392.ウ。 ―宇宙人の存在について―
初回:2024/11/27
いきなり、宇宙人の話とか『なんのこっちゃ』と思われるかもしれませんが、少しだけ宇宙人についての認識に変化があったので、そのことについて書き留めておこうと思いました。
P子「何かのアニメに影響されたの?」※1
元々、私は宇宙人の存在を信じています。と言っても世間で言われている宇宙人のミイラとか、UFOを目撃したとかの話は、本物か偽物かに興味はなく、単に確率的に存在するだろう的に信じている程度です。つまり、知的生命体が地球にしか存在しない...なんて考え方は、地球が宇宙の中心で静止している的な考え方と同じで、論理的ではないと思っています。
P子「神様の存在も信じてないものね」
少し違います。人々が信仰している神様とか、どこの誰かが書いた書物に書かれていることは信用していないだけで、古い木や山や海、さらには長年使っている道具などに神様が宿るという考え方には同意します。と言って山の神様が女性だからと言って、女人禁制とかはくだらないと思っていますので、余り信心深いとは言えないかもしれません。
という事で話を戻すと、確率的に『どこかに』宇宙人が存在している...的に考えていました。
P子「『いました』ってことは、今は違うの?」
少し認識に変化が起こったという事です。
1.ポスト生物的宇宙
いきなり答えを言ってしまうようですが、この記事を読んで考えが変わったという事です。
≪参考資料1≫
https://forbesjapan.com/articles/detail/75127
「地球外製のAI」がすでに宇宙全体に広まっている可能性、元NASA歴史学者が指摘
2024.11.16 17:00
Bruce Dorminey | Contributor
この中で、『人類が暮らしている宇宙のタイプには3つの可能性がある』と指摘されています。
1.人類が物理的宇宙に暮らしている可能性...生命は偶然の産物
2.生命が広く存在している生物的宇宙
3.生物学的生命の大半あるいは一部がAIに移行したポスト生物的宇宙
元々の私のイメージは、2番目の『生物的宇宙』であって、人類以外にも同様の知的生命体が存在しているという発想です。
P子「で、変化があったという事は『ポスト生物的宇宙』に変わってきた?という事ね」
そうです。このポスト生物的宇宙とは『人類のような炭素ベースの知的生命体は高度なAI文明に取って代わられ、映画『マトリックス』のような仮想現実が形成されている』という考え方です。
まあ、人工知能が支配する世界があったとしても人類をエネルギー源にするようなことは起こらないとは思います。今の人類の知識では『核融合』を制御してエネルギー源にするなどの手法を取るでしょう。まあ、人工知能が電気で動いているかどうかも定かではありませんけど。
では、なぜ考え方が変わったかというと、現在の人工知能の進化のスピードがものすごいことになっている気がするからです。
2.宇宙の歴史
おさらいです。宇宙の誕生は、138億年前。太陽は約46億年前。人類は、約500万~700万年前。産業革命は1800年頃(1760年~1840年)。電子計算機は1942年。トランジスタが1947年とか48年。そして、集積回路が1958年で、後は説明も不要でしょう。
P子「初期の電子計算機は真空管だったのよね」
さて、よくある手法で言うと、宇宙誕生の138億年を1年間に置き換えてみることで、何となく時間間隔(時間感覚?)を実感できるというものです。
≪参考資料2≫
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC
宇宙カレンダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1月 1日 138億年前 ビッグバン、宇宙のはじまり
9月 2日 46億年前 太陽系の形成
12月30日 650万年前 霊長類誕生
12月31日 23:59:59 最近の 437.5年
この計算で言うと、138億年を一年に縮めると、1秒が約437.5年になります。
P子「産業革命ですら、0.5秒前にも満たないのね」
関ヶ原の戦いが、1600年なので、1秒前の1586年よりもこちら側になります。
さて、先の≪参考資料1≫では、『最初の太陽型恒星は約120億年前には存在していたと思われるため、真に長寿な種類の知性体は誕生から数十億年を経ているかもしれない』とされており、そもそも、人類誕生も、約500万~700万年前と、200万年もの時間差があります。
地球と全く同じタイミングで星が出来て、同じ時期に人類に相当する生物が生まれたとしても、200万年の時間差が少ない方なら宇宙人はまだ石器時代でしょうし、多い方ならすでに人工知能がものすごく発達しているという事です。
つまり、宇宙人のレベルが、今の人類と同程度であるという確率は、ものすごく小さい可能性があるという感じです。
P子「そもそも、今の人類の100年後にどうなっているかも判らないものね」
3.宇宙人の探索
そういう事から、先の≪参考資料1≫では『地球外生命を探す場合に必要とされる種類の探索方法とはまったく異なる探査戦略を講じる必要があるかもしれない』と述べられています。
P子「SETI とかも面白い取り組みだと思ったけど、別方面の探索も必要なのね」
≪参考資料3≫
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%E5%A4%96%E7%9F%A5%E7%9A%84%E7%94%9F%E5%91%BD%E4%BD%93%E6%8E%A2%E6%9F%BB
地球外知的生命体探査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
そもそも、今の人類の進化スピードで、100万年後にどのようになっているかなんて、全く想像できません。私なんて、10年後でも予測できません。そうなると、宇宙人というか宇宙AIが、どのような物なのかさえも判りませんし、そもそも有機物生命体なのか、電波で通信しているのかとかさえも不明です。なので、探索方法も、色々な手段や発想が必要なのかもしれません。
4.まとめ
私は、宇宙人は存在していると考えていましたが、漠然とした宇宙人像とはかけ離れている可能性の方が高そうだと考えなおしました。そしてそういう知性がものすごく発展した世界では、そもそも他の知的生命体を探索したりする必要性すらないのかもしれません。いや、それすら判りません。
P子「判らないことだらけね」
この世界に住んでいて、今までの歴史をきっちり見てきたのにも関わらず、10年先、20年先すら判らないのに、100万年先とか、10億年先とかの世界がどうなっているかなんて、さっぱりわかりません。
ですが、ロマンだけは、たっぷりあると思います。
P子「まだまだ、判らない事がたくさんあるものね」
ほな、さいなら
======= <<注釈>>=======
※1 P子「何かのアニメに影響されたの?」
P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。