今、話題の人工知能(AI)などで人気のPython。初心者に優しいとか言われていますが、全然優しくない! という事を、つらつら、愚痴っていきます

072.やはり出てきた憲法改正議論

»

初回:2020/05/03

1.コロナ危機に乗じた怪しい動き

 P子「やっぱりって感じね」(※1

 この話、4月初旬にはすでにくすぶっています。

 https://news.infoseek.co.jp/article/kyodo_kd-newspack-2020040601002019/
 共産、憲法審の開催提案を批判 小池氏「究極の火事場泥棒」
 共同通信 / 2020年4月6日 19時54分

 そして、憲法記念日の今日、やはりと言うべきか、国民の賛同が得られると思っている今がチャンスとでもいうように、改正議論が出て来ています。

 https://news.infoseek.co.jp/article/20200502_yol_oyt1t50308/
 「非常時に対応した改正議論」「この時期に持ち出すのは暴挙」...憲法記念日に与野党談話
 読売新聞 / 2020年5月3日 0時0分

 https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200503/KT200502ETI090006000.php
 考とともに 憲法と緊急事態 尊厳を譲り渡さぬために
 (5月3日)

2.災害対策に緊急事態条項は必要か?

 3/18の私のコラムで取り上げました、

 https://el.jibun.atmarkit.co.jp/pythonlove/2020/03/0673.html
 067.憲法改正の何が問題なのか(3)
 2020/03/18

 で、『あべこべ憲法カルタ』でも緊急事態条項の是非が議論されています。

 https://hbol.jp/201370?cx_clicks_art_mdl=1_img
 災害対策に緊急事態条項は必要か?<あべこべ憲法カルタ・第3回>
 2019.09.10

 パチンコ屋が休業要請に応じない、外出や県外移動の自粛要請に応じずに、サーフィンしている...など、強権発動できないからだ、憲法が悪い...的な議論に誘導されていると思います。

P子「パチンコ屋って不要不急の代名詞だからね」

3.必要なのは強権発動ではなく休業補償だ

 日本国憲法は財産権の保障について29条に規定を置いています。(※2)

 日本国憲法第29条 第1項 財産権は、これを侵してはならない。 第2項 財産権の内容は、公共の福祉に適合するように、法律でこれを定める。 第3項 私有財産は、正当な補償の下に、これを公共のために用いることができる。

 専門家ではないので何ですが『正当な補償』さえあれば『営業の自由』を公共のために拘束できないのでしょうか?

 そもそも、要請であっても補償があれば皆受け入れると思うんですけど...

P子「そもそもの補償が出来ないんでしょう。財源不足とか何とかで」

 その通りです。『正当な補償』が『十分な補償』とは言えません。そもそも補償ひとつとっても、2転3転しています。布マスク2枚と、10万円支給だけって、「どんだけ〜」(※3)と思います。

 つまり、憲法改正して強権発動できるようになっても補償は出来ない...という事です。改正するなら補償をどうするかまでも含めた改正が必要でしょう。

 10万円支給の話は、思う所がありますので、またの機会に改めて書きたいと思います。

ほな、さいなら

======= <<注釈>>=======

※1 P子「やっぱりって感じね」
 P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。

※2 財産権
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%A1%E7%94%A3%E6%A8%A9
 ウィキペディア(Wikipedia)

※3 どんだけ〜
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%A0%E3%81%91%E3%80%9C
 ウィキペディア(Wikipedia)

Comment(31)

