今、話題の人工知能(AI)などで人気のPython。初心者に優しいとか言われていますが、全然優しくない! という事を、つらつら、愚痴っていきます

064.フリーランスへの補償は「有給」で

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初回:2020/03/09

1.フリーランスの休業補償

 安倍総理の突然の一斉休校の要請に対するサラリーマンの収入補償について、フリーランスや自営業者への支援策は、「支給」ではなく「貸付」という対応だそうです。

 https://hbol.jp/214183
 フリーランスへの補償は「有給」で!?
 フリーへの補償を問うた小池議員の質疑に驚愕の安倍答弁を信号無視話法分析
 2020.03.06

P子「借金の相談に乗るだけということね」(※1

 確かに『自宅で勤務』という所だけを見れば、子供が学校を休んでも一人ぼっちにならないでしょ、という議論もあるかもしれませんが、フリーランス=在宅勤務と考えるのもおかしな話です。

 この話の中で『安倍総理はフリーランスが有給休暇を取得できると本気で信じていそうで恐ろしくなる』という記述があります。そこでアイデアが浮かびました。

P子「どうせ、ろくでもないアイデアでしょ」

 つまり、フリーランスの人にも、有給休暇の取得を認めればいいんです。

 今回のお話として、劇団員や音楽家がコンサートや公演が中止になって収入がなくなる事を想定されていますが、もっと一般的に病気やケガ、他にもレジャーなどで会社員が有休を取得するのと同じように、フリーランスも有休を取得できる制度を導入してはどうか、というアイデアです。

2.45歳定年制と70歳

 https://el.jibun.atmarkit.co.jp/pythonlove/2020/02/062.html
 062.どちらが悪い?シロクロ付けます

 で取り上げた『4.45歳定年制 VS 70歳定年』ですが、フリーランスも増える事が予想されます。その時にセーフティーネットがあると、心配事も少しは緩和されるでしょう。

 そこで、有給休暇という概念を取り入れます。

 例えば、会社員と同じく、会社員を辞めてから6か月以降に、10日の有給休暇を許可します。以降は、会社員と同じルールを適用します。

 https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/qa/zigyonushi/yukyu/q1.html
 年次有給休暇

 適用者は、会社員以外(フリーランス、自営業者、無職)とします。

P子「無職の人も含めるの?」

 自営業者と無職の人の区別が難しいので...

3.フリーランスの有給適用ルール

 以下はアイデアですので、実施に当たっては頭の良い人がきちんと考えてくれればいいです。

P子「法案にでも提出する気」

 結構マジだったりして... 

 ①.有給休暇の取得日数は、労働基準法に準拠して定める。保存有給も認める。
 ②.取得日は、法定休日日以外とする。
 ③.有給休暇日の認定は『業務を行っていない事の証明書』が必要とする。
 ④.上記の証明書とは、医師による診断書、ホテルの宿泊証明書などとする。
 ⑤.有給休暇申請日に業務を行っていた証拠が見つかった場合は、罰則規定が適用される。
 ⑥.有給は、確定申告時に年収÷(52週×6日)×有休利用日数を、税金から控除する。

 肝心なのは、⑥です。完全無職の場合は、そもそも収入が無いので休業補償の必要はありません。それでも、アルバイトや臨時収入で得たお金を確定申告している場合、各種控除と同じように有休控除みたいな形で税金の還付を行うという事です。

 有給証明書と言う概念は、あくまで病気、けが、旅行などの特別な日を想定しているだけなので、もっと良い方法があれば考えていただきたいと思います。

P子「④の有給取得証明日にホテルの領収書があるのに仕事をしていたら⑤の罰則規定を適用するのね」

 イメージ的には、脱税とみなして処罰するという事です。まあ、有給と言っても経費を認めるのと同じレベルの軽い処置ですが、精神的な休業補償になるかな...ならないか...とっちかな、と言う感じです。

P子「どっちつかずね」

 問題があるとすれば、今回の様に、劇団員や音楽家がコンサートや公演が中止になった時の休業補償なので、会社員みたいに日割り計算では割に合いません。対応するなら、稼働日証明書みたいなものが必要になるかもしれませんが、今回のアイデアは、特殊法ではなく少子高齢化、働き方改革の一環としての恒久的なフリーランスや自営業者への支援策という意味合いがあります。

P子「最初っから税金を軽減すればいいんじゃないの」

 元気に働いている人も含めて軽減すると一人当たりの金額が少なくなります。会社員でも有休を消化せずに消えていくのと同じで、使わなければ良いし(その分、働いて稼いでいるとする)病気やケガなどに使うというセーフティーネットに近い考え方です。

P子「ホテルなど旅行しないといけないの?」

 フリーランスの人達は、会社員より自由に休みが取れます(と思っています)。なので、家でゴロゴロしている日を有休と認定してしまうと、ほとんどすべての有給を消化できてしまいます。

P子「会社員でも有休消化率の向上は良い事よ」

 その辺りは、市場動向を見ながら規則を緩めていけばよいと思います。

ほな、さいなら

======= <<注釈>>=======

※1 P子「借金の相談に乗るだけということね」
 P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。

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