075.絶対に成功する方法
初回:2020/05/27
1.エンジニアライフっぽい記事を...
P子「『絶対』というものは『絶対』にないって言ってなかった?」(※1)
その通りですが、物事には例外というものが『絶対』にあります。
とあるコラム(※2)のコメント欄で『あなたのコラムをこの先読むことはなくなるでしょう』宣言されたので、役に立つコラムを書こうと思いました。
P子「普段のコラムは役に立たないもんね」
そんなことは無いようなことは無い感じもしないでもないかもしれないこともない気がします。
さて、成功の秘訣を伝授する前に、成功者と言われる人々の共通点を探ってみましょう。
P子「まともな出だしね」
成功者の一番の共通点は、成功した人たちである...という事です。
P子「・・・・?」
そもそも、成功者の共通点を洗い出して、まねしたって成功者にはなれません。なぜなら、成功者とは結果であって、過程ではないからです。
P子「じゃあ、成功者のまねをしても無駄って事?」
例えば『7つの習慣』(※3)を実践したからと言って、成功者になれる保証はありません。
P子「保証はないけど、いいとこまで行くと思うわよ」
成功する確率は上がりますが『絶対に成功する方法』ではありません。だからと言って、成功者のまねが無駄とも言い切れません。
≪まとめ≫
成功者は結果であって、共通した方法論は存在しない。
2.出世することは成功なのか?
エンジニアとして優秀だったり、人間的な魅力がある人が出世するかと言うと、これまた難しい問題です。なぜかと言うと、出世の基準は他人の判断だからです。組織の風土や上司の考え方、取引先の顧客の思想など、色々な複合要因が重なり合って、この人は良いとか、この人はダメとか判断します。
出世を成功の目標に設定してしまうと、周りの目を気にして『自分』がずれてしまいます。そして、出世できない=成功できないのは、環境が悪い、上司が悪い、時代が悪いって方向で考えてしまいがちです。
P子「あれ、良く言ってなかった?」
ごにょごにょごにょ...
P子「ごにょごにょ言わない」
つまり、成功の判定基準が他人に依存するようなものは『絶対に成功する方法』にはなり得ないという事です。
≪まとめ≫
他人の評価に依存する尺度で測ってはいけない。
3.技術力を磨けば成功者になれるのか?
技術力は、比較的判りやすい尺度です。ゴルゴ13クラスの技術力があれば、多少コミュニケーションが苦手でも大丈夫です。
P子「本当にゴルゴ13ネタが好きよね」
では、技術力を磨けばよいかと言われると、使う所が無ければ意味が無いでしょうし、システム開発の様な作るより維持する方の費用が大きくなる場合、天才的な作りをされても凡人には保守できず、結果、無用の長物と化す可能性が高いです。スナイパーやハッキング(クラッキング)などは、その後のメンテナンスとか不要なので天才の需要はありますが、システム開発においては、それ程需要は無いと思っています。
P子「複雑なシステムにしないで、簡単な方法論で実装する人は...」
それは素晴らしいのですが、コロンブスの卵的な発想の場合、きちんと評価する人がいないと認められない可能性があります。また、ネットの世界では、1時間探し回って、1行だけで対処できたって話もありますが、結果から見れば『よくやった』となかなか言ってもらえません。
P子「最初から知ってれば、1分かからないもんね」
技術力と同様に、高学歴なら成功者になれるとか、勉強すれば成功者になれるなども、あった方が良い程度のレベルでしょう。
≪まとめ≫
努力はした方が良いが、成功する保証はない。
4.絶対に成功する方法
P子「最初から、この章だけ書けばいいのに」
ちゃんちゃん...で終わってしまうでしょ。
ここまでの≪まとめ≫をもう一度整理すると...