コメント

熊猫

>1.コロナ危機に乗じた怪しい動き~
非日常が近いときに、非日常の想定を考えて議論するのは普通、というよりは効果的だと思います。なにせ平時は、遠い非日常について議論したがらないものですので。
そういう点では怪しくも何ともありません。
実際、企業では対応のためにリモートワークを、行政はオンライン手続きを整えて始めています。
緊急事態やポストコロナについて、種々のメディアでも論じられ始めているので、いい機会ではないでしょうか。
>『正当な補償』さえあれば『営業の自由』を公共のために拘束できないのでしょうか?
専門家ではないですが3つほど。
1.違憲の意見があるため強制的な実行ができない
火事場泥棒だって言い放った方々の団体を含め、街頭演説で、緊急事態宣言は違憲、あるいは憲法にないからしてなはならないという旨の街頭演説をされています。
また、種々の団体が私権の制限は違憲であるというような論調で緊急事態宣言に反体声明を出したりしています。このため強制的な実行のハードルが上がっているのではないでしょうか。
#特措法自体も同じように反対されていたかと。
2.憲法29条3項に基づけば請求はできると考えられる
法律論では請求はできるはず。ですが、それは「強制的な執行」が前提でしょうから、要請である場合は、どういう判断が下されるかは不明です。
3.特措法自体の限界
今回のような事態を想定してない特措法ですので、新たな立法が必要だと思います。でも立法府の動きは鈍い気がします。
>要請であっても補償があれば皆受け入れると思うんですけど...
特措法改正までに、ちゃんと議論するべきなのに、なぜか別の話題を優先して、議題に挙げる気はありませんでしたね、野党。
調整の上、特措法の改正時に3月の段階で補償を行う付帯決議をある野党がもぎ取ったにもかかわらず、別の野党のものいいで削除されたためのも影響しているかと思います。
これは立法府、とりわけ野党の不作為ではないでしょうか。
#一つ通ればそのまま次々に補償策が出せたと思うのですがね。。
>P子「そもそもの補償が出来ないんでしょう。財源不足とか何とかで」
国債発行で賄えばいいはず。
財政破綻論に乗った立法府とマスコミの方々が批判するため、内閣としては動きが取れないのではと推測します。
野党、というか立法府が率先して国債発行を促せばいいと思うのですが、なぜかそうしませんね。
>災害対策に緊急事態条項は必要か?
前回と同様に必要と考えています。
>憲法改正して強権発動できるようになっても補償は出来ない...という事です。改正するなら補償をどうするかまでも含めた改正
上記については同意します。正確には補償規定はあるので、それについて併記するかな。
加えて強権発動時の立法府の機能強化を憲法に加えたりするのもいいのかもしれません。
並行して、国会改革の推進がするべきかと思います。今回の事態で立法府(国会)が機能していないことが如実に表面に出たように思えます。
#おかしい、憲法のお題についての意見のつもりが、立法府への意見・感想になった。

熊猫

コメントバックありがとうございます。


>「検察庁法改正案」などの一連の流れを見ると、現政権は信用できないと感じます。
ちゃとらんさんは、明らかな世論操作、印象操作による誘導を受けて、信用できないと感じたということですね。
#第二次世界大戦の開戦前あたりで、諜報活動による世論操作で、戦争に突き進んだ一般の人と同じ状況と。
法案の成立時期はタイミングとして、緊急事態と並行して1月から行われている通常業務を国会が行っているだけに見えます。
法案と現在問題とされている部分と事実を拾うと、報道が別の問題をないまぜにして問題がない部分を問題化して、介入しようとしているように見えるが不思議です。
#これも第二次世界大戦の開戦前あたりでの、世論操作や報道による政治介入と同じ状況に見えますねぇ。
私は、冷静に考えれば考えるほど、このタイミングで、この流れが作られたことに違和感を持ちます。
#開示すべき時に情報を伏せたり、別の論点にそらしたり、違う問題を混ぜたりと、あえて本質を分からなくすることを考えると、世論操作の基本を押さえています。


>実際に、今の憲法の範囲内でも、出来ることがたくさんあるという事じゃないでしょうか?
その通りですね。今の憲法の範囲内で、もっと法案や事態の対処について国会で議論をすべきという話です。
当然ながら、そこには憲法に対する議論も含まれます。
#国会において疑惑があるという印象作りや働いてる印象作りの議論はいらない。

