ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。

レインメーカー (33) 選択と集中

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◆アリマツ通信 2022.7.15
 第1 クォーター業績
 昨日、第1 クォーター業績が各事業本部から経営会議に報告されました。全社的な最終報告は、今月末に予定されています。
 各本部長にお話を伺ったところ、第1 クォーター実績は、ほぼほぼ事業計画通りに達成予定ということでした。賞与も従来通り支給され、まずは一安心された方も多かったのではないでしょうか。
 ただし第2 クォーター以後は、予断を許さない、というお話もされています。今年度だけでもすでに2 社が今季限りでの業務終了となり、この傾向は今後も続くと予想されます。新型コロナの影響によりコールセンター業務の外注が廃止になった、というケースもありますが、他社への乗り換えも発生しています。社長からは「継続案件だからと気を抜くことなく、常にCC 業務のクオリティを高めるべく、SV・OP のみなさんにも一層の努力を願いたい」とのお言葉をいただいています。

 文 総務課 土井

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 「じゃあみんな」田代は笑顔を浮かべてグラスを掲げた。「おつかれさま。乾杯!」
 唱和する声は小さかったが、それなりの熱量を持っていた。世界がコロナ禍に翻弄されて以来、特に日本では三密回避が絶対正義となり、飲み会の類は絶滅危惧種扱いだ。アリマツでも例外ではなく、新年会、忘年会、歓送迎会、接待などは厳しく制限されてきたのだった。
 いわゆる「飲みニケーション」を多用してきた田代にとって、20 近く年が離れた新人メンバーとの距離がなかなか縮まらないことをもどかしく思ってきたが、今年の6 月に入ってからは、次第に制限が緩和されてきた。「原則禁止」だった制限が「過度な開催は控える」という表現に変わったのだ。7 月の賞与支給時期に合わせた緩和施策であることは明確だったので、田代はDX 推進ユニットの「おつかれさま会」という名目で、この日の飲み会を企画した。
 もちろん、田代の希望は全員参加だったが、最終的な参加者はかなり限られることになった。妊娠がわかった山下は当然不参加。倉田は「バンドの練習があるので」と、いつものとおり定時で退社。池松ノリコは体調不良を理由に欠席となった。リー・ウェイは夜は大学の社会人講座に出席するため不参加。イズミは他の女性社員と先約がある、とのことで、当初から不参加だったので、結果的に、この日、居酒屋に集まったのは田代、俣野、相沢、綱川の4 名となった。
 田代は失望したが、男ばかりの方が気楽か、と思い直した。自分の発言がセクハラになるかどうかを、いちいち気にしながら飲んでも、心から楽しめない。
 最初は笑い声を上げるのも遠慮がちだった新人メンバーたちだったが、田代が積極的に話を振った努力が実ったのか、次第に開けっぴろげに話してくれるようになった。
 「えー、田代さん、オールドルーキー観てるんすか」相沢がケタケタ笑った。「誰推しですか。ぼくはやっぱり芳根京子ちゃんなんですけど」
 「いやあ」田代は苦笑した。「誰推しとかはないけどな」
 「強いて言うなら誰すか」
 「まあ、榮倉ちゃんは好きかなあ」
 「あー、スタイルいいっすよね。綾野剛より背高く見えるんすけど、実際、どうなんでしょうね」
 「知らんわ」田代は俣野に顔を向けた。「俣野はテレビは?」
 「自分ですか」酒に強くないようで、最初に乾杯した後は、ウーロン茶に切り替えていた俣野は首を傾げた。「自分はあまり見ないんです。すいません」
 「俣野っち」隣の綱川が俣野の肩を叩いた。「素直に言えよな。アニメ好きなんだってさ。別に恥ずかしがることじゃないだろ」
 「恥ずかしいなんて思ってねーよ」俣野は綱川の手を払い落とした。「わざわざ言うほどのことじゃ......」
 「俺も前はアニメもたまに見てたけどな」田代は穏やかに介入した。「最近は全然だな。どんなのが面白いのか教えてくれよ」
