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人生はなりゆき(3):自分の棚卸しをしてみる その3

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 こんにちは、せつらです。「自分の棚卸しをしてみる」の最終回です。

 さて、前回では自分の棚卸しについてお話ししました。今回は棚卸しした内容を踏まえて、今後のアプローチについて、以下2つについて掘り下げてみます。

  1. 仕事転換のアプローチ
  2. スキルアップへのアプローチ

■仕事転換のアプローチ

 仕事転換、これは2つの意味があります。1つ目は「職場の配置換え」、2つ目は「転職」です。

●職場の配置換え

 職場の配置換えについてですが、これは現在の会社で職場を異動してもらうケースを想定しています。違う部署への異動、プロジェクトの異動などがあると思います。

 職場の配置換えの場合、社内外での人員調整、プロジェクトとの契約等が絡むため、すぐに異動ということはなかなかできないと思います。それを踏まえて、異動したいと思うのであれば、早めに上長へ打診することが大切です。僕も来年の4月ぐらいを目安に、すでに上長へ異動希望を働きかけております。

 大企業となると、事業部ごとにさまざまな業界のシステムを担当していると思います。金融、通信、お役所等さまざまで、それぞれで覚えるべき業務知識があると思います。僕はそれほどこだわりはないのですが、「金融でないと嫌だ」とかいう人の場合は、その辺も加味して異動希望を伝えることが良いでしょう。企業によって異動希望の出し方もさまざまなので、自分の会社での異動希望方法について調べておくほうがよいと思います。

 ……ちなみに、これを実施したからといって、当然希望通りに異動できるかというと、それは「稀」です。大抵は更に上の上長のところで揉み消されてしまうことが多い😱。仕事があれば異動できると思いますが、現実は会社都合も上司都合もあるので、結構厳しいと思います。

 異動をする場合ですが、「異動先で自分は何ができるのか?」についてまとめておく必要があります。異動先での仕事のアサインもそうですが、アピール材料になります。

 逆にこれがないと「そんな人は要らない」と異動できなくなる可能性もありますので。

●転職

 転職、つまり現在の会社を辞めて他社に入社する、フリーランスになるなどがあります。

  • 現在の会社では思うような仕事ができない❗
  • 現在の会社に不満があり、我慢できない❗
  • 会社の歯車はもう嫌だ⁉

 などなど……転職のきっかけは人それぞれですが、自分を棚卸ししたことで転職の考えを持つ方も結構いらっしゃると思います。

 僕も過去に一度転職を経験しております。僕の場合は会社の将来に対する不安から転職をしました。当時は3年目だった事もあり、会社の粗が少しずつ見え始めたお年頃だったんですよね。今思えば後先考えずに転職したなぁ……と反省しています。幸い転職は成功したので良かったのですが😅

 ですが、中堅になると家庭、年齢、仕事、給与のことなど、さまざまな制約が出てくるので、安易に転職もできないと思います。当然仕事もそれなりに抱えているので、転職活動に割ける時間にも制約が出てしまい、結局は挫折する方も多いのではないでしょうか?

 さらに今は不景気なため、転職先が見つからないという事もあると思います。実際に転職活動を今実施していないので、本当のところは分かりませんが、中途採用を見送っている企業さんはHPを見る限りチラホラ見かけられます。

 なので結論!

 今の会社で本当に駄目なのか? 何かやり残していることはないのか?

 これをまずは徹底的に分析し、実行できることは実行したほうが良いと思います。それでも駄目ならば、転職を考える事をお勧めしますが、かなりの体力と精神力が必要な事は覚悟しましょう。ちなみに僕が転職活動した時も、若いはずなのにかなりの体力、精神力を消耗した記憶があります。

■スキルアップへのアプローチ

 スキルアップですが、これはシステムエンジニアの皆さんであれば常にスキルアップに努力しなければならない! と思っていられるのではないでしょうか?

 僕も社会人になって常日頃スキルアップをする必要があると思ってます。

●何をスキルアップするのか?

