冷たい方程式(23) 棚卸しにうってつけの日
翌週の月曜日の朝、全社員向けに臨時人事発令が通達された。
経営戦略本部 ITマネジメント課 開発グループ
亀井ヒデアキ
上記の者を、懲戒の上、減俸処分とする。
理由:スタッフ社員規定 第7条 第2節 第1項および第3項の違反
同時に、上記の者に、同課 インフラグループ勤務を命ずる。
発令 12月10日
あたしがその通達を読んだとき、すでに隣は空席になっていた。インフラグループのブロックの隅に、亀井くんの姿があり、黙々と机の整理をしている。おそらく先週のうちに内示され、今朝早く来て、あたしやムツミさんと顔を合わせることなく、席の移動を終えたのだろう。
目の前に座っている渕上マネージャの態度は、いつもとまったく変わることがなかった。その無表情な顔を見ながら、あたしの心の中には、さまざまな思いが渦巻いていた。
ほとんど目を通したことのないスタッフ社員規定を開くと、第7条は、服務に関する規定だった。第2節の第1項は「社内組織の秩序を乱す行為を慎むこと」とあり、第3項は「組織上の責任者、上長の指示に従い、忠実にその職務を果たすこと」とある。
亀井くんが渕上マネージャを罵倒した行為は、確かにまずかったとは思うけど、減俸して異動というのは、明らかな懲罰人事ではないだろうか、という釈然としない思いもあった。渕上マネージャが人事権を持っているはずがないから、人事部に何らかの影響を行使したのだろうが。
もっとも、こんなことが許されていいのか、という怒りはあるものの、一方で、もう少し我慢すればよかったのに、と亀井くんに失望してしまう自分もいる。でも、一番、強く感じているのは、先輩として亀井くんを守ってやれなかった、情けない自分に対する怒りなのかもしれない。
あたしは横目でムツミさんを見た。亀井くんからアプローチされても、いつもは笑ってかわしていたけど、ムツミさん自身はどう考えているのだろう。
ムツミさんは、あたしの視線にも気付いているのかいないのか、いつもにも増して黙々と残作業を処理していた。その顔から、先週まで常に浮かんでいた切羽詰まった表情は消えている。ホライゾンシステムさんが実装予定だった、手つかずだった画面18本が、渕上マネージャの指示どおり、サードアイの担当となったため、余裕ができたからだろう。常駐していたホライゾンチームのメンバーも、先週末で撤収しているので、果てしないフォローからも解放されている。
先週末は、ほとんど1日かけて、ムツミさんから、サードアイの東海林さんに引き継ぎが行われ、あたしも何時間か同席した。急に引き渡されても東海林さん、対応できないんじゃないか、と、底意地の悪い期待をしていたのだけど、それは裏切られた。東海林さんは、ムツミさんの説明を、かなり的確に理解していたようだ。Teedaでの開発経験が多いらしく、その部分での学習コストがかからないのも大きいのかもしれない。
金曜日の夕方、ホライゾンチームのメンバーが撤収するとき、八木社長もやってきて、内心はどうあれ、表面上は丁寧に渕上マネージャに「お世話になりました」と挨拶をしていった。
あたしはエントランスまで見送りながら、小声で言った。
「こんな結果になってしまって残念です」
「日比野さんのせいじゃないですよ」八木社長は、何とか笑顔を浮かべていた。「最初から、もうちょっと細部まで詰めた契約を交わしていればよかったんです」
「でも、本数減った分、足が出てしまったんじゃ?」
「ぎりぎり原価割れはしてません。まあ、ただ、ほとんど利益は出ませんけどね」
「やっぱり……」
「取りあえず、こいつらを」八木社長は、とぼとぼと歩いてくるメンバーを肩越しに指した。「早めに引き上げることができて、それだけでも助かりました。他にも、いくつか案件を同時進行中なので、利益はそっちで出せると思いますから」
「片寄さんは大丈夫ですか?」あたしがそう聞いたのは、彼女だけは年内いっぱい、常駐を続けることになったからだ。
「なんとかなります。本数が減ったおかげで、夜は別の案件を対応してもらえそうですし」
「そうですか……」ムツミさんがゆっくり眠れる日は、まだ先になりそうだ。
「それに……まあ、これは言っていいのか分かりませんが」八木社長は声を潜めた。「今回のシステムも、2次開発なり、機能追加なりは、当然発生してきますよね。そちらの方で、少し取り戻すこともできるかな、なんて考えていたりするんですよ」