ちゃとらん

コメントバックのバック、ありがとうございます。


> 明らかな世論操作、印象操作による誘導を受けて、信用できないと感じたということですね。


世論操作は、政府や時の権力者が、情報弱者の一般市民に対して行うものだと思います。もちろん、私自身も一次情報(直接見聞きした話)ではないのですが、自分で判断し、取捨選択しているつもりです。逆に、印象づくりをしているのは、イエスマンばかりを重用する政府側だと思っています。


> #国会において疑惑があるという印象作りや働いてる印象作りの議論はいらない。


どちらにしても、印象だけで(良いも悪いも)判断するのは、避けた方が良いという意見には賛同します。

オレンジ

今回の憲法改正案の主題は
国会の定足数および国会議員の任期延長についてですよ。

つまり今回のような感染症が流行拡大するなどの緊急事態のときに
1.国会が開けない場合
2.国政選挙をする状況にない場合
それぞれ対応ができるようにしたい、ということです。

これらを定めることには緊急性がある、というのは理があると思います。

オレンジ

>逆に考えれば、今回の様な緊急事態に対する対策が、何も考えられていなかったとも言えますよね。

んんー?
自民党はコロナ問題前から考えてましたよ。
ちゃとらんさんも以前取り上げた改憲4項目です。
この中には緊急事態条項があり、前述の2点も含まれています。
「何も考えられていなかった」というのはあたりません。


むしろ憲法改正に反対しているコラムをみると、ちゃとらんさんは考えることを批判していた、と言えるのではないでしょうか。

オレンジ

>現憲法下でも十分に今回の緊急事態には対応できるはずです。
これはその通りなのですが、しかし、それは「今」に限った話なのですよ。
この感染症が国会議員の間で流行して国会が開けなくなったら。
そんな事態が容易に想定されるようになったのです。
その想定に今の憲法で十全に対応できるかが問われています。


ちゃとらんさんは政府対応が機能しているか疑わしいと言いましたが、政府は機能しているのです。
補正予算措置を始め、これまでにいろいろな対応をしています。
もちろんそれに対して様々不満はあるでしょう。遅い、少ない、見えない、もっと上手くできたはずだ、と。
各地の知事からも政府へ注文がつけられています。
しかし、それは政府が機能しているからこそ言えるのです。
もしこの感染症が流行して国会が開けなくなったら、その時政府の機能は止まるのです。どれだけ不満をぶつけても、国会の議決が取れませんから、対応のための予算すら付けられなくなります。


経済的に困窮して給付金を心待ちにしている人に、今は「もう少し我慢してください。必ず給付されます」と言えるでしょう。
しかし、もしかしたら「給付金を配るかどうかも決められません」としか言えない事態になりかねない。
今回の憲法改正議論はそれを危惧していると捉えられないでしょうか。

オレンジ

ちゃとらんさんの考えを変えようというつもりはありません。
憲法改正について一方的な見方かな、と思ったのでコメントさせてもらってます。
自分の考えの整理にもなるので、お付き合いいただけるとありがたい。


>どさくさ紛れに変な条項を入れていないか?
これ、どんな条項を危惧しているのでしょうか。
もう少し具体化できませんか?

オレンジ

その記事は読みましたが、主に震災の対応を想定しているのであって感染症の想定に対応できるような内容ではないと思います。
また、だからこそ自民党も公明党もかなり内容を絞って改憲を提案しているのでしょう。


ちゃとらんさんの言わんとするところはわかりました。
しかし改憲案は自民党が、党として出しているものです。内閣が変わっても特別内容が変わるものではありません。
逆に内閣が変わればちゃとらんさんは改憲に寛容になるのでしょうか。


そもそも自民案はたたき台です。これを基により広く理解の得られるものを目指すのです。
拡大解釈が懸念されるなら議論をして条文を修正するなり、解釈を定めていけばいいのです。
憲法審査会では各党交えて議論されますし、憲法学者も呼ばれます。
ちゃとらんさんの懸念するような条文にはならないのです。


