今、話題の人工知能(AI)などで人気のPython。初心者に優しいとか言われていますが、全然優しくない! という事を、つらつら、愚痴っていきます

366.『葬送のフリーレン』から学ぶビジネススキル(6)

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初回:2024/05/29

 『葬送のフリーレン』を、1話づつ振り返りながら、ビジネス的な考え方を伝えていこうという企画です。

 今回は、第6話 『村の英雄』に基づいて話そうと思っています。

P子「シュタルクの見せ場の回ね」※1

#06 村の英雄

 あらすじ
 https://frieren-anime.jp/story/ep06/

1.積み上げてきたものは裏切らない

 夜に大きな音がするので、フェルンが見に行くと、シュタルクが修行をしていた。それでもシュタルクは竜との戦いを迷っていた。フェルンが昔魔物に襲われたとき、やはり怖かったが追い詰められた時、自然と体が動いたという話をした。

 『必要なものは覚悟だけだったのです。必死に積み上げてきたものは裏切りません。』とフェルンは言います。

 紅鏡竜(こうきょうりゅう)の討伐依頼を受けて、フリーレンとフェルン、シュタルクは竜の巣に向かいます。シュタルクが30秒の足止めをするために、竜と対峙します。激しい戦闘の末、シュタルク一人で紅鏡竜(こうきょうりゅう)の討伐に成功します。

 そして、竜の巣の中にある『くだらないガラクタ』を見てフリーレンは大喜びです。それを見て、シュタルクは師匠が言っていた『くだらない旅』を思い出します。

 『辛く苦しい旅がしたいのかい。僕は終わった後にくだらなかったと笑い飛ばせるような楽しい旅がしたいんだ』とヒンメルはアイゼンに言います。

 シュタルクも『くだらない旅』をしたいと言います。

 技術者は、日々修行しています。

P子「日々修行というか勉強ね」

 そうして努力してきたことは裏切りません。もちろん、常に結果が出るとは限りませんが、日々勉強してきたこと自体は無駄にはなりません。エンジニアとしては、結果を保証するためではなく、日々の勉強を行うこと自体が重要になってきます。

P子「エンジニアって、大変ね」

 もちろん、エンジニアだけが大変なんじゃなくって、どんな職種・仕事でも大変ですが、移り変わりの激しい技術の世界では、より多くの差が表れるという事でしょう。

 そんな中、色々な仕事に関わることになると思いますが、そんな時、『辛く苦しい仕事がしたいのかい。僕は終わった後にくだらなかったと笑い飛ばせるような楽しい仕事がしたいんだ』と思っています。

P子「また、無理やりまとめたわね」

2.ジャンボベリースペシャル...こんな小さかったっけ?

 フリーレンとフェルン、シュタルクは北側諸国への旅の途中にある城塞都市に向かいます。そこでは衛兵が関所を守っており、誰一人通さないと言います。

 フェルンが態度が悪いというと『あれは優秀な衛兵だよ』とフリーレンが答えます。

P子「仕事をきちんとする人って、一見厳しそうに見えるものね」

 関所を通れないという事で、フリーレンは魔導書探しを始める。シュタルクは昔アイゼンと来たことがある店で『ジャンボベリースペシャル』を注文するが、想像していたものよりだいぶ小さく感じた。

P子「ステルス値上げってやつね」

 最近は、ステルス値上げ後に本当に単価を上げてくるので、影響力はゾルトラークに匹敵するほどあります。

 そんな中、街中で2年以上も足止めを食らうかもしれないという情報を聞きつけたフェルンはシュタルクと相談して、関所を通る方法を探します。ですが、なかなか見つかりません。裏ルートなども探した結果、やはり関所を通る方法は見つかりませんでした。そんなとき、フリーレンが衛兵に追われているところに遭遇します。『北側諸国へ旅立つおつもりですね』という城代の言葉を受け、あっさり関所を通ることができることになりました。

P子「このお話にビジネススキルと関係があるの?」

 色々と手を尽くしたつもりでも、ひょっこり解決することもある...という事でしょうか。

P子「運に任せる...みたいな事じゃ、スキルでも何でもないわよ」

 いや、色々な手を考えて打ってもうまく行かない事もあるが、それは努力が無駄だったと言えなくもありませんが、日々の修行と同じで、たまたま結果が異なる方向で出ただけで、無駄だとは思っていません。それと、うまく行かないときでも、何かの拍子でうまく行くこともあるので、簡単にはあきらめない事も大切だと思います。

P子「先ほどの、無理やりまとめよりも、さらに無理やり解釈ね」

 ビジネススキルというのは、事象をそのまま受けても良いし、反面教師にしても良いし、何か思う所があればすり替えても良いのです。

3.まとめ

P子「今回のお話をまとめるのは、少し難しかったわね」

 紅鏡竜(こうきょうりゅう)の討伐については、シュタルク自身が一人で出来ないと考えていたが、一人で倒してしまったし、関所の通過は絶望的と思っていたが、フリーレンの名前であっさり通過できてしまったという、どちらも予測と結果が合いませんでした。

 しかも竜の討伐に関しては、日々の努力があったからこその成果であり、関所の通過は努力したが全く別方向で解決したという事なので、相反する事例です。ですが、実際の仕事においては、このような事例は結構あると思っています。

 努力することで結果が保証されることはありませんが、努力したことは裏切らない...これは大切なことだと思っています。

P子「そして、辛く苦しい仕事より、終わった後にくだらなかったと笑い飛ばせるような楽しい仕事がしたいのよね」

 その通りです。

 ほな、さいなら

======= <<注釈>>=======

※1 P子「シュタルクの見せ場の回ね」
 P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。

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