「ああ、なるほど」あたしは笑った。「そうですね。そうなったら、ホライゾンさんで実装してもらった分は、お願いすることになると思いますから」
「はい」八木社長も人の良さそうな笑顔を見せた。「期待しています」
こうして、ホライゾンチームは去っていった。個々のメンバーとは、ろくに話をする機会もなかったが、いなくなってみると、やはり少し寂しいものだった。
何事もなく数日間が過ぎた。あたしは、渕上マネージャの指示によって、ホライゾンやサードアイが実装したソースを、リファクタリングするという、とりたてて急ぎではない仕事をしていた。コードの効率化というより、簡単な仕様変更などを社内で行うために、それぞれの実装の傾向を覚えるのが目的だった。ムツミさんは、ホライゾンのレーンに残っていたタスクカードをすべて消化し終えていて、先週の木曜日以来、あたしの隣の席に座ったのは半日だけだった。その半日も、あたしが現場との打ち合わせで席を外していた時間が多く、また何となく先週の亀井くんの爆発の件がわだかまっていたせいもあって、ムツミさんとは事務的な会話を少し交わしただった。
そんなある日の午後、あたしは磯貝課長から、インフラグループのヘルプを命じられた。マシンルームの備品の棚卸しだ。
「そういう仕事は免除されているはずですけど」あたしは思い出させた。「開発が終わるまでは。あたしもそれほどヒマじゃないんですよ」
「うん、分かってるんだけどね。あっちも人手が足りなくて」磯貝課長は両手を合わせた。インフラグループの数名が風邪で病欠していて、経理から指示されている資産管理台帳の提出期限に間に合いそうにないらしい。
「まあ頼むよ、今日だけ」磯貝課長は韜晦するように窓の外を眺めた。「ほら、天気もいいし。棚卸しにはいい日じゃないか」
「……天気は関係ないと思いますけどね」
あたしは渋々了承し、マシンルームへ向かった。もちろん、あたしの作業はそれほど急を要するわけではないし、サードアイさんの方は放置しておいても問題はなさそうだ。あたしが避けたかったのは、亀井くんと顔を合わせることだった。
事務棟から出て空を見上げると、確かに雲1つない晴天だった。冬の澄んだ空気を通して、遠くに富士山の白い頂が見える。棚卸しにうってつけの日なのかどうかはともかく、いい天気であることだけは間違いない。
マシンルームは、ITマネジメント課がある事務棟に隣接した、工機管理棟の2Fにある。ワンフロアが丸ごとマシンルームになっていて、入り口は指紋認証が必要だ。あたしが人差し指を押し当ててロックを解除し、入室記録簿にサインして入室すると、インフラグループGLの安藤さんが、声をかけてきた。
「ああ、悪いね、忙しいところ」
「いえ、仕事ですから」
マシンルームは土足厳禁だ。あたしは用意されているスリッパに履き替えながら、さりげなくマシンルーム内を見回した。3人ほどが点在して何やら忙しそうに作業しているが、亀井くんの姿は見当たらなかったので、少しほっとした。
「じゃあ、あっちの段ボールの中をチェックしてくれるかな」
「はい、分かりました」
あたしは白紙の台帳用紙をつかんで、安藤さんに指示された片隅に向かった。以前はAS/400などもあったらしいが、現在は大半がPCサーバに置き換わっていて、空いたスペースは、一時的――の予定――な物置場と化している。あたしの分担の場所には、段ボール箱が無造作に置かれていて、サーバのマニュアル類やセットアップ用のFDやCDの束が放り込まれていた。あたしは早くもうんざりしながら、中身の仕分けを開始した。
そのとき、あたしの背後の19インチラックの陰から、段ボール箱を抱えた人影が出てきた。あたしは何げなく振り向いたが、相手の顔を確認したとたん、思わず動きを止めた。
「亀井くん……」
あたしと同じぐらい驚いたらしい亀井くんは、段ボール箱を取り落としそうになった。中に入っていたものが、いくつか床にこぼれ落ちる。
「先輩……」亀井くんは段ボールを床に下ろした。「お手伝いに駆り出されたんですか」
穏やかな声だった。あたしはわけもなく安堵した。
「うん、そうなの」あたしもしゃがみこみ、床に落ちた4ポートの10BASE-TのHUBを拾い上げた。「わあ、こんな古いハブ、まだあったんだね」
「これは廃棄するやつです。そっちは何ですか?」
「たぶん、何かのサーバの付属品一式ね。SUNのSPARCみたいなんだけど」
