ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。

ハローサマー、グッドバイ(30) 陰謀のセオリー

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 ぼくたちがベースキャンプに帰還したのは、13:00 過ぎだった。時間がかかった2 つの理由の1 つは、負傷したアックスの状態が、本人が考えていたよりもずっと深刻だったことだ。アックスは「走れる」と言い張っていたが、実際にはふらつきながら歩くのが精一杯だったのだ。サンキストとブラウンアイズが交代で肩を貸しながらの進行だったので、どうしても時間がかかる。

 もう1 つの理由は、再びD 型を発見したため、いちょう通りをまっすぐ進むわけにはいかなくなったことだ。みなとみらい駅北交差点付近で一時停止し、このあたりにいるはずのシルクワーム・テンプル組にトランシーバーで呼びかけつつ、周辺を警戒していたとき、TSUTAYA 前のグランモールで、何体ものD 型が、右往左往するR型を襲っているのを、サンキストが発見した。ぼくたちは気付かれないうちに、みなとみらい駅入り口の階段に身を潜めた。

 「まずいな」偵察から戻って来たサンキストは囁いた。「この通りはZでぎっしりだし、このまま進むとDZ に接近遭遇する。メディアタワーの方へ迂回しよう。シルクワームたちとは連絡ついたか?」

 「さっき応答があったわ」ブラウンアイズはトランシーバーをサンキストに返した。「すぐ来ると思う」

 その言葉通り、2 分も待たないうちにシルクワームとテンプルが、みなとみらい駅出口から出てきた。D 型の集団に遭遇しそうになり、地下に降りて隠れていたそうだ。素早く情報を交換した後、ぼくたちは交差点を北に曲がり、メディアタワーの交差点を左折するルートでセキチューを目指した。D 型こそ見なかったが、陽光の下をさまようZの数は多く、危険に陥ったことは一度や二度ではない。それでも、人数が増えたことで周囲の状況が把握しやすくなったためか、銃を使うハメになったのは2 回だけだった。少しでも早くベースキャンプに戻りたいのは、全員に共通する思いだっただろうが、サンキストは慎重すぎるぐらい慎重に指揮を執り、安全第一で進めた結果、ぼくたちをセキチューに生還させることに成功した。出発前にブラウンアイズが言っていた、特殊作戦群のメンバーは、全員が同じことがやれるように訓練されている、というのは事実のようだ。

 1 階の入り口でぼくたちを迎えてくれたのは、谷少尉だった。シルクワーム・テンプル組が地下に入ってからは、スナーク狩りチームの誰とも連絡が取れなくなったため、焦燥感に駆られながらも、辛抱強く待っていたらしい。柿本少尉、キトンの件の安否を尋ね、サンキストから答えを得たとき、その精悍な顔に苦痛が走った。が、それについては何も言わず、ぼくの顔を見て声を潜めた。

 「鳴海さん、ちょっと声を出さないでいてもらえますか」

 「は?」

 谷少尉は唇に人差し指を当てると、ぼくを手招きして、2 階に上がるスロープの途中まで連れて行き、そこにしゃがむように身振りで指示した。意味がわからないまま従うと、谷少尉は入り口に戻っていき、サンキストたちに何かを囁いていた。

 ぼくは上を見上げた。この位置からでは2 階の状況は見えないが、声は通っている。今、耳に届いているのは、朝松監視員のものらしい低い声だ。誰かに何かを質問しているようだ。

 バンド隊員たちが戻ってきた。谷少尉が先頭で、シルクワームとテンプルがアックスに肩を貸している。ぼくに向かって、もう一度唇に指を当てて沈黙を指示した後、いきなり後に続くサンキストとブラウンアイズに鋭い声を投げた。

 「グレイベア、キトンを失い」抑制が効いてはいたが、鞭のように厳しい声だった。「鳴海さんまで犠牲にしたのか。ブラウンアイズ、お前に言ったはずだな。何があっても、鳴海さんを守れと」

