冷たい方程式(11) マイクロマネジメント
宣言した通り、渕上マネージャは、開発のあらゆる局面で独自の精査を開始した。
まず、作業日報の提出が義務づけられた。これは、その日に行った作業内容を記入するもので、退社前に渕上マネージャに提出し、確認印をもらう必要がある。
あくまでも形式的なものだろう、と軽く考えていたあたしは、 最初に
のように個条書きで提出したところ、あっさり却下された。
「もっと詳細に書きたまえ。これでは、君が何をやっているのか分からない」
「……具体的に何を書けばいいんでしょうか」
あたしは時計を気にしながら聞いた。時刻は17時50分。ここ何日か、母親の具合があまり良くないので、早く帰宅したかった。
「設計した画面名、テーブル名、クラス名、モジュール名」渕上マネージャは単調な声で並べた。「それぞれにかかった時間。それぞれの進捗度。問題点とその解決方法、その見込み時間。打ち合わせなら参加者、議題、決定事項、持ち越し事項、問題点」
「そんなに……」あたしは呻いたが、渕上マネージャの言葉は、まだ続いた。
「実装作業の場合は、ソース名、実装したメソッド、修正したメソッド、それぞれのステップ数、テスト回数と結果、問題点とその解決方法」
亀井くんとムツミさんも、呆然となっている。
「そこまで細かく書く必要があるんでしょうか? いったい、何の役に立つんですか?」
あたしは時間のことも忘れて抗議したが、言い終わった途端に後悔した。渕上マネージャが、演説口調で説明を始めたからだ。
「PMはすべての担当者の状態を把握している必要がある。進捗管理を厳密に行うためには、各自が何をやっているかを正確に把握しなければならない。作業日報はそのための重要なアイテムだ」
「でも、そんなに細かく書いていたら、30分はかかると思いますけど」
残業時間が30分に制限されている現状で、作業日報の作成にそれだけの時間を費やしていたら、ほとんど残業などできないことになってしまう。
「それは各自で工夫すればいい」渕上マネージャは他人事のように言った。「1日の終わりにまとめて書くのではなく、作業の区切りごとに書くとか、やりようはある」
――そりゃ、口で言うだけなら簡単だよ
やむなくあたしは書き直した。今日は、設計と打ち合わせばかりで、1行のコードも書いていないのが救いだった。途中まで書きかけていた亀井くんとムツミさんは、そうもいかず、全面的に書き直したようだ。ひょっとすると、コードを定期的にコミットするよう命じたのは、この日報とすりあわせてチェックするためなのかもしれない。
所要時間は、もちろんいい加減だ。
書き直しが終わったのは18時10分。許可されている残業時間のリミットをオーバーしている。あたしは急いで、プリントアウトすると、渕上マネージャに提出した。
「お願いします」
渕上マネージャのレーザーのような視線が、ざっと活字をスキャンしていく。小さくうなずいたので、確認印ゲットか、と思ったのも束の間、日報は宛先不明メールのように戻ってきた。
「やり直しだ」
「はあ?」あたしは苛立ちを抑えた。「言われた通りに書いたつもりですが」
「それぞれの項目を、何時から何時まで行ったのか、正確に記述したまえ。これでは、日報とは言えない」
冗談を言っているのではなさそうだ。この人が冗談を言うとも思えないけど。
だいたい、人は自分の1日の行動を、どれだけ細かく記憶していられるものなのか。そりゃ世の中は広いから、ビデオカメラのような記憶力を持つ人間もいるに違いないが、あたしは違う。
一瞬、でたらめを書こうとも思ったが、時間がもったいなかったので正直に言った。
「すみません、そこまでは分かりません」
渕上マネージャは、じろりとあたしの顔を睨んだ。その程度の記憶力もないのか、と非難されている気がする。思い出すまで帰るなと言われることを覚悟したが、磯貝課長が口をはさんでくれた。
「渕上さん、いきなりそう言われても無理ですよ」笑っていたが目は真剣だ。「明日から、そういう形式で提出するということにしませんか」
渕上マネージャの鋭い視線が、磯貝課長のそれとぶつかった。感心したことに、磯貝課長は目を逸らそうとはしなかった。
「まあいい」渕上マネージャは妥協した。「今日はそれで受領する。明日からは、もう少しまともな作業日報を提出したまえ。磯貝課長、あなたが責任を持って、全員に提出させるように」