「そんなの、もうどこにもないっすよね」
あたしたちは、そんな他愛のないことで笑い声を上げた。
「元気だった?」あたしは聞いた。「いきなり引っ越すんだもんなあ。普通、お世話になりましたぐらい言うもんでしょうに」
「ああ、そうでした。お世話になりました」亀井くんは、以前と変わらない笑みを浮かべた。「ちょっと顔を合わせづらくて」
あたしたちは、近くの作業用デスクに移動して、仕分け作業を始めた。段ボールの中身を1つ1つ確認し、種類や型番、数量などを台帳に記入していく。
「そっちの仕事はどう?」作業しながら、あたしは聞いた。
「そうですねえ。こういう雑用っぽいことが多いけど、まあ楽は楽ですから。そっちは?」
あたしは、ホライゾンチームが撤収したことを話し、さりげなく付け加えた。
「ムツミさんも、ちょっと楽になったみたいよ」
「そうですか」亀井くんは床に視線を落とした。「それは良かったです」
しばらく黙々と作業を続けた後、あたしはふと思いついたことを聞いてみた。
「そういえば、あんた、なんで、渕上マネージャのことなんか知ってたの?」
その質問を予想していたらしい亀井くんは、にやりと笑った。
「ちょっと前に、本社の経営企画部の同期に教えてもらったんです。何か、あの人に弱みがないかなあ、と思って」
「弱みって……」あたしはあきれて後輩を見た。「脅迫でもするつもりだったの?」
「いえいえ、別に何か明確な目的があったわけじゃないんですけどね。ただ、何かのときの切り札に使えるかなと」亀井くんは肩をすくめた。「結局、あんなところで使っちゃいましたけど。切り札になってませんでしたね」
「そうね」あたしも同意した。「どうせなら、もうちょっと効果的なシーンで使えばよかったのに」
「別に後悔してるわけじゃないですけどね。インフラグループなら、同じ課内だし」
「うん。栃木とかに飛ばされるんじゃなくてよかったね」
あたしがそう言ったのは冗談だったが、亀井くんは真顔でうなずいた。
「実は、最初は横浜ブランチ以外のどっかに異動のはずだったらしいんです。でも、安藤さんがインフラグループに人が足りないって声を上げてくれて、ここに残れるようになったみたいです」
「へえ、よかったね」
確かにインフラグループは、夜間作業や休日作業などもあって、人員が足りていないようだ。今日、あたしが駆り出されていることでも分かる。
「まあ、こういうインフラ系も嫌いじゃないんで」亀井くんは、10BASE-TのHUBをまとめると、電源コードでぐるぐる巻きにして、箱に放り込んだ。「そのうち、CCNAでも受験してみようかなと思ってます」
「ああ、あれは難しいみたいね」
あたしたちは、それぞれの段ボールのチェックを終え、別の箱を取りに行った。できるだけ中身が少なそうな箱を、あれこれ選んでいるとき、奥の方のラックに新しいF通製サーバが搭載されているのに気付いた。
「あ、あれ、勤怠管理システムの新サーバ?」
「ああ、そうです」亀井くんは、ちらりとそちらを見た。「もうネットワークもつながってるはずです」
その声は少し堅かった。たぶん、今の亀井くんにとって、勤怠管理システムに関することは、あまり思い出したくないのだろう。あたしはその話題は避けることにした。
2時間ほど、段ボールをチェックしているうちに、予定の時間になった。あたしは記入した台帳をまとめ、伸びをした。
「ああ、たまに力仕事すると疲れるわ」
「力仕事っていうほどでもないじゃないですか」亀井くんは笑った。「あ、そういえば、年内に新サーバでデモやるんですよね」
「うん。そうらしいね」亀井くんが、自分から勤怠管理システムの話をしたことに、少し驚きながら答えた。「たぶんクリスマス前だと思うけど」
「うまくいくといいですね。片寄さんのためにも」
「結局、そこかい」あたしは笑った。「じゃ、また」
「おつかれさまでした」
台帳を安藤GLに返却し、おざなりな礼の言葉を聞き流して、あたしはマシンルームの入り口で自分の靴に履き替えた。入室記録簿に退出の時刻を書き込みながら、ちらりと振り返ると、亀井くんは勤怠管理システム用新サーバを眺めていた。やはり気になるのだろう。あたしは声をかけないまま、マシンルームを出た。
(続く)
この物語はフィクションです。実在する団体名、個人とは一切関係ありません。また、特定の技術・製品の優位性などを主張するものではありません。
コメント
一言コメント
あれ、もうホライゾン撤退?