(9条と集団的自衛権については、かなり特殊だと思うので今は触れません。)

オレンジ

>『今の内閣での改憲は反対』は、論理的に破綻してますね。
同じように反対している野党にもまったく同じ事が言えます。
内閣が代わればいいのか。例えば自分たちが改憲するならいいのか。それは恣意的とは言わないのか。
自覚があるのかないのか、これは危険な言論だと感じます。


># 改憲反対と言うより、改憲の必要性を感じていない…が正解かな。
私が危惧するのは
現行憲法で対応できない現実に直面したときに、国民世論が一気に改憲に振り切ることです。
日本国民はとかく極端になりやすいようなので無いことではないと思ってます。
しかし必要に駆られた議論では拙速にならざるを得ません。
それよりは平時のうちに、理性のあるうちに時間をかけて議論し始めたほうがいい。必要かどうかはその中で各々判断するものではないでしょうか。


今日で非常事態宣言は解除され一旦落ち着きそうですが、今回はそういう意味ではヒヤリでした。
国民の間に私権制限を求める声が出てきてましたからね。
自粛が上手くいかず感染が拡がりその声が大きくなったら、今の野党では抑えられないかもしれません。
(私権制限には今のところ反対なので)

ちゃとらん

追記です。


https://news.infoseek.co.jp/article/toyokeizai_20200526_352607/
コロナよりも恐ろしく私たちが回避すべきもの 魔女狩りや全体主義を蔓延させてはならない
東洋経済オンライン / 2020年5月26日 7時30分


に、オレンジさんの危惧されている事とよく似た記事がありました。

オレンジ

私権制限反対なのですか?


>『正当な補償』さえあれば『営業の自由』を公共のために拘束できないのでしょうか?
ここ、そうは読めないです。


紹介された記事はメディアの煽動による暴走の危惧ですね。
私が言ってることとはちょっと違いますが、わからなくはないです。
ワイドショーとか、こういう状況では害悪でしかないですから。
しかしこの記事思いっきり間違っているのですが、大丈夫でしょうか。
(陽性者を隔離するのは社会不安からではなく、指定感染症だからなのですが)

オレンジ

うーん、言葉の扱いが雑ですねぇ。
他はともかく憲法については、もう少し丁寧に言葉を選んで欲しいです。
主張がバラバラに見えるし、事実誤認もあるように見えます。


拘束という言葉は普通、強制力を伴うものです。
ちゃとらんさんは正当な補償があれば強制的に営業止められる、ということを言っているのです。
それは出来ません。明確に憲法違反を問われます。


言葉遊びのように聞こえるかもしれませんが、営業を止めてもらうには自粛を要請するしかない。
それぞれの自由意思が先です。それに対して減った売上をいくらか補償する、という形になってしまうのです。


>政府からのお願いってだけで、保証もしないし、
どうしてこのような嘘を言うのか。政府の取り組みを理解されていない。批判はいいが嘘はいけません。
事業主に対しても持続化給付金や雇用調整助成金など様々補償は用意されています。これがまさに「これだけ補償するから」にあたります。
今日二次補正予算が閣議決定され、さらに補償は厚くなるのでしょう。


先に述べたように補償が遅いとか少ないとか本当にもらえるのか不安など不満があるのは承知しています。
しかし驚くべきことに、それでも自粛の取り組みは広がり、感染は抑え込まれています。
ここまでの結果をどう捉えているのでしょうか。

ちゃとらん

こめんと、ありがとうございます。


> うーん、言葉の扱いが雑ですねぇ。
コメント欄は小さいので、多少のことはご勘弁を。


> 拘束という言葉は普通、強制力を伴うものです。
・・
> それは出来ません。明確に憲法違反を問われます。
うーん。福島原発事故の周辺地域は、『強制退去』だと思ってましたが、あれは『自主的避難』であって、いつでも自由に自宅に戻れる(放射線リスクは個人の判断として)のでしょうか?