 では、スキルアップと一言で片付いてしまいますが、何をスキルアップすればよいのでしょうか? ざっと思いつく限りですと、一般的(?)には

  • 情報処理技術者試験合格
  • ベンダ試験合格
  • 英語力

などでしょうか。僕も漠然とですが上記は常に思ってますし、対策本などを買ったりしています。

 しかしお恥ずかしい話、社会人になってから資格は1つも取得していません。

 「仕事が忙しいから……」とか、「どうせ受からないから時間がもったいない」とかいっては逃げているのが現状です。同じ境遇の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 そこで棚卸しが役に立ちます。僕の場合ネットワーク、セキュリティのスペシャリストという目標が現在あります。そのために取得すべき資格も絞ることができてきます。情報処理技術者試験であればNWとセキュリティ、ベンダ資格であればCCNA、CCNPなどですね。こうして絞り込んで自分の方向性を明確にすることが、最初のステップだと思います。

●目標と計画

 資格が明確になったのであれば、取得目標を決めましょう。企業によっては通年ないし半期の個人目標を立てる事があると思います。まずは6カ月~1年の間で目標を決めて、スケジューリングしましょう。情報処理試験の場合、年に2回しか受験チャンスがないので、目標は立てやすいと思います。

 僕の場合、4月にDBスペシャリストを受験することにしています。

 ……なんでセキュリティじゃないの? と思われるかもしれませんが、実はDBの試験勉強は棚卸し前から興味があって勉強を始めていたんですよね。なので今回はDBを受験することにしています。スケジュールは以下のように計画してみました。

  • 年内は教材の読破
  • 1月:AM試験対策
  • 2月:PM試験対策
  • 3月:PM試験対策
  • 4月:総合確認、受験

 合格するか否かはわかりませんが(勿論合格するつもりでがんばりますが)、とにかくスケジュールができたので、それに沿って実施するように心がけたいと思います。

●勉強の継続

 目標とスケジュールが決まったらば、勉強です。実はこれが一番厄介です。僕の場合勉強が基本的に嫌いな正確なので、やり始めるのは簡単ですが、すぐに止めちゃう、つまり継続しないんです。

 それでいろいろと勉強方法を考えてみました。この僕が(笑)続けられている勉強法です。

  • 電車で勉強
  • お風呂で勉強

 まず電車で勉強です。これは通勤時間が短い方、車通勤の方などには無理なのですが、僕の場合、2時間の通勤時間という、なんとももったいない時間があるので、その時間を利用して勉強しています。勉強内容は本、もしくはネットで見つけた資料を印刷して読んでいます。

 今のところ2カ月ほど継続しているのですが、継続のコツとしては

  • ノルマを課さないこと
  • 無理せず、できるときに実施すること

 です。コツというか、甘えジャン! と思われるかもしれませんが、これを徹底したことで逆にプレッシャーから解放され、無理なく続けることができるようになりました。

 満員電車で無理に読んだり、疲れていてどうしても眠りたい時は勉強をしていませんが、それ以外では自然と勉強するようになりました。

 次にお風呂で勉強。女性の方は半身浴を実施している方も多いと思いますが、その時間を利用します。僕は平日は1日20分ぐらい半身浴をするようにしています。半身浴は体には良いと思うのですが、20分もただ浸かっているのは暇で無理がありました。

 で、この時間を利用して勉強できないか? と考えて本を持ち込んでみたら、これが意外と集中してできる。最初は本がよれよれになってもったいない! と思ったりもしましたが、結局勉強しないで本棚に放置されているくらいなら読んだほうがマシ!! と思い、なるべく濡れないようにしながら続けています。意外と続くものなんですよね。健康にも良いので実施してみる価値はあると思います。

 上記2つの勉強法ですが、共通していえることは“無理をしない”です。半身浴も体調が悪かったり、夜が遅かったりするときは実施していません。ノルマを課さないことで気楽にやれるので、継続できるようになりました。

■まとめ

 さて、棚卸しとアプローチについて書いてみました。自分を見つめなおす事を実施していない方は結構多いのではないかと思います。これが自分を見つめなおす機会のきっかけになれば幸いです。ではでは🎵

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