 「すいません」ぼくの横を通り過ぎながら、ブラウンアイズがしおらしく謝罪した。「多数のD 型に遭遇して......努力したんですが」

 「努力か。努力なんぞ何の言い訳にもならんな。鳴海さんが死んだことによって、俺たちが何を失ったことになるのか、お前はわかってるのか」

 「は」

 「は、じゃない。お前が代わりに死ぬべきだったんだ。お前を信じた俺がバカだった。みすみす死なせてしまうとは、何という......」

 谷少尉はスロープを上がっていきながら、ブラウンアイズを非難し続けた。その言い方があまりにも真に迫っていたので、ぼくは自分が本当に生きているのかどうか、自信が持てなくなってきた。やがて隊員たちは2 階に上がり、声だけが届いた。

 「それで、鳴海さんが持っていったノートPC は?」

 「彼と一緒に」ブラウンアイズが答えた。「失われました。リュックごと。回収できませんでした」

 「何だと!」胡桃沢さんの大声が響いた。「スマホもか?」

 「そうです」

 「何てことだ。これでソリストを稼働させる可能性はなくなった」

 「ゼロですか?」

 「ゼロだ」胡桃沢さんは失望したというより、怒りが勝る声で言った。「ゼロ以下だ」

 次に聞こえてきたのは笑い声だった。哄笑という方がふさわしい。発しているのはボリスだ。Zを引き寄せるかもしれないことなど気にもしていないようだ。

 「やっと死んでくれましたか、あの目障りなプログラマーくんが」ボリスは笑いながら言った。「これで一安心ってとこだ」

 「ミスター・ボリス、どういう意味ですか?」

 「あんたたちが余計なことしてくれたおかげで、余計な苦労をするハメになりましたが、それもこれで終わりということですよ。今のうちに言っておきますが、生還したかったら、これをほどいた方がいいですよ。あなた方の生殺与奪権は私が握っているんですから」

 「説明してもらえませんか?」あくまでも冷静な声で、谷少尉が答えた。「さっきまで何も話そうとしなかったのに、鳴海さんの死がわかった途端にそれですか。どういう心境の変化ですか」

 「あなた方は何もわかってないってことですよ。オペレーションMM は、ソリストの実地テストが主目的だということになっていますが、それは表向きの話です。いえ、それはJSPKF 側だけの目的だった、と言い換えますか。ハウンドの目的は別にあったんですよ。それが何だか知りたいですか?」

 「マーカーのことですか?」

 「ほう」ボリスの声から、笑いが消えた。「ご存じでしたか?」

 「誰だってわかりますよ。他の機能はどうでもよさそうだったのに、マーカーだけやたらにこだわってればね。マーカーのサンプルデータを収集することが、ハウンドの主目的だったんじゃないですか?」

 「バレバレでしたね」ボリスは悪びれずに言った。

 「てめえ!」耐えかねたようにサンキストが怒鳴った。「そのために俺たちを使ったのか。こっちは客なんだぞ」

 ボリスは再び笑い声を上げた。

 「書類上はね。あんたなんかには想像もできないぐらい上層部では、主従は逆転してるんですよ。ソリストの話は、そもそもハウンドからJSPKF に持ちかけたものなんですから」

 「目的はマーカーのサンプルデータを収集すること、ですか」谷少尉が言った。「なぜJSPKF に?」

 「Zに人権を認めていて、殺傷することが禁止されているのは、日本だけですからね。他の国では例外なく、Zは殲滅すべし、が常識です。マーカーのテストなんか、どこの軍組織も協力してくれません」

 「となると、また別の疑問が出てきますね。どうして、そこまでマーカーにこだわるんですか?」

 「アメリカ合衆国の状況はご存じですよね」

 「もちろん。今でも、国土の半分以上がZに支配された状態らしいですね」

 「そう。治安状態は悪化する一方です。各州ごとに暫定自治政府が立ち上がり、民兵組織と物資の奪い合いをしているありさまです。陸海空軍は未だに大規模に再編成中で、本格的な国土回復作戦を開始できるまでに、10 年はかかると言われています。ですが、マーカーを一定数のZに打ち込み、群れの行動をコントロールできれば、その期間は大幅に短縮できる見込みがあるんですよ」