んじゃこのあとはどう続いていくんだろ。
ななしんぼ
このまま亀井君が消えていくとしたら、この物語上の彼の役割ってなんなんでしょう?
Sin Adeno
亀井君が勤怠管理システム用新サーバを眺めている・・・のは、
嫌な予感しかしないですね。 色々と仕込むなんて事は無いよなぁw
WhiteBall
とりあえず、"亀井君のその後"ですね。
なんか、サードアイが「万能のソフト開発会社」っぽいんですが、渕上さんはサードアイには文句言わないんですかね。
(来週以降、渕上vsサードアイが始まるんでしょうか?)
渕上さんがホライゾンを自社に常駐させたのは、ホライゾンにスキルが無いからであって、サードアイはスキルがあるから大丈夫という感じなのかな。
「高度なマネジメント」がプロジェクトを成功させるために必要なのであれば、発注先のスキルレベルに関わらず、あのマイクロマネジメントを実施すべきなのでは。
結局渕上さんも、相手によって態度を変えるだけの人なのかなぁ。
elseorand
亀井君が眺めているとか、物語的に短気を起こしそうで怖いですね・・・
何もしなければ渕上マネージャーが去った後、復帰できそうな感じですが。
class
これは前回の会議中、間違いなく胸ポケットに
ICレコーダーを入れていたな。移動はともかく、
減俸処分の判断は渕上マネージャでは無いだろう。
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リファクタリングをさせるマネージャなんて実在したんだ!
saboten
ムツミさんの笑顔を見る最後だったってあったから、
またひと波乱あるのかなーと思ってたけど、
すんなり終わりそうですね。
それにしても上司に立てついたら減俸かぁ。
会社ぐるみでひどいな。
でじゃぶー
タイトルから嫌な予感しかしないんだけど気のせいだね、きっと。
通行人A
渕上Mはこんだけ人事権があるなら次期役員「候補」でなく、
次期役員「内定」なんでしょうか。
Q サードアイに一任
C 磯貝課長以下、ホライゾン選定メンバーの責任
D ホライゾンの責任
で渕上Mの勝利でしょうかね。
原作より酷い結末の「方程式もの」って殆ど見かけませんが
これが業界の現実って奴なんでしょうか。
> 渕上vsサードアイ
東海林さんとは受注前に「そのマネジメントを適用するなら、
これだけ工数と金額を追加させていただきます」
というやりとりがあったのではないかと思っています。
前作でもあった通り、東海林さんは工数増加には追加見積りを要求しますから。
渕上Mはマネジメントに失敗したのは気づいているけど、
公に認めるわけにはいかない、のではないかと。
わかめ
磯貝課長と渕上マネージャーが、実はグルだった! なんていうのはどうでしょうか?
