
多くの人が自由を謳歌できるなら良しとし、
過労死寸前のブラックが横行してしまうなら、
また反対しましょう。
今後も取り上げていきますので、
また報告くださいね。
いい業界、いい国へ。
ではでは、以上です。
またお会いしましょう。
ありがとうございました。
●追伸
高プロの法律できましたが、
よくよく考えると、いらない気もする。
何故なら、対象となる人たちは、
この法律なくても、最近(特に、ここ5年は)、
会社を辞め、個人で仕事をとってきて、
勝手に自由を謳歌している気がするから。
今更、そんな法律は不要では?
という気がしないでもない。
まあ、会社員のまま契約できるなら、
リスクも軽減するし、
家族にも説明がつくってことかな。
●追伸2
私の読者には、
若い方も多いです。
高校生や大学生もいるようですが、
世は、思ったより複雑なんですよ(笑)。
そこが、大人への階段です。
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サーチマン佐藤のJava