 ボリスの声が熱を帯びた。

 「考えてもみてください。マーカーでZの群れのコントロールに成功すれば、1 つの都市のZを殲滅する作戦で、どれほど有用か。プログラミング次第で、レミングのように海に飛び込ませることだってできるし、活火山の火口に歩いていかせることだってできる。USA のみならず、世界中のカウンターZ作戦に使える。これが人類全体にとって、どれほど有用な技術であることか」

 「素直にそう申し入れをすればいいじゃないの」ブラウンアイズが言った。「それができない理由って何?」

 「そうしたらハウンドがZコントロール技術を独占できなくなるじゃないですか、お嬢ちゃん」

 「なるほどね」谷少尉が納得したように言った。「つまりハウンドは、オペレーションMM の成功なんか望んでなかった。むしろ失敗してほしかった。そういうことですか」

 「さすがに少尉どのは頭の回転が速いですね。そういうことです」ボリスは楽しそうにクスクス笑った。「言っておきますが、ハウンドはソリスト技術一式を真面目に開発したんですよ。その技術は、Zを殲滅する目的にでも有用ですからね」

 「ただし、オペレーションMM が失敗に終われば、JSPKF は代金を支払わない。むしろハウンドは損害賠償を求められる可能性だってある。しかし、ソリスト技術一式と、何よりもマーカーの貴重なサンプルデータは、丸々ハウンドの手元に残る。だから、出発直後にリビジョンアップをしたんでしょう。あれは、オペレーションMM を失敗に終わらせるために、わざと軽微なバグを挿入したんでしょうね」

 「苦労したらしいですよ」ボリスはわざとらしくため息をついた。「あなたが、プログラマを同行させるなんて主張したときは、正直、焦ったんですよ、我々は。あいつがいなきゃ、マーカーのサンプリングが終わった時点で、ダミーのシステムエラーを発生させて、引き返させる予定だったんです。そうすれば誰も死なずにすんだかもしれない」

 「どうして鳴海が邪魔だったの?」ブラウンアイズが訊いた。

 「プログラマがいたら、システムエラーがダミーであることがわかってしまうかもしれないじゃないですか、お嬢ちゃん。だから、我々は予定を変えたんですよ。本物のバグを、ただし、みなとみらいに着くことだけはできる程度のバグを仕込むようにね。それで、適当なタイミングで致命的エラーを発生させて、こう主張するつもりだったんですよ。JSPKF が強引に同行させたプログラマが、些細なバグをいじり回したおかげで、逆に事態を悪化させてしまった、とね」

 怒りで身体が熱くなっていた。今すぐ飛び出していって、思い切り殴りつけてやりたい衝動に駆られたが、ぼくは何とかこらえて、得意げなボリスの声に耳を傾けた。

 「実際、そうなる可能性も十分あったんですよ。我々の誤算は、少尉が選んだプログラマが、実に優秀な人間だったってことです。正直なところ、あれほど手際よく、こっちの用意したトラップをクリアするとは思いもしませんでした」

 「ヘッドハンターを雇ったのもお前か」サンキストが、明らかに怒りをこらえるのに苦労している声で訊いた。「西川を金で釣って、CCV を破壊させたのか?」

 「もちろん。もっとも、最初からそんな予定じゃなかったがね。保険の意味で、奴らに武器を与えて待機させておいたんだ。あのプログラマが、思ったより優秀で、ソリストの全ソースへのアクセス権限を得てしまった以上、生かしておくわけにはいかなかったからな」

 「お前、自分も死ぬつもりなのか?ここで孤立してしまってるんだぞ。どういうつもりなんだ」

 「ご心配なく」ボリスはせせら笑った。「ちゃんと脱出の手段は用意してあるよ」

 「それが何なのか興味はありますが」谷少尉が言った。「訊くのは別の機会にするとしましょう。鳴海さんを殺さなければならなかった理由は何ですか?ソリストのソースを見たから、というだけでは弱い気がするんですよ」