確認印が押された。あたしはホッとして作業日報のプリントアウトを引き出しにしまい、帰り支度を始めた。そこへ、渕上マネージャの声が届いた。
「日比野くんは、今日は退勤のカードを切らなくていい。明日、18時退勤で修正申請を上げること」
「は?」あたしは手を止めて、渕上マネージャを見た。「どういうことでしょうか?」
「時間外労働は30分までと厳命したはずだ。それを超えたのは君の都合だ。それは認められない」
時刻は18時15分を過ぎていた。このままカードを切れば、時間外労働時間は45分となる。その差分の15分が認められない、と言っているようだ。
――オーバーしたのは、あんたのせいじゃないのか
もう少しのところで、あたしは渕上マネージャを口汚く罵倒するところだったが、家で待っている母親の姿を思い出して、何とか思いとどまった。
「分かりました」
あたしは吐き捨てるように返事をすると、退勤を記録せずに退社した。
次の日、9時ぎりぎりに出社したあたしは、渕上マネージャに無言で形だけ一礼して席に座った。先に来ていた亀井くんとムツミさんが、両側から心配そうな表情を向けてくるのに、それぞれうなずきながら、Thunderbirdを起動し、メールをチェックする。
「ん?」
思わず声が出たのは、記憶にないスケジュールが入っていたからだ。[ 13:30~14:00――進捗報告 ]とある。リンクをクリックして、グループウェアのスケジューラーで詳細を開いてみた。
――――――――――――――――――――
- スケジュール:進捗報告
- 日時:14:30~15:00
- 場所:ミーティングルームA
- 参加者:渕上、日比野
――――――――――――――――――――
――こんな予定、あったっけ?
グループミーティングは、週に1度やっているが、曜日も時間も違う。参加者が渕上マネージャとあたしだけというのも変だ。あたしは、亀井くんをつついた。
「ね、これ、何?」
「さあ」亀井くんも首を傾げている。「ぼくは15時からなんですよね」
やっぱり渕上マネージャに聞くしかないか、と思ったとき、その本人が立ち上がった。
「今日から、各自の進捗を把握するために、1日おきに進捗報告を行うことする」渕上マネージャは宣言した。「月曜日、水曜日、金曜日に実施する。時間はスケジュールに登録した通りだ。他のあらゆる予定に優先する。どうしても参加できない場合は、必ず当日中に代替時刻を連絡すること」
それだけ言うと、渕上マネージャは音もなく着席した。あたしはすかさず質問した。
「作業日報だけじゃ足りないんですか?」
「作業日報では、全体に対して、担当分がどれだけ進んでいるのか、もしくは遅れているのかが分からない。進捗報告は、それを補完するために行う」
「きっと高度なマネジメントのために必要なんでしょうね」
あたしは皮肉を言ったつもりだったが、渕上マネージャは顔色1つ変えず、真面目に答えた。
「そのとおりだ。詳細な進捗把握は、マネジメントには必須の要素だ」
「あー、あの」亀井くんが小さく手を上げた。「何か、資料とかいるんですか?」
渕上マネージャはうるさそうに顔を上げた。
「私が質問するから、現状を答えればいい。そのために、必要だと思うものがあれば、持参してきて構わない」
「はあ」
そう言われても、何を聞かれるのか分からないので、用意のしようがない。
あたしはもう1つ気になった点を口にした。
「どうして全員一緒にやらないんですか?」
返答に先立ってあたしに向けられた視線には、無知な者に対する侮蔑が込められていた。
「1人が報告している間、他の2人は何をしているのだ? ぼーっと聞いているだけか?」
「でも、他のメンバーの進捗を知ることは、マイナスではないと思いますが」
「君たちは自分の担当範囲だけを粛々と進めればいい」渕上マネージャは、あたしに説いた。「他の人間の担当範囲を知る必要はない。それは君たちの仕事ではないからだ。むしろ、余計な雑音は作業進行の妨げにしかならない」
「そんな……」あまりにも異質な考えに、驚くよりあきれてしまった。「メンバー間のコミュニケーションが不足していたら、いいシステムなんかできないと思いますが」
渕上マネージャは、またゆっくりと立ち上がった。