 「はあ、そうですね」俣野は嬉しそうな顔で頷いた。「メジャーなところだと『よふかしのうた』とか『進撃の巨人』とかですかね。『かぐや様は告らせたい』もいいし『ハコヅメ』も面白いですよ。あ『ハコヅメ』は原作マンガが絶対面白いんで、もしアニメ見たら原作一気読みするのが超オススメです」
 「『ハコヅメ』はドラマになったのを見たよ」田代はポンと手を打った。「主演の女優がコロナになっちゃって、途中で特別編みたいなのをやってたな。でも面白かったぞ」
 「そうなんですか」俣野は申しわけなさそうに言った。「自分はそっちは見てなくて。実写だと原作のイメージ壊れるのが嫌で。すいません」
 「わー」綱川がからかうように笑った。「オタクみたいな会話で盛り上がっちゃってますね」
 「そういう綱川は?」
 「あー、俺はもうネットですわ。15 分以上集中して見てられないんで」
 「そういう時代なんだよな」田代は自嘲気味に言った。「俺みたいなのは、もうおっさんなんだよ。最近の若いもんの話題についていけんわ」
 「そーいえば、池松は確か、結構、ドラマ見てるみたいっすよ」相沢がタブレットで追加オーダーしながら思い出したように言った。「今日、来てれば、田代さんと話合ったんじゃないですか?」
 「どうかな。見てるドラマの傾向が合えばいいんだがなあ」
 「池松って言えば」俣野が真面目な声で言った。「最近、ちょっと元気ない感じだったな」
 「そうなのか?」
 「はい。例のタマノイのトラブルの件が、ちょっと尾を引いてるみたいで」
 「おー、俣野」相沢がまた俣野の肩に手をかけた。「やけに池松っちゃんのこと気にしてる?」
 「死ね」俣野は邪険に相沢の手を払い落とした。「同期だから心配してんだよ。相沢は心配じゃねーのか」
 「あー、すまん。そう怒るなよ」相沢は肩をすくめた。「そりゃあ心配っちゃあ心配だけどな。だからって何かできるもんじゃねーだろ。結局、本人の問題なんだからさ。グズグズ引きずってるのは」
 「相沢なら、次の日にはケロッとしてそうだよな」綱川がクスクス笑った。「うらやましいわ、その性格」
 「いやあ、それほどでも」
 「褒めてねえ」
 「真面目な話」俣野が田代のグラスにビールを注いだ。「ちょっと池松のことをフォローしてやった方がいいんじゃないかと思うんですよ」
 田代はグラスに口をつけながら、俣野に頷いた。俣野は専門学校卒で、四大卒の相沢や綱川より年が若いが、新人メンバーの中では一番広い視野を持っている、と感じることがある。実際、他のメンバーが手一杯になったとき、真っ先にヘルプに入ってくれるのは俣野だ。
 「なるほどなあ。だけど、相沢の言うとおり、最終的には本人の問題だからな」
 「それはもちろんそうなんですけど。ただ、自分も経験あるんですが、大きな失敗をやらかした後、それをプラスにできる奴とできない奴っているんですよ。池松はできないタイプです。そういう奴は周囲が助けてやらないと、どんどん滑り落ちていくだけなんで。ちょっとロープを垂らしてやれば、後は自力で登っていけるんですけどね」
 しばし沈黙が座を占めた。お調子者の相沢も、俣野の真剣な態度を茶化してはいけない、と本能的に察知したようだった。
 「うん、ありがとう」田代は俣野にグラスを掲げた。「ちょっと真面目な空気になっちまったついでに、ちょっと真面目な話をしてもいいか。DX 推進ユニットの話なんだがな」
 「えー、ちょっと怖いっすね」相沢が両腕を抱いた。「手短におなしゃーす」
 「はは、オッケー。確かに池松さんは、フォローしてやれば伸びるタイプなのかもしれんし、本来ならそうするのがリーダーの役目だとは思うよ。ただ、今は、ちょっとそんな余裕がないんだな」
 「余裕というと?」
 「今日のアリマツ通信にもあったが、終了が決まった業務が2 つあるだろう。どっちもNARICS を使ってた業務だ。もちろんそんなことはないんだが、社内にはこんな声もあるのを知ってるだろう。NARICS を使ったことが原因なんじゃないかってな」
 「それ、聞いたことあります」綱川が笑った。「システム課の大きい人が流したデマなんじゃないかって言ってましたけど」
