エンジニアでいかに稼ぐか?学校や会社では知ることができなった体験、経験を綴ります

【92】あえて社畜的行動をして得られるもの

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こんにちは手塚規雄です。

最近エンジニアライフで個人的に好きな龍澤英暁さんの「小損を取る」シリーズ。http://el.jibun.atmarkit.co.jp/infra/。私個人の経験で小損ってなんじゃろな?と考えて、エンジニア人生を振り返ってみました。そこでわかったのは、私がやってきた小損とは社畜的行動でした。

 

社畜的行動ってどんな行動?

社畜的行動というのは言い過ぎですが、一言で言えば誰もやりたがらない仕事をやることです。これを自ら進んでやると「媚を売っている」とか「社畜みたい」とか言われます。もちろん上司からのポイント稼ぎにもなりますが、これはあったら嬉しい程度で本命は他にあります。その本命とは「経験値」です。

 

誰もやりたがらない仕事=レアな経験を得られる

誰も(多くの人が)やりたがらない仕事というものにもパターンがあります。

・炎上が目に見えているプロジェクト、または火消しプロジェクト

・メリットよりデメリットが圧倒的に多いもの(責任が重い、成功しても評価されないなど)

・自分の嫌いな仕事(業種、言語、期限の長短、立場など)

・クレーム対応

などなど、人によっては好き嫌いありますが、多くの人が嫌がる仕事というのはだいたい決まっています。自分の職場内でもそんな仕事は何かなど考えてみるとけっこう出てきませんか?

それをあえて、自ら進んでやろうとは言いませんが、少しはやってみるのも良いと思います。なぜならその仕事から得られる経験は他の人は持っていないからです。それだけで他人と差がつきます。それだけで仕事の幅を広げることができます。

 

人と違う経験をしているだけで、思わぬ能力を持つことになる

私の経験談となりますが、炎上したプロジェクトを何回か経験していると、もちろん突発的なトラブル発生やシステム障害に立ち会うことになります。そこで経験から学んだシステム障害時のトラブルシューティングです。それは具体的なバグ発見の手順とかでなく、現象を聞いただけでなんとなーくバグの原因の「予想ができる」能力です。炎上したプロジェクト経験がなくても、5年程度のも開発経験があれば似たような能力を持っている方がほとんどかと思います。ただ、炎上やシステム障害の経験がある人のほうが勘が鋭くなります。

もちろん、それが間違っていることありますが、最初の勘が当たっていることも多いです。時間が無い場合とかは、この能力を最大限に活かすことで復旧までの時間を短くできます。新人時代に上司が現象だけ聞いて、プログラミング担当でもないし、ソースコードを一切見ていないのに予想してバグの原因を言って、実際に合っていた時は衝撃的でした。今となっては勘でバグがわかる能力を持っているので、上司も似たような感覚で言い当てるのも簡単だったろうなと納得しています。

炎上したプロジェクト経験やシステム障害対応の経験が多い人ほどこういった能力を持っていると思います。

 

デメリットは嫌な仕事が続いてしまう可能性がある

誰もやりたがらない仕事なので、その経験を持っていると、どうしても指名されやすくなります。だから負のループに陥ってしまう人もいます。そのままループにハマってしまい、精神的に病んでしまう人もいるのは事実です。その前に、命令であっても、ここはもう譲れない!と強く反発して拒否することも大事だと思います。

会社や職場によっては拒否できないかもしれませんが、個人的な言い分としてはそんな会社辞めちゃえば?の一言だけです。その拒否も辞めることもできないなら、嫌な仕事は一生逃げまわったほうが良いかもしれません。

私は結果的にですが、嫌な仕事を多くやり、経験値をいっぱい得た後に、会社にあまり貢献せず会社を辞めて自分の利益を最大限に得た裏切り者ですけど。

 

嫌な仕事という小損をとるか?それとも逃げまわるのか?

正直どちらが正解とかありませんが、どちらか選択する瞬間はエンジニア人生の中で一回は出てくると思います。その選択してどのように自分の人生の道が決まるのか?そこを想像した上で後悔のないように選択肢を選んでください。

 

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コメント欄にて書いて欲しいコラムの題材をいつでも受け付けております。ただしその内容に応えられるかどうかはわかりません。基本的にコメント欄には私自身がコメントしないのですが、題材リクエストに関してはレスをすることもありますので、よろしくお願いします。

Comment(2)

コメント

龍澤

反応していただき有難う存じます 龍澤

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