 「いい質問ですね。喜んでお答えしたいところですが、その前に、1 つお願いがあるんですよ。話が終わるまで、あなたの部下たちにトリガーから指を離しておくように命令してもらえませんか?私は、このとおり縛られているわけですし、いざとなれば、素手でだって私の首の骨を折るぐらい簡単なんでしょう?」

 「いいでしょう。サンキスト、ブラウンアイズ、銃を下ろせ。リーフもだ」

 「ありがとうございます。さっき屋上から、D 型を射殺していましたね。何体ぐらいいましたか?」

 「ざっと10 体以上は撃ったはずですが」

 「俺たちも遭遇したぞ」サンキストが耐えかねたように口を挟んだ「鳴海の話じゃ、昨日、マーカーを打ち込んだ野球のユニフォームを着たZだった。R 型がD 型に変化したってことだ。お前は、それを知ってたのか?」

 「先にネタバレしちゃいましたか」余裕すら感じさせる声でボリスは応じた。「みなさんが想像している通り、D 型というのは、自然発生した変種ではないんですよ。これはペンタゴンの最高機密なんですがね」

 Z戦争の最中、Zに圧倒されていたアメリカ軍の研究チームが、ハウンド技術部門と協力して、マイクロマシンによるZ制御の可能性を見いだした。ソラニュウム・ウィルスは、自己の複製を拡散させることを最優先とするウィルスだ。感染者が死ぬのではなく、Zとなって動き回るのも、生きた人間を襲うのも、また群れで行動するのも、全ては拡散の機会を最大限に利用するためだ。新たに開発された、<ナンシオ>というコードネームを持つマイクロマシンは、ウィルスの性質に便乗し、さらに強化する機能を持っていた。マーカーを打ち込まれたZは、周囲のZに対して従属を呼びかけるフェロモンを生成するのだ。その濃度や成分を外部からのシグナルでコントロールすることにより、群れを拡大し、人間の生活圏から遠ざけることを可能にしようとした。その実験は、一定の効果を上げていた。

 「ところが、マーカーにバグがあったのか、ソラニュウム・ウィルスがしたたかだったのか、その両方だったのか、今となってはわかりませんが、とにかく実験の過程で凶暴な性質を持つD 型が誕生してしまったわけです。研究所の人間は全員死亡し、D 型へと変化した上で、野に放たれました」

 これが、Z戦争の後期に、突然、D 型が発生した理由だった。Zが発生したのは漏出した生物兵器が原因だという都市伝説があるが、D 型に関しては真実だったわけだ。

 「当初は軍も、それほど重要視していたわけではなかったんです。単に凶暴化したZが何体か増えただけだと。しかし、時間が経つにつれて、D 型の数が増えているのがわかった。D 型がR 型を襲い、マイクロマシンが移動することで、D 型が増殖していることが判明したときには、すでに数千体のD 型が誕生していました。アトランタで核兵器が使用されたのは、それらを殲滅させるためだったそうですよ。まあ、それでもすでにジョージア州の州境を越えていたD 型がいたんですが」

 「それで?」谷少尉がかすれた声で促した。「その話と、鳴海さんがどう関わってくるんだ?」

 「ハウンドの技術部では、残ったデータを元に研究を続けていました。その結果、それまでシグナルを受け付けなかったD 型に対して、ある程度、制御を行うことに成功したんですよ。ただし、それにはバージョンアップした<ナンシオ>が必要となります。オペレーションMM で、我々が欲しかったのは、バージョンアップ版のデータなんです。もちろん、我々もバカではないので、バージョンアップ版には自壊ロジックが組み込んであります。こちらの制御を外れて暴走したときに、特定のシグナルを発信することで作動する爆弾ですね。全てのシナプスを瞬時に破壊して、動きを止める働きがあります。いわば、ワクチンプログラムですね。ソリストとは関係ないので、これまでテストバージョンとして納品してきたソリストには、含まれていない機能なんですが......」