 「まあ、その真偽はどうだっていいんだが。問題は、これを機会にDX 推進室の体制を見直すべきじゃないか、という声が上がってるんだな。システム開発したこともない奴が、自分の方がうまく指揮できる、と勘違いして、マネージャに立候補しようとしてるらしい」
 「マジっすか」相沢が乾いた笑いを漏らした。「それ、勘弁してほしいっすね」
 「全くだ。せっかく、ここまでやってきて、NARICS を完成させて、やっとDX 推進ユニットの発言力も上がってきたってのに、何も知らないバカに横から入ってこられちゃな。そういう奴に限って、ちょっとでもスケジュールが遅れたりするだけで、すぐにパニックになって、なんで遅れてる、誰の責任だ、どうやってオンスケに戻す、具体的な対策を説明しろ、なんて喚くだけで、自分じゃなにもやらないんだよな」
 そういう奴に開発の指揮を執ってもらいたいか、と訊くと、予想通り新人メンバーたちは揃って首を横に振った。
 「だよな。だから俺たちは、前に進み続けて、成果を出し続けなきゃならんのだよ。付いてこられない奴は、気の毒だが置いていくしかない。時間をかけてケアしていたら、本来の業務に支障が出るからな。DX 推進ユニットが十分に力を付けるまでは、前進あるのみだ。ちゃんとシステム開発を理解している人間の指揮のもとでだ」
 誰が指揮官なのかを明言する必要はないはずだ。田代は3 人が頷いたのを満足そうに見ながら、冷たいビールで喉を潤した。
 「選択と集中だよ。リソースを注ぐべき箇所を見極め、そこに力を集中する。今現在、俺たちが力を注ぐべきなのは、とにかく開発を続けて成果を出し続けることだ。そのために必要なのは、弱点を補強することじゃない。強い部分をさらに強くすることだ。チームの力というのは、平均値じゃあないんだ。先導するパイロットの実力なんだよ」
 田代はそう言うと声を潜めた。
 「これはオフレコだが」ニヤリと笑って3 人の顔を見回す。「俺は君たちに期待してるんだ。君たちが先頭集団だ。同期だからとか、女だから助けなきゃならんとか、そういう考えは捨てろ」
 心から納得したとも思えないが、それでも3 人は小さく頷いた。やはりこういう場は必要だ。職場での面談など、うわべだけの建前しか話せない。ときには本音をぶつけなければ。
 「朝比奈さんはどうなんですか?」俣野が訊いた。
 「ん? どう、とは何が」
 「弱い部分なんですか? それとも強い部分なんでしょうか」
 実のところ、その答えは田代にはわかっていなかった。スキル面だけであれば、イズミはいてもいなくても、どちらでもいい存在だと言える。だが問題解決能力には見事な手腕を発揮したことがしばしばあるし、田代が気付かなかった視点から鋭い指摘をしてくれることもある。何より、各CC からの要望を、適度にフィルタリングした上で、システム設計にシームレスにつなげるセンスがある。
 「今のところは」田代は躊躇いが声に出ないように注意しながら答えた。「中間ってとこかな。朝比奈さんにしかできない業務を、しっかりこなしてくれているが、それがシステム開発に特化したスキルか、というとそうではないからな。気になるか?」
 「実は、ちょっとウワサを聞いたもので」
 俣野がそう言うと、相沢と綱川も顔を見合わせて頷いた。
 「どんなウワサだ?」
 「その」俣野は言っていいのか、迷う表情を見せた。「業務が終了になってるのは、朝比奈さんのジンクスみたいなものと関係があるんじゃないかって」
 例のレインメーカーのことか。田代は内心で舌打ちした。どうせ、そのウワサの出所は根津副部長だろう。
 「そういう話を真に受けるんじゃないよ」田代は笑いながら窘めた。「俺もそんな話は聞いたことがあるが、都市伝説の類だよ」
 「だといいんですけど......」
 「何だよ、俣野」相沢が俣野の肩を小さくこづいた。「お前、朝比奈さんに、DX から出てって欲しいってことかよ」
 「そんなことは......」
 「おいおい」田代は急いで言った。「やめろ。この話は終わり。いいか。朝比奈さんの前でそんなことを口にするなよ。いいな。よし、真面目な話モードはこれで終わりだ。飲み会モードに切り替えるぞ。はい、3、2、1」
