今、話題の人工知能(AI)などで人気のPython。初心者に優しいとか言われていますが、全然優しくない! という事を、つらつら、愚痴っていきます

088八百万の神々

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初回:2020/08/05

1.日本古来の正当な神様

P子「他のは正当じゃないってクレームが入るわよ」(※1

 単なる分類です。日本では、長年愛用した箸や茶碗にも神様が宿ると言われていますから、それらと区別するために必要です。

 さて、ここで言う正当とは、天照大神(アマテラスオオミノカミ)とか、イザナギノミコト、イザナミノミコトなどの有名な神様の事です。

 アマテラスオオミノカミが、天岩戸に閉じこもったり、イザナキとイザナミの愛憎ドロドロ話や、オオクニヌシノミコトの壮絶なイジメ体験(兄たちに何度も殺されて母親が神様に頼み、何度も蘇らせた)とか。心優しいオオクニヌシノミコトが、サメに嘘をついたために皮を剥ぎ取られた兎を助けた話は有名です。所が、オオクニヌシが最初に結婚したヤマガミヒメが妊娠しており臨月も近いというのに、スサノオの娘のスセリヒメに一目惚れ。傍若無人で荒くれ者のスサノオノミコトが溺愛していたスセリヒメも、気が強いカミさんで、臨月も近いヤマガミヒメは、スセリヒメを恐れて里帰り、途中で産んだ子供を木の枝にかけて帰ったとの事。

P子「うちのカミさんがって、刑事コロンボじゃあるまいし」

 興味のある方は、ご自分でお調べください。芸能界のドロドロ話なんて、可愛いもんです。

2.怨霊を恐れて神として祀る

 不遇な人が亡くなった後、色々な災害が起こると怨霊のせいにして、これ以上の悪さをしないように神として祀ります。現在は学問の神様として親しまれている菅原道真の怨霊伝説や、平将門の首塚などは有名なお話でしょう。「触らぬ神に祟りなし」と言われる様に、日本の神様は、助けもするし、災いを持ち込む存在なのです。
 また昔から、貧乏神、疫病神、死神など、呼んでもいないのに近づいてくる神様もいます。

P子「ずっと、貧乏神が付いてるもんね」

 言うと思ってました。

3.コンピュータの神様

 京都で『十三まいり』と言うと、嵐山にある奈良時代(713年)に創建された法輪寺が有名ですが、ここに電電宮という神社があります。電気・電波の祖神として信仰されており、今日では電気・電波だけでなくコンピュータ関係者や電気通信事業者からも信仰を集めています。

 大きな声では言えませんが、バグが発生しませんようにと、お祈りに行ったことがあります。

P子「効果はあったの?」

 ノーコメントです。

 バグがあったとすれば「お祈りが足りなかった」「お祈りしたから、その程度のバグで済んだ」などと言われ、バグが無ければ「ご利益があって良かったですね」となります。

 ※ もちろん、電電宮の関係者がグッズを売りに来られたり、勧誘されることはありません。

4.お客様は神様です

 三波春夫さんのお言葉(※2)として有名かつ独り歩きしていますが、怨霊も神様としてお祀りしたり、貧乏神、疫病神などの神様も居られる日本では、ある意味「お客様は神様です」と捉えても良いのではないのでしょうか?

 ご利益どころか、災いばかり持ち込む神様は相手にせず、心穏やかに対応したいものです。

ほな、さいなら

======= <<注釈>>=======

※1 P子「他のは正当じゃないってクレームが入るわよ」
 P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。

※2 三波春夫さんのお言葉
 https://www.minamiharuo.jp/profile/index2.html

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