1話目で磯貝課長が携帯をパチンと閉じているところが、実は、渕上マネージャーからの指示をメールで受けた後のシーンだったら、結構なダークファンタジーだなぁって思います。
昔々のエンジニア
亀井君の反逆は「ふっちーについて知っている、二、三の事柄」にすぎなかった。
本社の経営企画の同期が、ふっちーの過去を知っているというのは、何気に意味深。
本社では、ふっちーの裏事情は皆が承知なのだ。
サードアイへの委託料金の追加とか、工程の遅れとか、槍玉に挙げられていそう。
高度なマネジメントは無用の長物、結局は優秀な下請けさえいれば良いのだ、と烙印を押されたようなもの。
亀井君の反逆は公式な懲戒処分として社内に周知されている。
彼自身の仕事は完了していたのだから、その面で落ち度はない。
翻って、マネージャー自身は、部下の掌握・指揮・管理能力のマイナス考課だよな。
どうやら、ふっちーは、サードアイへは、直接的に口を挟めないようだ。
なんとも手持ち無沙汰だろうなあ。
次回、よもやの思わぬ波乱が起きそうな予感。
舞台は「要求仕様の齟齬」ではないかと。
実装の終わりかけ頃に、よくあることだし。
感想
なんか間延びした章立てですよね。
1/3とは言わないが、せめて1/2に圧縮する方が良い感じ。
各章のタイトルにしても色んな所で作者がメモして温めていたものを
展開しているんでしょうけど、無理やり感が強すぎる。
なんでも詰め込もうとして冗長になってるんではないかな。
東海林さんの活躍が始まるかと思えば始まらず。
まったりと時が流れる回ですね。
単なる息抜きの回ならいいのですが、
実は活躍を始めるのは亀井さん?と思える展開。
深読みならよいのですが。
単なる息抜きの回であることを願います。
渕上さんは批判を受けるキャラクターではありますが、
さすがに亀井さんと刺し違えるのはかわいそう。
加納
>上記の者を、懲戒の上、減俸処分とする。
この物語を「あるある」と思いながら読んでいましたが
この減俸処分に関しては「ないなー」と思いました。
話の流れからは、いきなり感が強いかと思います。
誰かを殴って怪我を負わしたとかならともかく
上司を怒鳴っただけで会社が減俸を決定するというのは
リアリティに欠けると思います。
異動に関しては、まぁあるかなとは思いますが。
ここは嵐の前の静けさですが、ここまでのながれだと
これからは以下な感じですかね。(4)以降はネタですが。
(1)亀井・片寄等低能力の人が中心になって仕様を決める
(2)いろいろな理由で中心が居なくなる ←いまここ
(3)仕様を実装するまではたどり着く
(4)テストに入ると仕様がぼろぼろであることに気づく
仕様を決定した理由を尋ねようにも、
仕様を決めた人間は居なくなっているので本質的な理由が分からない
(5)テストしながら実装しながら仕様を決定
→予定通り行くはずがないので工程遅延
(6)渕上氏の「高度な管理業務」開始
(7)東海林さんキレル
(8)そして終焉へ?
24
プライベートで実は渕上受けの渕×亀BL進行とか…
ないか(笑)
ジェラシーで人事移動www
テステス
>プライベートで実は渕上受けの渕×亀BL進行とか…
正直自分も前回の展開で渕×亀ktkr!!とか思ったww
夏に薄い本が出るな…
osan
「あ、そういえば、年内に新サーバでデモやるんですよね」
いやーな予感が・・・
クリケット
またクリスマスで何か起きるんですね
Edosson
ひっぱるなあ。
クリスマスにデモね。それでクライマックスにして落とすことになるのかな。
このままカットオーバーまで引っ張られてはかなわん。(>_<)
東海林さんのこれ以上の活躍は無理か。
終わってからエラソーに能書きたれるようなキャラじゃなさそうだし。
亀井君も、まだ出番ありそうだ。
ただ、プロジェクトの足を引っ張るような活躍は勘弁。
ネズミだけが泣くような方法があるなら許す。
Nicole
加納さん>
うちの会社もメーカーなんですが、異動より先に減俸になりますね。会議室で酒飲んだとか、そんな理由で。
それもいきなりなります。
部署にもよりますが、上司の命令に逆らっただけでも、ありえます。
自動車メーカーは、飲酒運転やったら、問答無用で懲戒解雇ですね。
メーカー系は、たぶん、IT系より、そういうところは厳しいです。
作者さんは、メーカーに勤務したか常駐した経験があるのかな、とふと思いました。
Fu
うーん、またまた伏線回ですか?
相変わらず主人公の視点を使っていろいろと隠してらっしゃる。
サードアイはいつからこのプロジェクトの引き継ぎを受けていたのか、そもそも最初から受ける予定で表向きは一部機能の請負だったとしか思えない。
ホライゾンからの引継ぎの短さからいって。
さてさて、このあからさまな亀井君のフラグはデモ妨害フラグなのか?
そもそも亀井君の臨時人事発令はあの暴言が原因なのか?
(暴言だと思っているのは主人公であって、発令には何も書かれていない)
わずか2営業日で横浜ブランチからの異動などできるのか?
そもそも安藤さんは暴言の翌日になぜ亀井君の人事を知っていたのか?
実はまだ隠されている(こっそりはられた伏線)理由からの懲戒ではないのか?
謎は深まるばかりですねw 来週の月曜が楽しみです。
そして、私的には八木社長があらためてキルリストに入りました。
元請けに原価割れはしてませんというということは...