>>政府からのお願いってだけで、保証もしないし、
> どうしてこのような嘘を言うのか。政府の取り組みを理解されていない。批判はいいが嘘はいけません。
文章の書き方の問題だったかもしれませんが、私権制限を憲法上も明記した場合に、制限だけで保証もなかったらいやでしょ、だから、そういう憲法改正は嫌です・・・という流れです。


逆に、変な解釈をされて、あたかも嘘つき呼ばわりされるのは、困ります。
# 何度も言いますが、こちらの書き方もまずかったかもしれませんが・・・


> ここまでの結果をどう捉えているのでしょうか。
これまた難しいですね。
結果だけから見ると、日本の死者数は、欧米と比べて異常に低いのですが、これが政府の対応のおかげなのか、偶然の結果なのか、私には判断できません。
なので、『どう捉えているか』と聞かれれば、もっとうまくできたんじゃないかと思いますし、『ここまでの結果を』と言われると、医療崩壊も起こっていないので、良かった良かったと思います。

オレンジ

見直したら、嘘つき呼ばわりは良くないね。失礼しました。ひとまず訂正します。


>どうしてこのような嘘を言うのか。政府の取り組みを理解されていない。批判はいいが嘘はいけません。

訂正:ここが事実誤認です。政府の取り組みを理解されていない。

ちゃとらん

コメント、ありがたくありません (^^)


>>政府からのお願いってだけで、保証もしないし、
について、
> 訂正:ここが事実誤認です。政府の取り組みを理解されていない。

と、書かれていますが、元ネタをきちんと読んでください。
※ 理解されていないのは、どっち?

≪元ネタ≫
>政府からのお願いってだけで、保証もしないし、民衆も自警団みたいに振舞われるより、『これだけ補償しますから閉めてね』と言われて、補償内容に納得できるなら、私権制限というより、自由意思に近い判断で応じたと思います、ってイメージです。

つまり、現政府が保証してないなんて、どこにも書いてないでしょ。これは、お願いだけして保証しないなんてことになったら困るね、という事ですけど・・・
私権制限する代わりにこれだけ補償しますと言えば、憲法改正無しでも制限可能でしょ、という比喩です。


ただ、現政権の動きや速度、その他に不満はありますが、「全く保証がない」なんて言ってません。(足りるかどうかでいうと足りませんけど)


この話、言葉尻のマウンティングの取り合いになるなら、不毛なので終わりましょうか?
私的には、コラムの不備や、補足をコメントして頂けると非常にありがたいと思っているんですけど、『理解されていない』って、当然、100%理解できるわけもありません。


それに、こちらの指摘事項に答えず、別の話を次から次にされても、それこそ、話がまとまりません。


次回、コメント頂けるなら、次の項目に対してお答えいただいてからに願います。(要請であって強制ではありません)


①『今回の憲法改正案の主題は…』に対して、『それらは隠れ蓑のような気がしてなりません。…ということです。』に対する反論


②『ちゃとらんさんは正当な補償があれば強制的に営業止められる、ということを言っているのです。
それは出来ません。明確に憲法違反を問われます。』に対して、『うーん。福島原発事故の周辺地域は、『強制退去』だと思ってましたが、あれは『自主的避難』であって、いつでも自由に自宅に戻れる(放射線リスクは個人の判断として)のでしょうか?』に対する回答


③『主張がバラバラに見えるし、事実誤認もあるように見えます。』に対して、『バラバラにしているのは誰』でしょうか?に対する考え。私としては、バラバラにしているのは、あなたの方だと思いますけど?

④『訂正:ここが事実誤認です。政府の取り組みを理解されていない。』に対して、『事実誤認の箇所』と『理解されていない』と思われた箇所。


これで、主張の一貫性と、不明瞭な箇所(事実誤認とか、理解されていないとかのエビデンス)が得られるのではないでしょうか?