 「今回は」谷少尉が続けた。「万が一のために、ワクチンプログラムを持って来たと。それは、出発直後のリビジョンアップ時に組み込まれたんでしょうね。それを......」

 「プログラマくんに見られるとまずかったわけです」今度はボリスが、谷少尉のセリフを横取りした。「もちろん、通常のソリスト関連機能とは無関係な場所にあるそうなので、パッと見ただけでわかるとは思えないし、わかったとしてもワクチンシグナル発信には、何段階もの認証が必要です。それでも、念には念を入れて、というわけです。あのプログラマくんが、思ったより優秀だったことを考えると、あながちその予防措置も間違いではなかったってことですよ」

 「なるほど、大体わかりました。後ほど、もう少し詳しく聞かせてもらうとして、とりあえずは」谷少尉は少し声を上げた。「鳴海さん、もう出てきていいですよ」

 ぼくは立ち上がるとスロープを上がった。何をおいても、まず、ボリスの顔を見てやりたかった。

(続)

Comment(21)

コメント

西山森

>やがて隊員たちは2 階に上がり、
変な空白入ってますよー

連休明けが待ち遠しい...

p

> 実に優秀な人間だったってことです。
> あのプログラマが、思ったより優秀で、
> あのプログラマくんが、思ったより優秀だったことを考えると、

悲報、ボリスさんツンデレ枠の可能性
どんだけ優秀だと思ってるんだよと
はやく来週のボリスさんの顔が見たいよう

uma

一気呵成に喋りスギィ
断崖絶壁の告白か

こんなに要らん事まで喋っちゃったら、帰っても粛清されるんじゃなかろうか
それとも全滅させる当てがあるのか

kinta

くそっ、いいところで連休はさんじゃうのか
早く続きが読みたい!!

F

×引き替えさせる予定だったんです。
→引き返えさせる予定だったんです。
かな。

tdn

計画の詳細まで自白する悪役の鑑

hys

16話での胡桃沢さんの推理はほぼほぼ当たってたってわけだ。
まるでお飾りやお荷物のように言われていたけど、某営業よりよっぽど優秀で役にも立ってないか?

ボリス自体も生命の危機にさらされている状況で、秘密を守りつつも任務を遂行するという極度の緊張の中で、その緊張が解かれたせいで口が止まらなくなったんでしょうね。

しかしこれはまずいですね。
谷少尉と鳴海さんでワクチンを探し出された日にゃ…

haru

映画化してほしい!
ふと読んでる途中でそう思っちゃいました。

F

うーん…いささか茶番めいてる気がしないでもない。
全力で殺す気ならなぜ北からの20余りのうち3体しか曲がらせなかったのか。なぜセキチュー前に第二小隊がみなとみらいでマーカを打ち込んだZもD化させて使わなかったのか。
マーカテストにしたって原田の言う秘密の入口から入って適当にドローンで撒菱にしたマーカを群の中にばらまけば充分達成できるだろうになぜシチ面倒な方法をとるのか。
連れていくプログラマがテスト要員から選ばれている以上、誰を選んでも無能になるようにハウンドは調整できたはずなのに何故そうしなかったのか。
そして、なぜ作戦名をプロジェクトMM(マイクロマシン)とロコツな名前にしたのか。
どうも表層だけは辻褄合うけど深層は何かもう一つ裏がある気がするのですよ…

西山森さん、Fさん、ありがとうございます。
修正しました。

> Fさん
プロジェクトMM(みなとみらい)だと思ってた…。

ペレットを頭部に打ち込まなきゃいけない(骨が薄いこめかみ狙ってますし)
仕様上、銃器などでドローンから狙うのは厳しいのかも。
威力無いと骨に弾かれますし、貫通する威力あると「脳の破損が酷いとダメ」にかかりますから。