「そういうムダなことをやっていたから、これまでのシステム開発は、大部分が失敗に終わってきたなどと言われるのだ」
ああ、また演説モードに入ってしまった。あたしは自分のうかつさに舌打ちしたくなった。
「コミュニケーションなどという舌触りのいいだけの言葉に惑わされて、無駄な時間を費やし、設計や実装の時間を削り、遅れた分を時間外労働で取り戻す。君たちがやってきたのは、そういう欺瞞に満ちた開発なのだ。それがメンバー同士のなれ合いを生み、互いに甘えてしまうから、バグや仕様漏れがあっても、仕方ないな、と笑って重要視しない。そんなものがチームと言えるのか」
演説の途中で、磯貝課長が鼻歌を歌いながら入ってきたが、その場の空気を察知した瞬間に、素早く瞬間移動して姿を消した。先日の経験から学んだようだ。渕上マネージャは、気にも止めずに続けた。
「君たちがやっているのは、システム開発という仕事だ。業務なのだ。結果より経過を重視する学生サークルではないし、定年後の老人が趣味で通うパソコン教室ではない。開発しているのは、全社員の給与にも直結する業務システムだ。結果を保証する必要のないフリーソフトではない。その自覚が君たちには欠けていると言わざるを得ない」
渕上マネージャは、言葉を切ると、あたしたちの顔をゆっくりと見つめた、というより睨んだ。
「私のマネジメントによって、これまでの非効率な開発方法を一掃する。君たちのすべての作業のムダを徹底的に排除し、短時間で集中して開発を進められるように、全行程を細かくコントロールしていくことになる。本当のプロの仕事というものが何かを、真摯に学んでもらいたい。学べない者は、このチームから去ってもらうことになる。では、仕事を始めたまえ。もう10分もムダにした」
渕上マネージャは、そのひょろ長い身体を折りたたむように着席すると、もう、あたしたちには目もくれずに、一心にキーを叩き始めた。
社内SEという職種の性格上、これまでのあたしたちの開発が、例えば一般のSIerなどに比べて、甘やかされたものであることを否定はしない。だけど、スケジュール表を握った管理者が、エンジニアの作業に細かく干渉しても、いいことはあまりない。マイクロマネジメントで効率が上がると考えているとしたら、システム開発というものを理解していないにも程があるというものだ。
――毎日の作業日報に、1日おきの進捗報告か……
まったく、面倒なことばかり増やしてくれる人だ。1日が始まったばかりだというのに、早くも気分が青紫色に染まっている。久しぶりの業務システム開発に胸躍らせていた4月頃が、小学生の夏休みのように懐かしい。
まあ、ぼやいていても何も生まれないし、仕事も遅れていくばかりだ。あたしは頭を軽く振って気を取り直すと、昨日の退勤時間の修正申請を入力し始めた。申請理由には「マネージャの指示により」と書いてやった。どうせ承認時に修正されるだろうけど。
自分のことで頭がいっぱいだったあたしは、すぐ隣のムツミさんの表情に、そのときはまだ気付かなかった。作業日報や進捗報告など、しょせんは甘やかされた社内SEの、お気楽な悩みでしかないということに気付いていなかったのだ。ムツミさんは、あたしや亀井くんの比ではなく、より深刻な状況に追い込まれつつあったのだから。
(続く)
この物語はフィクションです。実在する団体名、個人とは一切関係ありません。また、特定の技術・製品の優位性などを主張するものではありません。
コメント
BEL
「コミュニケーションなどという・・・から
欠けていると言わざるを得ない」までの発言はまあ間違ってもいないだろう。
だが「マイクロマネジメントで効率が上がると考えているとしたら、システム開発というものを理解していないにも程があるというものだ」これも正しい。
残業をなかったことにされている件は、積もり積もって相当額になるようだったら
実際の退勤時刻と作業内容を毎日メモして、しかるべきところに訴え出た方がいい。
もう10分もムダにした」www
最後の2文がどんなことを示唆・暗示しているのかはちょっと読めなかった。
wm
完全にダメ。
ここまで細かく口を出さないと把握出来ないというのはPMとして無能な証拠。
自分都合でメンバーの時間を浪費させている事に、この人は何も感じないのだろうか?