オレンジ

きちんと確認していかないとすれ違いが起きますね。
長くなるので一つずつやって行きましょうか。


>①『今回の憲法改正案の主題は…』に対して、『それらは隠れ蓑のような気がしてなりません。…ということです。』に対する反論


これは、以下の部分です。
>そもそも自民案はたたき台です。これを基により広く理解の得られるものを目指すのです。
拡大解釈が懸念されるなら議論をして条文を修正するなり、解釈を定めていけばいいのです。
憲法審査会では各党交えて議論されますし、憲法学者も呼ばれます。
ちゃとらんさんの懸念するような条文にはならないのです。


つまり、隠れ蓑にして危険な意図があったとしても議論の中で明らかになるんじゃないの?反対する野党や憲法学者が見逃さないのでは?という考えです。

これはちゃとらんさんも言うように平行線だと思いますが、いかがか。

ちゃとらん

小分けにしていただいて、ありがとうございます。


まず、上記の考えには、大いに賛成いたします。

ただし…が付くのは、憲法審査会や憲法学者の意見が、きちんと考慮され、まっとうな議論が出来ている…という条件付きです。


前にも、掲載しましたが、
> 憲法審査会では各党交えて議論されますし、憲法学者も呼ばれます。

https://www.asahi.com/articles/ASH645JDYH64UTFK00K.html

安保法制、3学者全員「違憲」 憲法審査会で見解

2015年6月5日 1時42分


とか、黒川さんの件(これh定年延長された時)の憲法学者の話

https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/30635.html

2020年2月21日 注目の発言集

「法の支配 根底から揺るがす」憲法学者らが批判


これらを見る限り、まともな議論がされないと思っています。

この状況で、オレンジさんがおっしゃる『ちゃとらんさんの懸念するような条文にはならないのです。』とは思えません。


> 反対する野党や憲法学者が見逃さないのでは?

見逃さないかもしれませんが、その意見を、与党が見逃す(わざと見て見ぬふり)してるんじゃないでしょうか?

# やっぱり、平行線ですね。

オレンジ

>見逃さないかもしれませんが、その意見を、与党が見逃す(わざと見て見ぬふり)してるんじゃないでしょうか?
反対意見が強くても押し通すことはあるのでしょう。
安保法制のときはかなり無茶をしたと思います。当然のように違憲訴訟を起こされました。(最近請求棄却されたようです)
しばらく揉めるでしょうね。


②ですが、
福島の避難区域は原子力災害対策特別措置法を根拠に、許可なく立ち入った場合罰金10万もしくは拘留されます。
罰則があることで強制力を持つわけですが、区域は放射線量などを基準にしていることから、これは安全上合理性があるとされています。
違憲訴訟もないようです。

オレンジ

>国民の意見も、憲法も、憲法審査会も憲法学者の反対でも、…ですよね。
そうです。が、普通はやりません。明らかに選挙で不利になるので。


>最高裁判所が本当に中立なのかどうか…
今回棄却したのは地裁ですけどね。司法がどう考えてるのかは分かりません。


>正当な補償があれば、 違憲訴訟も出ないんじゃないでしょうか?
感染者を出していない、瑕疵のない店の営業の自由を補償を出して止める根拠になる憲法条文がない、ということです。


>前者が合憲で後者が違憲って、誰が決めるんでしょうか?
法律作成時には内閣法制局ですね。異論があれば国会で追求されます。それでも駄目なら裁判です。

オレンジ

返答はしておきます。


強制的に閉店はできません、やるなら憲法改正が必要です、という認識です。
その上で自粛どまりの現状に特に不満はないので、日和見の現状追認といったところです。
憲法は変えてもいいし、変わらなくてもよい。私権制限には反対ですが、必要と思う人がいるなら議論することは容認です。

コメントを投稿する