・成功者は結果であって、共通した方法論は存在しない
・他人の評価に依存する尺度で測ってはいけない
・努力はした方が良いが、成功する保証はない
つまり、成功とは、成功者の人まねでもなく、他人の評価でもなく、努力すればいいってものじゃないという事です。
P子「じゃあ『絶対に成功する方法』は無いって事?」
いえ、ここまで言ってきたことを考え合わせれば、成功する方法論が見えてきたはずです。
・自分なりの方法で実践する
・評価は自分で行う
・目標を設定して努力する
P子「それで絶対に成功するの?」
まず、ゴールを決めます。そこからブレイクダウンしていって、直近の『絶対に達成できそうな目標』を決めます。その目標が達成できれば『その目標については成功者』になれます。
P子「あなたは詐欺師?それとも政治家?」
こんな所で、その話題を持ち出すと、またコメント欄が荒れますよ。
目の前の目標設定とその実現が出来れば、成功者でしょう。なんか文句ある?
問題は、小さな目標を単に設定するのではなく、常にゴールとなる大きな目標の方向を指し示す小さな目標を設定します。単に小さな目標を設定するだけでは迷走します。大きな目標に向かって、同じ方向に小さな目標を自分で設定します。
この良い点は、絶対に成功するし、成功し続けることで自信につながります。
目標の設定と実現方法は、個人ごとに異なるでしょう。それでよいと思います。
P子「で、あなたは成功者になったの?」
ごにょごにょごにょ...
P子「ごにょごにょ言わない!」
ほな、さいなら
======= <<注釈>>=======
※1 P子「『絶対』というものは『絶対』ないって言ってなかった?」
P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。
※2 とあるコラム
https://el.jibun.atmarkit.co.jp/pythonlove/2020/05/074.html
074.#検察庁法改正案に抗議します
※3 『7つの習慣』
https://ja.wikipedia.org/wiki/7%E3%81%A4%E3%81%AE%E7%BF%92%E6%85%A3
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コメント
おたみ
そもそも実践も評価も努力もしないで、「成功」って結論付けちゃえばいいんでは?
ちゃとらん
コメント、ありがとうございます。
> 「成功」って結論付けちゃえば・・・
画期的な答えです。
「レンタルなんもしない人」みたいに成功している人もいますしね。
# 努力してないとか、言ってませんよ。
ここで一番言いたかったのは、成功の定義は自分で決めればいい、って事で、何もしないで成功って結論することも、有りだと思います。
所が、最大の問題が、自分の心に嘘は付けない…(そんなことは無い人もたまにいますが)ので、「成功」「成功」「成功」・・・って、言ってる自分を、自分で否定する時が来るかも知れません。
その時に、成功成功って言ってた自分が失敗だったのではないか?という疑心暗鬼に捕らわれるかも知れません。
匿名
タイトルだけ見て、「成功するまでやる」って結論じゃないかな、と思いましたが、違いました。
#もしかしたら、それも1つの答えかもしれませんが。。
成功の定義を自分で決めるってのは、とてもいいですね。
何をやってもうまく行かないって考えがちな人は、このコラムのような考え方を訓練すると良いと思いました。
部下教育や子育てで実践していきたいなと思いました。ありがとうございます。
ちゃとらん
コメント、ありがとうございます。
> タイトルだけ見て、「成功するまでやる」って結論じゃないかな、と思いましたが、違いました。 #もしかしたら、それも1つの答えかもしれませんが。
タイトル、若干釣り気味で、ごめんなさい。
でも、「成功するまでやる」ってのも、一つの答え(というか王道)ですね。
良くある、金塊発掘であと1m掘れば金脈にぶつかってたとか・・・でもいつまで掘っても出ない・・・というのもありますし、(引き際が肝心ともいう)
奥が深いです。(いや、穴掘りの深さじゃなくって・・・)
モンティホール
この内容なら『生存者バイアス』問題…皆成功例にばかり着目し、同じことをやって失敗した人間の話は聞かない(あるいは失敗者はその時点で社会的に死んでいるのでそもそも表に出てこない)ので、見かけの成功率が実態よりはるかに高くなる…にも触れてほしかった気がします(^^;;