278.ラズパイ無双[19 PINTO model zoo]
初回:2022/10/5
Raspberry Pi (ラズベリーパイ、通称"ラズパイ")で何か作ってみようという新シリーズです。今回は趣向を変えて『PINTO model zoo』を紹介している『PINTO model zooの歩き方』をご紹介したいと思います。
P子「モデル動物園って何?」※1
AI(ディープラーニング)の軽量化モデルが多数あるのですが、正直、私はここの凄さが判りません。例えば高校で野球をやっていた人が『大谷翔平選手』の凄さが判らないのと同じくらい判りません。
P子「プロでも実際に対戦してみないと判らないかもしれないわね」
1.PINTO model zooの歩き方
≪参考1≫
https://zenn.dev/karaage0703/articles/a4973dc094ee1c
PINTO model zooの歩き方 ~ Tour of PINTO model zoo ~
まずは『PINTO model zooの歩き方』ですが、趣旨としては『PINTO model zoo』の紹介と、サンプルを動かしてみようという事ですが、ここが無ければ『PINTO model zoo』で迷子になるどころか、たどり着くことすらできなかったと思います。
そもそも、『PINTO model zoo』のサンプルを動かすって言っても、どれで何が出来るのかさえ分からなく、どうやってサンプルを動かせればよいのかさえ分かりません。そういう意味で『歩き方』という命名は、非常にピッタリくるネーミングだと思います。
この『PINTO model zoo』には色々なサンプルがありますし、そもそも動かすまでに色々な前提が必要です。実は、私もサンプルを動かすまで、色々とゴネゴネしていたので、実際に何をどうしたら動いたのかわかりませんが、とりあえず、下記の3つをインストールしていた記憶があります。
$ pip3 install onnxruntime
$ pip3 install pillow
$ pip3 install tensorflow
ちなみに、以前の『256.ラズパイ無双[4.SDカード延命]』で/tmp と /var/tmp をtmpfs(Ramdisk上)に設定していますが、その状態でインストールを実行すると、容量不足でエラーになります。なので、インストール前には、一旦設定を元に戻します。
$ sudo nano /etc/fstab
tmpfs /tmp ・・・・
tmpfs /var/tmp ・・・・
の行をコメントアウトした後、ラズパイを再起動します。
$ sudo reboot
install 実行後、再び、コメントを外して、実態の /tmp と/var/tmp を削除して再起動します。以前にも書きましたが、リモード接続時に /tmp を削除すると停止してしまうので、削除と再起動を一気に実行します。
$ sudo rm -rf /var/tmp && sudo rm -rf /tmp && sudo reboot
とにかく、『PINTO model zoo』はものすごく凄く丁寧に解説されているものの、素人の私では手のつけようがありませんが、この『PINTO model zooの歩き方』を参考に、とりあえずサンプルを動かすことが出来ました。
どちらも本当にすごいです。
これからも、色々な『歩き方』を期待しています。
P子「自分では解説しないの?」
難しすぎて、出来ません。
2.PINTO model zoo
一応、本家の『PINTO model zoo』もご紹介しておきたいと思います。
≪参考2≫
https://github.com/PINTO0309/PINTO_model_zoo
PINTO0309/PINTO_model_zoo
≪参考2≫の下の方にもサンプルがありますが、本当に色々と出来るみたいです。知らんけど。
P子「その『知らんけど』って流行ってるそうね」
≪参考3≫
https://www.moneypost.jp/951120
Z世代に「知らんけど」が流行中 関東の若者「エセ関西弁のつもりはない」
2022年9月26日 16:00 マネーポストWEB
ラズパイ上で実行できるものもあり、先の『歩き方』を参考に実行したところ、思っていたよりもサクサク動きました。
P子「もう終わり?」
あまりにも凄すぎて、判らないので解説のしようもありません。とりあえず私はご紹介だけして、もっと優秀な方々がサンプルの動かし方の解説記事を書かれるのを待つことにします。
P子「やっぱり他人任せなのね」
3.まとめ
とりあえず『PINTO model zooの歩き方』と『PINTO model zoo』のご紹介が出来ました。
P子「ホントに紹介だけね」
例えば、姿勢検出など、体中にマーカーを付けて映画撮影するみたいなイメージしかありませんでしたが、ここで紹介されている技術を応用すれば、自主映画とか簡単なアニメーションとか作れるんじゃないか、また、自宅のカメラで、3Dアバターを簡単に作成できてゲームの世界に入れるんじゃないかと思いました。
ただし、私はあまりゲームなどしないので、どういう事ができるようになっているのか詳しく知りませんが、ディープラーニングをはじめとしたAI技術の進化もすごいのですが、そういう技術が私たち素人でも簡単に使えるという所が、さらにすごい所だと思います。
色々と楽しみです。
ほな、さいなら
======= <<注釈>>=======
※1 P子「モデル動物園って何?」
P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。