もう途中からコストをかけることをやめてプロジェクトを失敗させようとしていたということなのでしょう。
再見積もりをちゃんとやらずにプロジェクト妨害を企てるとは、SEの風上にも置けない。
これは妄想ですが、亀井君を横浜ブランチに残したのは渕上マネージャのような気がしてなりません。
まぁ物語ですから、細かいことはいいんだよということかもしれませんが、今までの伏線回収からいくとなんとなくそのまま終わらない気がしてなりません。
加納
>部署にもよりますが、上司の命令に逆らっただけでも、ありえます。
ほへー。いろいろなところがあるのですね。参考になります。
私が過去にいたところも一応メーカーなのですが、
減俸って記憶にないなぁ。。なんでだろ。
辞令なんか興味ないから見てなかったのかな。。
ALPHA
自分でしっかり読んでいないものを引っ張り出すのはあまりよいこととも
思えませんがご容赦を。
マネージャの資質
"真摯さを絶対視して、初めてまともな組織といえる。それはまず、
人事に関する決定において象徴的に表れる。
真摯さは、とってつけるわけにはいかない。
すでに身につけていなければならない。ごまかしがきかない。
ともに働く者、特に部下に対しては、真摯であるかどうかは二、三週間でわかる。
無知や無能、態度の悪さや頼りなさには、寛大たりうる。
だが、真摯さの欠如は許さない。決して許さない。
彼らはそのような者をマネジャーに選ぶことを許さない。"
原文は"integrity" だそうなので、日本語の『真摯』とは若干ニュアンスが
違うのかもしれません。
では渕上氏に真摯さが欠如しているのか?
まだ分からないのですよね。
元々言動や感情の起伏の少ないかたなうえ『主人公目線での渕上像』しか
描かれていませんから。
ただ、亀井君は渕上さんが許せなかった。これは事実。
そして人事に象徴的に表れる。。。モノらしい。
それ以外で、渕上氏に真摯さが欠如しているんじゃないか、ALPHAが疑うのは
・亀井君に『現行システムへの個人的リベンジ』と指摘されてすぐ反論できなかった
・その回のサブタイトルが『不都合な真実』
この二つからの推測ですが。
ちなみに八木社長は、だいぶ真摯さが欠如しているように見えますねぇ
サブタイトルに
『もしプロジェクトマネージャが手当たり次第にマネジメント本を読んだら』
というのがありましたから、作者が意識してないはずはないと思うのです。
ところで上記とは関係ない話ですが『サードアイ』について。
Webで検索するとそういう書籍があってそれはそれで興味深いのですが、
ここでは『第三者の目』という意味なんじゃないかなぁ、と思っています。
『高慢と偏見』でも『人形つかい』でも三浦マネージャや高杉上級SEを
第三者から見たら、、、という物語だったと思うのです。
そうすると、今作で、これから東海林さん大活躍、ってのはあまりなさそう
ですかねぇ?『帰ってきたウルトラマンにゲスト出演したセブン』のような
立ち位置におさまりそう。
余談の余談ですが、東海林さんならマネージャとしても超一流になりそう
です。人付き合い的には取っ付き難いヒトですが(^^; 仕事に対する真摯さ
という資質は持ち合わせているひとだと思うのです。
以上、長々とお目汚しで失礼。
七司
今回は閑話休題な回でしたね。
コストカッターの本領が次回から発揮されると思っています。
そして主人公の挽回のチャンスもあるはず。
次回が楽しみです!
PG
八木社長、流石に楽観的過ぎでしょう…
というのはさておいて、亀井くんは金曜一日挟んで異動?
引き継ぎは?
後任は?
やり過ぎた感があるにしてもプロジェクトの事を考えたらこの流れでの異動はありえませんよねえ
ko
>Fuさん
亀井君に関して私も似たような疑問を持ってます。
渕上Mが12月に入って離席していることが多かった理由のひとつには、
既にこの時点で亀井くんの懲戒と処遇の話し合いがあったのでは?
渕上Mは全てをサードアイに引き継がせたかったが、最初の脱落者
に対する責任など自社側の瑕疵をホライゾン八木社長に指摘され
妥協したのでは?
