142.どうするのが正解か
初回:2021/4/19
1.勇敢な中学生
《参考資料》
https://news.infoseek.co.jp/article/20210417_yol_oyt1t50393/
踏切で倒れてもがく自転車の男性、大人は傍観...中学男女6人「助けなければ」
読売新聞 / 2021年4月18日 9時23分
P子「いいお話ね」(※1)
簡単に要約すると、踏切で自転車を体の上に乗せて倒れて起き上がれずにもがいていた男性(64)を、中学生が目撃して助けたというお話です。
その時周囲には何人かの大人がいたのに、傍観していただけだった...という事です。
で、もし私がその場を目撃していたとして、かつ、近くに何人かの大人がいたとして、率先して助けに行けたかと言うと、正直いけなかった可能性が高いです。
ただし、一番近くにいたのであれば、助けるか声をかけた可能性はあります。
P子「それは、周りの目が気になってでしょ」
そういう事です。『あの人、近くにいるのに助けてあげないなんて信じられない...』みたいに思われたくないからです。
あくまで、倒れてもがいている男性の為に助けるのではなく、自己保身の為に助けるだけです。
そういう意味では、中学生の行動は、真の善意からの行動だと思いますし、素晴らしいことだと思います。
2.倒れて恐喝!?
《参考資料》
https://news.infoseek.co.jp/article/recordchina_RC_874680/
倒れた人を助け起こしたら加害者にされる―中国
Record China / 2021年4月11日 21時20分
簡単に要約すると、中国でスクーターに乗っていて倒れた男性を助けようとした市民が、逆に加害者扱いされたというお話。男性を助け起こした所、「あんたがぶつかってきた。足にけがをしたぞ」と逆ギレされ、警察ざたになった。監視カメラの映像で確認して、ウソをついていたことが判明したというお話。
この手のお話、中国では有名な話で、下記の例では、救助者が敗訴して75万円相当の医療費支払いを命じられたそうです。
《参考資料》
https://www.epochtimes.jp/p/2017/08/28084.html
中国で事故の負傷者を助けないのはなぜ?
2017年08月01日 14時02分
P子「さすが、中国ね」
中国の話は確かに極端かもしれませんが、アメリカが訴訟大国というのは有名な話ですし、日本でも司法試験制度の見直しの結果、弁護士数が増え続けているため、平均年収は減少傾向にあるそうです。年収アップを図るには、アメリカと同様に「なんでも訴訟」なんて社会にならないとは限りません。
3.大人の対応?
この手の話に、結論を出すつもりはありません。状況次第でどうなるか判りません。
さて、なぜこんな話になったかと言うと、あるシステムがあって、ちょこっと評価してみたところ、全く使い物にならない(個人の感想です)のですが、組織として誰も止めない、何も言わない...という状況に遭遇したからです。
そこは、技術者の前にサラリーマンということで、上に対して意見出来ないというのは理解できますが「見て見ぬふり」という点に関しては、同じような気がしました。
P子「あなたはどうなの?」
私はサラリーマンの前に技術者なので意見しました。また、何がまずいのか、どうすればよいのかを、実際に示すことにしました。
P子「出世の道が閉ざされてると無敵ね」
最近、この立ち位置が気に入ってきました。
P子「消費税が上がっても給料は上がらないけどね」
ほっといてください。
ほな、さいなら。
======= <<注釈>>=======
※1 P子「いいお話ね」
P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。
スピンオフ:CIA京都支店『妖精の杜』
ここはCIA京都支店のデバイス開発室。安らぎを求めて傷ついた戦士が立ち寄る憩いの場所、通称『妖精の杜』と呼ばれていた。
P子:CIA京都支店の優秀なスパイ。早坂さんにはなぜか毒を吐く。
早坂:デバイス開発室室長代理。みんなから『妖精さん』と呼ばれている。
P子:「日本人って『助けて』って言えない人が多いよね」
早坂:「アメリカじゃ、助けてっていう前に助けるのは失礼という認識があるしね」
P子:「でも助けてっていうと助けてくれる」
早坂:「日本は困っている雰囲気を出せば助けてくれる」
P子:「忖度の世界ね」
早坂:「弱者に忖度するのはいいとして、強者に忖度するのが蔓延してるから」
P子:「でも、やっぱり自ら『助けて』って言えないといけないと思うわ」
早坂:「月末、苦しいから助けて!」
P子:「それとこれとは別」
コメント
おたみ
> 最近、この立ち位置が気に入ってきました。
達観されましたね。
私はまだその域に達することができず。
悶々としております。。。orz
ちゃとらん
おたみさん、コメントありがとうございます。
> 達観されましたね。
いえいえ、実際のところは、まだまだジタバタしていますが、現実問題としてどうしようもない事なので、だいぶ受け入れる事が出来てきました。
てんるう
何が「正解」かと言うと、多分「踏切の非常ボタンを押す」が正解だと思います。
踏切に入って助けるのは本来NGです。
(とはいえ、踏切の非常ボタンについては中学生なら知らなかった可能性はあります。車の運転免許持ってる大人なら知っててしかるべきかと思いますが)
踏切の非常ボタンを押すだけなら、リスクを負うことは無いですよ。
ちゃとらん
てんるうさん、コメントありがとうございます。
> 何が「正解」かと言うと、多分「踏切の非常ボタンを押す」が正解だと思います。
うおぉぉぉ…
全く気付かなかったあああぁぁぁぁ
ホームから線路に落ちたとか(あってはいけない状況)なら、非常ボタンを押すのに躊躇しないかもしれませんが(でも、押せない気がする…あせって)、踏切で人がこけている状況(あるかもしれない状況)で、勇気をもって非常ボタンを押せるか、私には荷が重いです。
踏切で、車が脱輪して動けない状態なら、押せる気がします。
自転車のケースで、すぐに立ち上がってしまったら、非常ボタンの解除って、出来るんだろうか?
てんるう
>非常ボタンの解除って、出来るんだろうか?
解除はできないと思います。
ですが、非常ボタンを押した後で踏切内で事故ってた人が自力脱出しても(結果として誤報になったとしても)、鉄道会社から(電車の遅延とかで)訴訟されたりはしないので安心してください・・・・・・と、JR西日本のホームページには書いてました。
ちゃとらん
てんるうさん、コメントありがとうございます。
さらに詳しい解説も、ありがとうございます。
非常ボタン押して、訴えられるのは怖いですもんね。きちんとホームページに書いてあるというのは心強いです。