やっぱり調整しないとね
前回は少し脱線してしまいましたが、また大学院の話を続けていきたいと思います。
「働きながら通学できる」とはいうものの、やっぱりこの業界、毎日定時に退社できるとは限りませんし、特に開発プロジェクトとかに関わってしまうと、そもそも帰れるかどうかも怪しくなってくるわけで。
一方で、せっかく授業料を払ってるわけですから、授業がある日はできる限り出席したいですし、1つでも多くの授業をとっていろいろ勉強したいわけです。とはいうものの、逆にそのせいで仕事が滞ってしまっては本末転倒ですよね。2年という長い期間であることを考えると、やはり何らかの形で調整が必要です。今回は、そのあたりで自分がやっていたことを(まだ継続中ですが)書いてみたいと思います。少しでも参考になれば、ということで。
■職場では「最初の仕切りと報告+日々の雑談から」
職場では、みなさんいろんな担務、あるいはその時々の条件があって、それを前提として調整が必要です。
私の場合、学校を知ったきっかけは、所属の上司ではなく、以前お世話になった方からの紹介でした。私の会社の人材育成部門からその方に声がかかり、「誰かいない?」って話だったようですが、私はその時たまたま2年間の開発プロジェクトから戻ってきたタイミングだったので、声がかかった、という経緯でした。ですので、多少は他の人たちよりも調整は楽だったかもしれません(もちろん、同期を見渡すと遙かに厳しい条件の中で通っている人もいますので、私はかなり恵まれた環境にいるなぁ、と思っているところはあります)。
でもラインの上司の方では、たまたま別の事業所の部隊に配置しようとしていたようで、まずはそこから話を始めました。事業所を移ると、定時前に退社しないと学校に間に合わない状態になってしまいましたので、まずはそこから始めました。
そして、やはり2年間という長い期間、仕事上どんなことがあるかわかりません。例えば、「何カ月か遠地に……」とか言われてしまうと、その時点で単位が取れなくなって、修了できないか、あるいは長期履修生にならざるを得ないです。このような可能性も考えて、学校に行くことについて、上司とはよく相談しておくことが必要です(話しておいたおかげで、遠地常駐を回避できたこともありました)。
また、最初だけではなく、継続的に「大学院に通っていること、メリットがあること」を上司に知っていてもらう必要があると考えていますので、定期的にアピールすることにしています。
具体的には、以下のようなことをやっています。
- 半期に一回、上司に簡単なレポートを発行して、状況を報告
- 目標評価や目標設定の面談の中で、学校の話を絡めて上司と会話
- 私の職場では朝礼をやっていて、持ち回りでスピーチをやっていますので、その場で、学校の内容や、仕事の場でも役立つ話題などを紹介
加えて、やはり日々同じチームの同僚の理解が、たぶん一番重要ではないかと思います。作業分担をお願いする以上、大学院に行っていること、あるいはその負荷の度合いは理解してもらう必要があると実感しています。私は、日々の会話や週1のチーム会などで、学校の活動状況を話すようにしています。
■家族の理解もやっぱり必要
職場の理解以上に、家族の理解も必要ですよね。私の場合は、開発プロジェクトで2年間ぐらいあんまり家にいない日が続いていたので、それが終わってすぐにまた……という状況になるので、そのあたりはいろいろ会話しました。
この辺、理解してもらえるかどうかは、IT系の仕事の様子を知っているか否かで結構変わってくるみたいです。うちの相方(奥さん)は、元IT系の技術者なので理解してもらえましたが、そうでない人たちは結構苦労しているみたいです(うちの両親はいまだに理解できない模様……)。
具体的には、プライバシーにかかわる話なのであまり話せませんが、少しずつ、いろいろ努力しています(内容はご想像にお任せします……笑)。
私がやっていることはこんな所です。何かしらみなさんのご参考になれば幸いです。
これが今年の最後の更新になります。お休みの方、年末年始稼働を控えている方、様々かと思いますが、みなさんよいお年を迎えることをお祈りしております。来年は2年時のPBL(Project Based Learning)のお話をしていきたいと思いますので、またよろしくお願いいたします。