 やや強引に方向転換したものの、3 人は安堵したような表情で、それぞれのグラスを傾けた。それ以後、話題が仕事に戻ることはなかった。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 翌週の月曜日、椋本副部長の召集に応じて、DX 推進ユニットの全メンバーは会議室に集合した。山下だけは通院のため午後からの出社ということで不在だった。
 時間通りに現れた椋本は、例によって他人事のような顔で全員に告げた。
 「もう知ってると思うが、山下さんが出産のため上期一杯で産休に入る。忙しいだろうが、引き継ぎ等漏れのないように進めて、業務に影響がないように」
 「はい」田代は頷いた。「すでに引き継ぎ作業に入っています」
 「うん、よろしく」椋本は田代を見ずに頷いた。「それから、昨年やったQQS のチャリティー業務。今年も受注することに成功したと営業から連絡が入った。今年のはかなり規模が大きくなるらしい。ブース数も去年の二倍、場合によっては三倍になるかもしれない」
 田代は勢い込んで訊いた。
 「CRM はNARICS を使うってことでいいんですよね」
 肯定の返事を期待していたが、なぜか椋本は首を縦に振ろうとはしなかった。
 「まさか、また<コールくん>を使うとか......」
 「ああ、いや」椋本は苦笑しながら否定した。「さすがにそれはない」
 「ですよね」
 「ただNARICS だけ、というわけでもない」
 「どういうことですか?」
 椋本は、まだ詳細が固まったわけではないが、と前置きして説明した。今回はあらかじめスマホにインストールしたアプリから、ゲーム形式での抽選や、不定期に出現するクーポンによる特別価格の商品など、かなり複雑な受付が必要となることが決まっている。NARICS は受電対応のシステムなので、それらの仕様に全て対応するのは難しいのではないか、という声が上がっているのだった。
 「誰がそんなこと言ってるんですか」田代は立腹しながら訊いた。「NARICS は受電だけしかできないわけではありません。そりゃあ、作り込みは必要となりますが......」
 「まあ待って」椋本は落ち着いて制した。「受電の方も、今回はかなりいろいろ条件が変わるらしいんだよ。しかも当日にならないとわからなかったり、突発的に発生するイベントにも対応を希望されている。たぶんだが、その改修だけでも、かなりの工数になるんじゃないかと思うよ」
 「......まあ、それは詳しい話を聞いてから結論を出したいところですが」田代は、渋々頷いた。「仮にそうだったとして、その受電ではない業務の方のシステムはどうするんですか。そこだけ外注するんですか?」
 「いや、そっちの方――仮に業務B としようか――に関する問い合わせは、NARICS の方で受電するんだ。そのとき業務B の情報を参照する必要がある。となると、どちらもうちで作成した方がいいのは自明の理だな。それはQQS との契約にも一行入ってる」
 「それならNARICS の拡張機能として作成した方が......」
 「業務B はおそらく今回限りのスポット業務なんだよ」椋本は指摘した。「来年、受注したとしても、全く異なる仕様になると思われる。QQS は同じことをやらない、と明言してるからな。NARICS に一度しか使わないロジックを組み込むのは、ムダになると思うんだが違うかな」
 田代は考えた。自分の意見が全く聞かれなかったのは業腹だが、確かに椋本の言うことには一理ある。
 「では、業務B 用のシステムを作らないといけないってことですね。そっちの仕様はいつぐらいにわかるんですかね」
 「いや」椋本はかぶりを振った。「業務B 用システムを作らなければならないのは確かだが、DX 推進ユニットで作るのは、期間的に難しいだろう」
 「......どういうことですか?」
 「そこで、DX 推進室に、別のユニットを創設することにした。ユニット名称や場所などはこれから決定するが、新ユニットのリーダーだけは決まっている。朝比奈さんだ」
 田代は呆気にとられて隣に座っていたイズミを見つめた。イズミは黙ったまま前を向いていた。