それと、妄想かもしれませんがムツミさんの2週間の離脱には裏がある
ような気がします。
としろう
>それ以外で、渕上氏に真摯さが欠如しているんじゃないか、ALPHAが疑うのは
>・亀井君に『現行システムへの個人的リベンジ』と指摘されてすぐ反論できなかった
これは既に言われているように録音しているから余計な反論はしなかっただけかも
異動が早過ぎるのも、ほぼ全て手続きが終わっていて、最後に煽って墓穴を掘らせた。
主人公共々、理不尽で疑わしきを罰する的渕上発言に対し、
感情論や水掛け論的な反論ではなく、うまく反論出来ていれば少し違った方向に
修正出来ていたのかもしれません。
まあ、以前から可能性を疑っていましたが
本当に磯貝課長以下リストラ(コストカット)の為の罠(布石)か、
実際は主人公&亀井さんへのストレステストなのかねえ。
そうだとしてもムツミさんは真実を知らない人っぽいけれど。
Fu
>それと、妄想かもしれませんがムツミさんの2週間の離脱には裏がある
ような気がします。
その観点は気がつきませんでした。
なるほど、リーダーの引き上げでプロジェクトを人質に条件交渉というシナリオですね。
もしそんな裏があったとしてしたらますます許しがたいですねぇ。
よっしー
物語も終わりに近づいたのかな?東海林さんと渕上マネージャのバトルみたかったな。
そういえば、渕上マネージャってなんで「ネズミ」って呼ばれてるのでしょうか?呼んでるのはEdossonさんと別の通りすがりさんだけのようですが。どんな人が相手でも「ネズミ」呼ばわりはないと思う。
k
> 亀井君に『現行システムへの個人的リベンジ』と指摘されてすぐ反論できなかった
人が「返す言葉を失くす」のは何も「精神的打撃を受けた」場合だけではないですよねぇ。
> コストカッターの本領が次回から発揮されると思っています。
私はここまでの話で充分「コストカッター恐るべし」と思いました。
まだ何かあるのかなぁ。
> 呼んでるのはEdossonさんと別の通りすがりさんだけのようですが。
被害甚大すぎー。
別の通りすがり
> よっしーさん
あの発言は俺じゃないよ。
何度か俺の名前でここを撹乱するような書き込みがあって、90%くらいの確度でEdossonだろうと思ってたんだが、ネズミ発言で100%Edossonの仕業だと確信した。
Edossonはここでなにをやりたいのか意味不明だわ。
わかめ
別の通りすがりさん、私の理解は「魂の叫び」です。
別の通りすがりさんや、その他の、普通または普通以上の才能のある方々は、渕上マネージャー程度のストレスは、なんともないと思います。
(普通というのは、仕事をこなし、自己研鑽もして、余暇に趣味の小説を書くようなレベルを指します)
ところが才能に欠ける方々にとっては、渕上マネージャー程度のストレスでも致命的なんだって「魂の叫び」で、訴えたいんですよ。多分。
仕事をこなし自己研鑽までしたら、寝る時間がなくなったり、はたまた仕事をこなすだけでアップアップな、才能に問題のある人って、時々いるじゃないですか。
きっと辛い思いをしていらっしゃるんですよ。才能の不足をド根性の努力で補うのって、きっとすごく大変なことなんだと思います。
>わかめさん
いろいろストレスがたまっているようですねえ。
時々いるという同僚をこき下ろして、
自分はそれよりも仕事できるんだという自慢を、
上から目線で公共の場所に書くというのは。
なかなか。
まあ世の中いろいろあるものですね。
私もいろいろ。
IT業界は大変ですな。
わかめ
まりもさん、幸いな事に、もう何年も、私の周囲には才能に欠ける人はいません。
(残念なことに、別の通りすがりさんのような普通以上のレベルの人もいませんけど)
才能に欠ける人は、体力で勝負する傾向が強いと思いますが、それは本人にとっても、周囲にとっても不幸な事だと思います。
人それぞれ持って生まれた種は違っています。ひまわりが咲く人は、ひまわりを咲かせる努力を、あさがおが咲く人は、あさがおを咲かせる努力をしたほうが良いはずです。
ひまわりの種を持って生まれたのに、あさがおを咲かせようとしても無理でしょ。
でも、自分が何の種を持って生まれてきたのか、なかなか確認できないのが、人生の難しいところですね。(人によってはいろんな種類の種まで持っているし)
わかめ
まりもさん、もしかして、Edosson さんが、私の同僚だと理解したのですか?
それは違います。
私は、別の通りすがりさんの疑問について、きっと Edosson さんも苦しんでいるんだと思いますよって書いたんですが……
>わかめさん
>まりもさん、幸いな事に、もう何年も、私の周囲には才能に欠ける人はいません。
いや、
>才能に問題のある人って、時々いるじゃないですか。
と書いてあったので。
元同僚ですか?
