決して第1位になれない第3バイオリン
こんにちは、第3バイオリンです。
コラムを書いていて気になることのひとつが、「いったい何人くらいの人がわたしのコラムを読んでくれているのだろうか」ということです。
このように思うのはわたしだけではないらしく、オルタナティブ・ブログのブロガーである空野 正輝さんが「やめればいいのに、自分のブログのRSS数調べてもうた。」というブログ記事を書いているのを見つけました。
この記事を読んで、わたしもやめればいいのに、自分のコラムのRSS数を調べてしまいました。今回は、調べてみて考えたことを書いてみたいと思います。
■うわっ…わたしのRSS数、少なすぎ…?
空野さんのブログには、GoogleリーダーのRSS数を調べる方法が載っていました。そこで、さっそくわたしも自分のコラムのRSS数を調べてみました。
結果は……19でした(2012/10/30 現在)。つまり19名の方がわたしのコラムをRSSに登録しているということですね。ありがたいと思いつつ、やっぱりちょっと少ないかな、というのが第一の感想でした。
空野さんのブログによると、オルタナティブ・ブログのブロガーさんの中には、RSS数が1000を超える方もいらっしゃるそうです。さすがにエンジニアライフの他のコラムニストさんのRSS数まで調べていませんが、人によって数にかなり違いがあるのだろうということは容易に想像できます。
■頂上はいまだ見えず
RSS数の他に、コラムがどのくらい読まれているかを知る目安となるのがアクセスランキングです。エンジニアライフには週間アクセスランキングと、「月刊エンジニアライフ」で発表される月間アクセスランキング、ふたつのランキングがあります。
実はわたしは週間・月間いずれのランキングでも1位を取ったことがありません。2009年3月から執筆を始めて、だいたい1ヶ月に1記事くらいの頻度で書いてきましたが、それでもランキングの最高記録は週間で2位、月間で5位です。
ランキングの結果から、わたしのコラムは「万人受けはしないけど、ある程度の人数の固定ファンがついている」のだと解釈しております。とはいえ、これだけ書いてもなかなか1位になれないことはやっぱりちょっと悔しいです(それはわたしのコラムが面白くないからだといったら、まあ、そうなのですが)。ランキングはあくまで結果なんだから気にするな、と自分自身に言い聞かせながらも、やっぱりときどきは気になってしまいます。
■顔が見える読者もそうでない読者も
RSS数を見ても、ランキング結果を見ても、どうやらわたしのコラムはまだまだのようです(苦笑)。
そんなわたしにとってありがたいものは、勉強会やコミュニティ活動を通して「コラム読んでいます」と言ってくださる「顔の見える読者」の存在です。直接面識のある方から「次も楽しみにしています」と言われたら、それだけで励みになります。また、コメントやSNSで「この前のコラム、良かったよ」と言ってもらえたら、それだけで「書いてよかった」と思うことができます。
もちろん、顔の見える読者だけでなく、まだ会ったことのない、まだ顔が見えない読者の方も大切です。それから、今はまだわたしのコラムを読んでいないけど、近い将来に読んでくださるであろう「未来の読者」のことも考えることがあります。
他のコラムニストさんのコラムを読んで「上手いなあ、この人にはかなわないや」と思いつつ、それでもわたしだって、他のコラムニストさんがかなわない何かをきっと持っているはずだと信じて、まだもうしばらく、書き続けていきたいと思います。
コメント
9_3_0
ちゃんと読んでますよ!(笑)
元和
僕も読んでますよ!
でもRSSはエンジニアライフで丸ごと登録しているので。
第3バイオリン
9_3_0さん
いつもありがとうございます^^
これからも、よろしくお願いします。
第3バイオリン
元和さん
コメントありがとうございます。
>でもRSSはエンジニアライフで丸ごと登録しているので。
そうですね、特定のコラムだけでなく、エンジニアライフ全体をRSS登録している方もいますよね!
うめお
初めまして。
私もエンジニアライフ全体でRSS登録してますが、
その中でも第3バイオリンさんのコラムはよく拝見させていただいてます。
読み手の事を考えた読みやすい文章だな、といつも感心してます。
RSS数の増減を気にせず、自分が書きたい(伝えたい)事を、
【読んでくれる人のために】書いていれば
おのずとファンがついてくるのかな…なんて思いました。
余談ですが、ちょうど今日こんな記事を見付けました。
■モデルはバカリズム? NHK広報“中の人”が明かすユルさの極意
http://ddnavi.com/news/95518/
お堅いイメージのNHKからは想像もつかないユルいつぶやきがウケて
フォロワー激増してるそうです。
今までの第3バイオリンからは想像もつかない内容にしたら
そのギャップで目を引くかもしれませんね。
RSSこそ登録させていただいていないもののよく読まさせていただいています。
書く理由が「読んでほしいから」が一番なのであればRSSの固定読者は気になることでしょう。
ですが「書くことそのものが目的であり、読まれることが副次的なものであるのならRSSを気にするよりも、読んでもらった人の言葉のほうが、私は重要」なのだと思います。
これからも頑張って書き続けてくださいね。
第3バイオリン
うめおさん
コメントありがとうございます。
>読み手の事を考えた読みやすい文章だな、といつも感心してます。
ありがとうございます!