(続)

 この物語はフィクションです。実在する団体名、個人とは一切関係ありません。また、特定の技術や製品の優位性などを主張するものではありません。

Comment(12)

コメント

匿名

田代さんはもちろん強引なところあるけど、
ここまで冷遇されるのはなんか悲しいな。

ないとは思うけど、
黒幕は朝比奈さんとかオチだったらめっちゃ面白そう。

匿名

誰かさんがSeaser2なんか推さずに
普通にもう少し最近のフレームワークを使っていれば業務終了しなかった可能性

匿名

↑スペルミス Seasarだった

匿名

田代氏の偏見と現実にギャップが生じた結果、その認知的不協和が怒りや被害者意識、憎悪などのネガティブな感情がにつながり、より田代氏を拗らせて最終的につまらない問題で自滅していきそう・・・

夢乃

当日にならないとわからなかったり、突発的に発生するイベント・・・またイズミさんの独壇場になりそうな。
 
>対応を希望さている
希望されている、でしょうか。

リーベルG

夢乃さん、ご指摘ありがとうございます。
「希望されている」でした。

匿名

フレームワークの選定とか、コード規約の方針決めとか
結構重いところを田代氏は担当しているのに
この仕打ちはつらいわなぁ。

今回の件で、イズミさんとの不協和にもなりそうだから、
お互い助け合っては期待できなくなりそうだし。
(そもそもイズミさんはそこまで深い知識は無さそうだし)

NARICS破綻への道筋がみえてきましたね。

匿名

楽しく次話を待ちます。

匿名D

田代氏は、現実よりも偏見を選んでいたら、
そりゃ墓穴はどんどん深くなっていくでしょうよ。
そもそも独裁者で行くとぶち上げていながら、あれこれグチグチグチグチ。
独裁者を気取るんならイチから1000まできっちり掌握しろ、
泣き言をいうな! とケツにケリを入れてやりたい。


イズミ女史も、いつまでも厄介者扱いに辟易してんじゃないかな。
不穏分子扱いされるくらいなら、自分が仕切ってやらあ! って、十分ありでしょ。
彼女のことだから、宇都氏の取り込みも考えてたりして。
蓄積してきたものは、切り捨てるには惜しい、とか言ってたし。


と、イズミ女史が天下を取ればいいって、
(19)で自分でコメントしてんじゃん。

匿名

突発イベントとか抽選とか、イノウー登場の伏線かしら

匿名

> 俣野が田代のグラスにビールを注いだ。「ちょっと池松のことをフォローしてやった方がいいんじゃないかと思うですよ」

思うんですよ、ではないでしょうか。わざとでしたらすみません。

リーベルG

匿名さん、ありがとうございます。
「ん」が抜けていました。

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