あと、渕上さんのような人は身近にいるという話ですが?
それともいないけど想像で言ってます?
言っていることに矛盾があるように思われますが。
とりあえず、わかめさんの状況が理解できていないようなので、
その他の論評は避けます。
>もしかして、Edosson さんが、私の同僚だと理解したのですか?
そういうことではないです。
ドラッカー曰く、
真摯さの定義は難しい。
だが、マネジャーとして失格とすべき真摯さの欠如を定義することは難しくない
1.強みよりも弱みに目を向ける者をマネジャーに任命してはならない。
出来ないことに気づいても、出来ることに目のいかない者は、やがて組織の精神を低下させる。
2.何が正しいかよりも、誰が正しいかに関心を持つ者をマネジャーに任命してはならない。
仕事よりも人を重視することは、一種の堕落であり、やがては組織全体を堕落させる。
3.真摯さよりも、頭のよさを重視する者をマネジャーに任命してはならない。
そのような者は人として未熟であって、しかもその未熟さは通常なおらない。
4.部下に脅威を感じる者を昇進させてはならない。そのような者は人間として弱い。
5.自らの仕事に高い基準を設定しない者もマネジャーに任命してはならない。
そのような者をマネジャーにすることは、やがてマネジメントと仕事に対するあなどりを生む。
最初から読み返してみるとふっちーは1.と3.の駄目さが目立つかな。
5.も自らの、という意味では微妙。
よっしー
>あの発言は俺じゃないよ。
別の通りすがりさん、了解しました。
Edossonさんからの返答がないのでEdossonさんと確定しているわけではないですが、少なくとも誰かがなりすましたのですね。
コメント欄でなりすましって、くだらないにも程があります。ここのコメント欄は白熱しすぎるところはありますが、色々な立場の人の意見が聞けて良い場所だと思います。しかし、議論に勝つためになりすますのは低次元過ぎます。これまでのみなさんの経験に基づいた意見を冒涜していますね。
それはそうと、みなさん物語を深読みし(すぎ?)ているので、作者さんのプレッシャーは相当なものでしょうね。
>よっしーさん
>それはそうと、みなさん物語を深読みし(すぎ?)ているので、作者さんのプレッシャーは相当なものでしょうね。
どちらかといえば、自分の思うような話ではなかった場合にコメント欄が荒れないか心配だったり(^^;
こうなればいいなーのレベルで止まってるのか、わからないんだよなぁw
亀井くんが新サーバを眺めていたのって、なにか細工しようとたくらんでいるからだと思ってる人結構いるんですよねぇ。
途中で降ろされた仕事だから、まだ続けたかったとかー無念に思うだけじゃないかなぁ。
いやー本当になにか細工するんだとしたら、人としてかなり駄目レベルですなw
ホライゾンは・・・人によって、そこまで悪意をもって見れるものなんだと驚くばかりだったりw
サブタイトルだけ見てる分には、駄目マネージャーの話ってのが素直な読み方のような気がするんですけどねぇ。
切れ者なのか、ただ単に権力をもった暴君なのか・・・
とりあえず、社内ではかなり権力を持っているようには読めますね。
周りの人物に状況を確認することなく、減俸して飛ばせるわけですから、上層部からの信頼も厚いってことですかね。
Fu
>周りの人物に状況を確認することなく、減俸して飛ばせるわけですから、上層部からの信頼も厚いってことですかね。
この物語はあくまで主人公の観点からの事実しか語られていないので、そうだとは限らないわけです。
なので明日が楽しみ楽しみ。
亀井君が暴れるのか、サードアイの真実が語られるのか、渕上マネージャがこれまで何をしていたかが語られるのか、いろいろ推測できます故。
少なくとも、これまでの話同様このままエンディングではないと思っています。
あと、想像と違うからといって荒らす人はごく少数だと思いますよ。
コメントしている人はみんな大人ですから。
わかめ
まりもさん、なんで「元同僚ですか?」なんですか???
わざわざ、別の通りすがりさんの疑問について……って書いたのに。
解りました!!!
あなたは、きっと言葉を理解する能力に欠陥があるのですね!
なるほど、そういう事だったのですね。了解です!
まあ、時々いますね、才能(その他いろいろな能力)に問題のある人。
(^_^)