にしたって西川達を送れる以上、自前で部隊編成して送った方がいいですね…。

なんか裏に色々あるのかもしれませんね。

F

まず、プロジェクトMMではなくてオペレーションMMでした。失礼。

で、DZに関してボリスの主張を解釈すると、
 ハウンドはDZを使って何かやらかそうとしている
と読み取れます。
# もっとも、主張にウソゴマカシが入っている可能性も高いですが。

なぜかって?
第一に、DZ制御に舵を切った点です。改良は普通ならDZ化させないような方法を目指すはずです。制御できたとしても移動速度が違いすぎてRZ排除の役には立ちませんものね。
第二に、自壊にコマンドが要る点です。DZ化した(ないしはその兆候があった)時点で即座に自壊させてしまえばいいはずです。
最後に、DZが少なすぎて多すぎる点です。ウイルスが増殖するにはD型が有利なはずですから、ウイルスの性質上ヨコハマはDZだらけになっていないとおかしいはずですが、それにしてはD型が少なすぎます。その一方で、野球チーム7、8体のうち少なくとも3体もDZになっている。バグにせよウイルス変異にせよD型が多すぎます。このことから、おそらくですがハウンド側はDZ発現制御が既に出来ていると考えられます。
これらすべてZ殲滅ではなく、DZを使う方向ではないですかね?

マジックミラー号

よく読み込んでるなー

あと、おいらもマイクロマシンだと思ってたよ

マジックミラー号

間違えた!

あと、おいらもみなとみらいだと思ってたよ

と書くつもりでした...

MMは、みなとみらいでいいんじゃないの??
第3話で「オペレーションMMは、みなとみらい地区の調査計画のことです。」と書いてあるし。
逆にMM=マイクロマシンと書いてあるところがない気がしますが。。。

F

ええ、そここそが思い込ませるトリックだ、と思っています。
ただし、誰が誰に、は複数の候補が残りますが。

ナンジャノ

ボリスが「これをほどいた方がいい…」と言っているので、謎のネット接続調査中にDZの操作か西川への指示しているのが見つかって、拘束されたのだろう。
それにしてもボリスの言った「ちゃんと脱出の手段は用意してあるよ」というのが気になる。新ナンシオのデータも取れた、プログラマも殺した、ソースをダウンロードしたノートも破壊した、でも機密を教えて仲良く帰りましょうにはならないでしょう?
ボリスが義手か義足で全員を制圧できる武器orガス兵器を隠し持っているか、全く喋らなくなった小清水大佐がナノマシンを植え付けられているか、隊員のナノマシンを制御できるのか、なにか圧倒的な優位性を隠している気がします。
鳴海さんを見たとたん、自分で殺しにかかるかも?
そしたら鳴海さん、銃で撃ち返せ!

F

マーカとBIACの動作原理の類似性、出発前に隊員たちに行われているマイクロマシンのアップデート(7話参照)からすると、隊員を制御できてしまう可能性はあるでしょうね。
場合によってはナルミンも制御対象かも。臭い対策なら鼻下パッチで済むはずなのになぜか鼻奥ツンされてましたよね。
……ただし、ボリスは目を逸らさせるための囮ではないか、と私は見ていますが…。

fuga

うむ、
久しぶりでもう話についていけないので文章の指摘だけw

×これでソリストを稼働させる可能性はなくなった
○これでソリストを稼働できる可能性はなくなった

あと、リーベルさんの文章はやたらと読点が多いけど
それなら文章を分けた方がいいよ。

みなとみらい駅北交差点付近で一時停止し、このあたりにいるはずのシルクワーム・テンプル組にトランシーバーで呼びかけつつ、周辺を警戒していたとき、TSUTAYA 前のグランモールで、何体ものD 型が、右往左往するR型を襲っているのを、サンキストが発見した。

gaga

fugaさん
この程度で文章を分ける必要はないね。
それだとラノベになってしまう。
そもそも読点を多く打つか少なく打つかに、ルールなんてない。
書き手がそういうスタイルというだけ。

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