そういってくださると、本当にうれしいです。
>RSS数の増減を気にせず、自分が書きたい(伝えたい)事を、
>【読んでくれる人のために】書いていれば
>おのずとファンがついてくるのかな…なんて思いました。
そうですね。
結局は、地道に、誠実に書き続けていくことで
少しずつ書き手の信頼度を上げていくことが、
ゆっくりと、しかし確実にファンを増やすベストな方法なのかもしれませんね。
>お堅いイメージのNHKからは想像もつかないユルいつぶやきがウケて
>フォロワー激増してるそうです。
記事を読む限りだと、ゆるいつぶやきの中に
「ブレない信念」のようなものを感じますね。
そこがまた、受けている要因のひとつなのかもしれません。
>今までの第3バイオリンからは想像もつかない内容にしたら
>そのギャップで目を引くかもしれませんね。
ギャップ萌え、という言葉もありますからね(笑)
大まかな方向性を失わないように気をつけながら、
真面目な話題と気楽に楽しめる話題を取り混ぜながら書いていければと思います。
第3バイオリン
Kitaroさん
コメントありがとうございます。
>RSSこそ登録させていただいていないもののよく読まさせていただいています。
いつもありがとうございます。
>書く理由が「読んでほしいから」が一番なのであればRSSの固定読者は気になることでしょう。
>ですが「書くことそのものが目的であり、読まれることが副次的なものであるのならRSSを気にするよりも、読んでもらった人の言葉のほうが、私は重要」なのだと思います。
このご意見を聞いてちょっとドキッとしてしまいました。
コラムニストを始めたときは、とにかく書きたいから、書くことが好きだから書いていたはずなのに、
いつのまにかアクセス数が先に気になったり、ランキング上位の人気コラムニストさんを心のどこかでうらやんだりしたりしている自分に気が付きました。
今一度、「何のために書くのか」原点に立ち返ってみないといけませんね。
>これからも頑張って書き続けてくださいね。
はい。これからも書き続けていきたいので、よろしくお願いします。
こんにちは、はじめまして。タイトルに釣られて来ました… いえ開発やら評価やらテストエンジニアやらに関心がないわけではないのですが… 第3バイオリンが総第1バイオリン化あげく総コンマス化したら、それこそ悲劇ではないかと。中国にも「天生我材必有用」なんてことわざがありますし。取り急ぎ、エールと共に。
こんにちは、はじめまして。タイトルに釣られて来ました… いえ開発やら評価やらテストエンジニアやらに関心がないわけではないのですが… 第3バイオリンが総第1バイオリン化あげく総コンマス化したら、それこそ悲劇ではないかと。中国にも「天生我材必有用」なんてことわざがありますし。取り急ぎ、エールと共に。
第3バイオリン
pasosaviさん
コメントありがとうございます。
>第3バイオリンが総第1バイオリン化あげく総コンマス化したら、それこそ悲劇ではないかと。
確かにそうですね^^;
みんながみんな主役になってしまったら、面白くなくなるだけでなく大混乱を招いてしまいますね。
>中国にも「天生我材必有用」なんてことわざがありますし。取り急ぎ、エールと共に。
このことわざの意味は「誰にでもその人ならではのスキルや適正がある、それが役立つ場所が必ずある」ということですね。
主役級の派手さはなくとも確かな存在感を放つ、そんな名脇役のようなポジションを狙っていきたいと思います。
(理想は「相棒」の米沢さんみたいな。脇役だけどこの人がいないとあのドラマの面白さは半減してしまいます)
uks710
初めて読ませて頂きました。これからもチェックさせてもらいます。
海外でテストアナリストとして働いています。日本の求人を見るとテスターの仕事の少なさに驚きます。
私がいる国では少なくとも地位の確立した仕事で求人は山のようにありますし、待遇も悪くないです。
もう少し日本でのIT業界一般での地位が良ければいいのですが早々変わるものではありませんね。
第3バイオリン
uks710さん
コメントありがとうございます。
海外からも、私のコラムを読んでくださって嬉しいです!
>海外でテストアナリストとして働いています。日本の求人を見るとテスターの仕事の少なさに驚きます。
>私がいる国では少なくとも地位の確立した仕事で求人は山のようにありますし、待遇も悪くないです。
海外に比べて、日本ではまだまだテストエンジニアの地位が確立されていないというのは私も聞いたことがあります。
>もう少し日本でのIT業界一般での地位が良ければいいのですが早々変わるものではありませんね。
ええ、今はまだ、私だけでなくいろいろな方がコラムやブログを書いたり、
シンポジウムや勉強会を開催したりして啓蒙活動を行っているところですが
それですぐに待遇が改善されるというものではありません。
ただ、何もしなければ今より良くなることは絶対にありません。
仕事も社外活動も、今やっていることが少しでも未来につながることを信じて進むのみです。