# 同じく10分無駄にしたwww
saboten
進捗管理の手法としては問題ないと思うんだけど、
(的確なフォローを入れれるのであれば)
何もかも唐突すぎるかなー。
事前にもっと説明すればいいのに。
渕上さんはもっとコミュニケーションを取るべきだと思う。
自己完結しすぎかなー。
退勤時間の申請は、最近労働基準法を見直す傾向にあるし
あまりほめられたものではないかな。
うちはPCのログとか抜き打ち検査あるよ。
noname
管理9割
実装1割
WhiteBall
前回の記事に「国家資格が必要になれば」とか言いましたが、仮に実際そうなったら、こういうマイクロマネジメントが義務付けられそう・・・
けど、お金と時間に余裕があるならやった方がいいんでしょうね。
そうやって「システム」の資産価値って決まっていくんでしょう。
※個人的に、今の世の中、なんとなく「システム構築に対する費用」ってとてつもなく低いと感じています。
ハムレット
この手の管理で、物事がうまく進むのは、完璧なWaterfallで要件定義以降に、仕様変更が発生しない場合だけど思う。
社内システムのリプレースでさほどユーザからの要件を十分くみ取っている雰囲気でもないので、さてどうなる事やら。まずパンクするのは主人公か件のマネージャーだが、部下には高圧的なマネージャーがユーザからの変更要求をどう裁くが見ものだ。
多分、検討項目の多さにパンクするので、主人公に無茶ブリして終わると思うけど。
へろへろ
国家資格が必要な現場でも、資格を持っていなければいけない人間は監督役に限られるし、そういう場所でこんな「監督している人間に、自分が管理するための何か」を作らせることはまずない。
(土建屋の現場監督が、現場作業員に毎日書面を出させることはないでしょ?)
デスクに座って作業していても、開発に入れば成果物の進捗が全ての労働集約型産業に、営業のような日報提出をさせても無意味としか言いようがない。
なにより、自分のデスクの前に座っている片手で数えられるほどの部下を相手に、何を尻込みしているのかと。個別に呼び出して30分も話をするより、印刷した工程表片手に席を回ってヒアリングすれば、問題がなきゃ15分で終わる。
結局このPMのキャラクターは、「手先が器用なだけの、理論武装したヘタレ」じゃないだろうか?
……あれ? それなんて俺たち?
通りすがり
こんなに細かい日報書かされると困るんだよなぁ。
説明に困るような工数をざっくり紛れ込ませてたりするからw
さくら
さて、生産より管理工数が増えてきてますが、納期に間に合わない場合、人的リソースの追加投入にこのコストカッターがどう対応するのか楽しみです
BEL
渕上さんは確かにコミュニケーション不足と思います。
断りもなくミーティングスケジュール入れてしまうあたりからも。でも
彼はハナから「コミュニケーションなどという舌触りのいいだけの言葉に
惑わされて・・」云々という考え方ですからねえ。
>もう10分もムダにした」www
あ、これ私が10分無駄にしたって意味じゃないですよ。
「もう10分もムダにした」の発言に吹いたw ってことです。
このコラムは非常に有意義にかつ楽しく読ませていただいています。
NOR
人形つかいの時に出ていた東海林さんに作業日報を書いてもらったら
タバコの時間とかどうなるんですかね。
きっと渕上さんは喧嘩別れしそうな気がします。
ところで、工程表でもWBSでもいいですが、予実績管理はどうやっているのでしょうか?
