今、話題の人工知能(AI)などで人気のPython。初心者に優しいとか言われていますが、全然優しくない! という事を、つらつら、愚痴っていきます

365.『葬送のフリーレン』から学ぶビジネススキル(5)

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初回:2024/05/22

 『葬送のフリーレン』を、1話づつ振り返りながら、ビジネス的な考え方を伝えていこうという企画です。

 今回は、第5話に基づいて話そうと思っています。

P子「今回から、通常の30分枠の放送になっているのよね」※1

#05 死者の幻影

 あらすじ
 https://frieren-anime.jp/story/ep05/

1.成功体験の幻影

 フリーレンとフェルンが旅の途中のとある村に立ち寄ったとき、村人が何人も幽霊に連れ去られ行方不明になっているという話を聞きます。フリーレンが『朝一で村を出るよ』というと、フェルンは『村の人たちが困っていました』と答えます。『ヒンメルみたいなことを言うね』とフリーレンが言うと、『私はいい子なので』とフェルンは言います。フリーレンは『フェルンがいいならいっか』と答えます。

P子「フリーレンは魔物の正体に感づいていて、フェルンを気遣ったのね」

 2人は峠道に向かいます。死者の幻影を見せて人を誘い込み捕食するアインザームという狡猾な魔物ですが、魔法使いにとっては大したことはありません。ただし、幻影を見れば迷わず撃てとフリーレンは言います。

 そして、2人は死者の幻影に遭遇します。フェルンはハイターの幻影を見せられます。大切な記憶を読み取って大切な人が優しく語りかけてくるのでフェルンはフリーレンが心配したようにすぐに撃つことができませんでした。フリーレンはヒンメルの幻影を見ます。幻影のヒンメルは『フリーレン、撃て』と言います。フリーレンは、『ヒンメルならそういうと思った』と言い、迷わず撃ち込みます。フェルンも我に返り、ハイターの幻影を撃つことができました。

 エンジニアに限らず、多くの人は過去の成功体験というものを大切にしているはずです。それはもちろん良いのですが、その成功体験にとらわれていると新しい一歩を踏み出すことができません。また、その成功体験の為に、間違った判断を下してしまう事もあるでしょう。

P子「幻影だと判っていてもフェルンがハイターを撃てなかったみたいに...」

 この辺は『正常性バイアス』とも関係しているのかもしれませんが、ちょっとまずいなと感じつつも、過去の成功体験通りに事を進めれば、今回もうまく行くと思ってしまうのかもしれません。

 成功体験を捨てるのではなく、新しい成功体験を手に入れることが重要です。

 フリーレンは『師匠の幻影が出ると思っていた』と言います。自分も少しは成長したと感じたように、自分自身が作り出す幻影で、成功体験を打ち破ることができれば、それは一つの進歩に他なりません。

 過去の成功体験に引きずられて判断を間違うのか、新しい成功体験を獲得する為に一歩踏み出すのか、それは自分自身で決めることです。

2.誰かの為に戦える

 フリーレンは、紅鏡竜(こうきょうりゅう)の巣の中にある魔導書が欲しいと言います。フェルンが紅鏡竜に向かって魔法を撃ち込みますがびくともしません。『何度も攻撃を繰り返せば、流石に倒せるでしょ』というフリーレンに対して、フェルンが拒否します。

P子「竜との追いかけっこは魔法使いのやる方法じゃないって、フリーレンも言ってたものね」

 そこでアイゼンの弟子のシュタルクを前衛として旅に誘ってみることにします。

 紅鏡竜が村で暴れたとき、シュタルクが立ちはだかることで、竜は逃げていき、その後村に現れることが無くなりました。シュタルクはその村では英雄として扱われていましたが、実は怖くて動けなかっただけで、竜の気まぐれで去っていっただけだと思っていました。

 『家を野菜みたいに「しゅぱーん」と輪切りにするんだよぅ』とシュタルクは泣きながらフリーレンに助けを求めます。

 『フリーレン様、こいつはダメです』とフェルンは放棄しますが、フリーレンは1日猶予を与えます。

 フェルンにダメだしされたシュタルクですが、『今のあいつは誰かの為に戦えるやつだ』とアイゼンは言っていました。フリーレンはその言葉を聞いて『いい戦士だ』と答えていました。

 エンジニアも、納期やコスト、新しい技術の習得など、様々な事と日々戦っています。

 すでに決められたことだから、何となくそれに従っているだけというのなら、それは単に流されているだけでしょう。戦うというのであれば、戦況を良くしようとする為に、納期やコストについて色々と工夫したり効率化する為の努力や取り組みを行います。

 それらの努力は、誰の為に行っているのでしょうか?

P子「普通に答えるなら、自分の為ね」

 その通りです。

 仕事をするうえで『顧客満足度を高める』とか『顧客のご要望を叶えます』とかあるかも知れませんが、私は余り信用していません。

P子「天邪鬼だもんね」

 そういう直接的な努力って、建前論か、本気で考えているなら長続きしない努力だと思います。

 『顧客の為に努力する』ではなく『努力を積み重ねた結果、顧客の為になった』のが正解だと思っています。

 フリーレンとフェルンが夕食後、宿屋に向かっているとき、遠くの方で大きな音がします。フリーレンがシュタルクだよと言うので、フェルンが見に行くとシュタルクが大きな斧で崖を切り裂いていました。昼間に見た崖の裂け目は、シュタルクの修行の後だった事をフェルンは理解しました。

 シュタルク自身も、その修行はアイゼンとともに過ごした日々の習慣だったのかもしれませんが、少なくとも村人の為の修行ではありませんでした。

P子「紅鏡竜にびびってたもんね」

 でも、結果的にはその努力は村人の役に立っていました。

3.まとめ

 私も含めて『成功体験』というのは甘い蜜です。ですが『成功体験』を否定するのではなく、次の新しい『成功体験』を手に入れる為に、チャレンジするのは勇気があることですが、成長につながると思います。

 そして、日々の努力に真摯に取り組むことこそが、まわりまわって顧客や周りの人たちの為になるという事だと思います。

P子「『努力は人の為ならず』って言うものね」

 少し違いますが、直接的な効果を狙うのではなく、無意識のうちに誰かの為になることができるというのは、良いことだと思います。

 ほな、さいなら

======= <<注釈>>=======

※1 P子「今回から、通常の30分枠の放送になっているのよね」
 P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。

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