データ収集もいいですが、それがメンバにとってプラスに働かなければ意味がないですよね。
現段階では、メンバにとってマイナスでしかないですし。
この手の人の多くは、自分のやり方が絶対的に正しいと信じているあまりに
物事のバランスを取るのが下手なような気がします。
渕上さんに取っては、費用対効果とか悪いと分かっていても
問題でなければ手を出さないほうが良いときがある、
などは甘えなんでしょうね。
他にも、渕上さんはこのプロジェクトに対してどこまでリスクを見積もっているか気になります。
主人公が家庭の事情で長期欠勤したらどうするのでしょうか。
do it cool
架空の度が過ぎてつまらん。
まる
ホライゾンの社内でも開発してるだろうに、ムツミさんだけ管理する意味あるのか?
そもそもこんだけやってたら偽装請負にしか見えないけど。
内部で製造しないんだし主人公か亀井君をPJから外せばコストカットできるしマネジメント楽になるんじゃないの?w
fuchi
ムツミさんは渕上さん指示をうけているから、当然委任契約なんでしょうね。
だったら早々に引き上げた方が良いですね。
多分、予定の仕事をその日に終わらせないと帰れない状況に追い込まれて、体ボロボロになっちゃいますよね。
WBSも無いように思え、予実管理もされない状況(少なくともマネージャからの説明も無く、小言だけ)、メンバーのコミュニケーションはズタズタで、モチベーションの持ちようも無い。 カタストロフの始まりですね。
Dr.チョロ松
人間系マネジメント(それ以外は完璧)な人間がもし実在すると
したら…どこまでいけるのだろうか。がんばれ渕上。
Dr.チョロ松
↑マネジメントの後に無視が抜けてました。
今回はよくわからなくなってきましたね。
オブジェクト指向がわからなかったり、
プログラムを組まずに社内政治だけで出世して、
それを疑問に思っていない人がいるのはわかる。
今の世の中そういう人は結構るのだから、
そういう人同士で話し合っていれば、
それが普通だと思ってしまっても何の不思議もない。
実際見たこともある。
が。
まわりの人がみんな自分の計画通りに動いてくれれば完璧な成果がで出るのに、
っていうのは。
経験のないころはみんな考えることで。
それだけに実際にはみんな自分の計画通りに動くことはあり得ず、
上手く行かないことはみんなわかることだと思うのだが。
いったいどういう経験を積んでくれば、
それを学ばずに出世できたのか。
他人が動かない分は自分で全部こなして挽回できるくらい、
自分で手を動かすことは優秀だったら。
そんなこともあるんですかねえ。
Jitta
> 「日比野くんは、今日は退勤のカードを切らなくていい。明日、18時退勤で修正申請を上げること」
> 「時間外労働は30分までと厳命したはずだ。それを超えたのは君の都合だ。それは認められない」
これ、アウトです。作業者の能力に関わらず、管理者の命による業務を行っているので、指導が入ります。
渕上マネージャ、量り難し。管理者って、管理される者の力量を考慮して仕事量を決定しないとね。
ht
ソースコードリポジトリへのチェックイン、チェックアウト、コミット、ビルド
テストケース実施。。。といった開発作業は通常ツール上で行っていると思います。
開発チーム全員がこれらのイベントをその時点のソースコードイメージ全てとともに
リアルタイムで渕上くんとその上司に送信してあげなさい。確認したかどうかがわかる返信コメントを求める事も忘れずに。。