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マミートラックの悩み

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こんにちは、Mocoです。

コロナもまだ収束の気配もなく、そんな状況も踏まえて、常駐先の方針として「週4日のテレワーク推奨(週1日の出社)」となりました。

週4になったテレワーク

それを聞いた、うちのプロジェクトメンバーの男子(保育園に通う2児のパパ)から「週2日は出社したい!」と相談がありました。

理由を聞くと

「ずっと家にいると気分が滅入っちゃって...」

まぁわからなくもないです。テレワークによって子供の送り迎えもある程度余裕を持てるし、通勤時間もなくなる。その一方で、出社もある意味気分転換になりますよね。


さて今回は、子育てが落ち着いてフルタイムに切り替えたママが、現場リーダーになったお話をしようと思います。

先日、以前の職場でかわいがっていた後輩の女子(彩ちゃん)から、報告がありました。


現場リーダー

「モコさーーーーん、現場リーダーになっちゃいました!!(嬉しそうな様子!)」

彩ちゃんは2児のママで、SESでお客様先に常駐してプロジェクトに参画しています。

この度、保守していたシステムの更改があり、彩ちゃんの会社のプロパーが増員されました。

そこで、増員メンバー2人を彩ちゃんが現場リーダーとして面倒をみるそう。

ここまでは、よく聞く話かなと思います。「案件が広がって良かったじゃん!」となりますね。


彩ちゃん頑張ったなー。お客様先との信頼関係が築けたからこその増員だと思うと、友人として嬉しい。


もともと、彩ちゃんはPLPMのポジションを目指していたSEです。

時短勤務やフルタイムになってからも、定時で帰るように仕事をして子供たち優先で仕事をしていました。

お子さんは高校生と中学生になったこともあり、すこし前から仕事に舵を切り替えて仕事をしている女性です。

でもですね、彩ちゃんはリーダー経験をほとんど持てていないのです。

(今回、そのポジションになれてよかった!!!)


マミートラック

皆さん、マミートラックってご存じですか?

マミートラックとは、母親となった女性が産休・育休から復職した際に、自分の意思とは無関係に職務内容や勤務時間が変わったり、その結果社内における出世コースから外れていったりする事象をさす言葉です。(出典:https://www.asahi.com/sdgs/

普通なら(あえて「普通なら」という表現を使っています)、40代でSE職の男性は(技術職一直線でない限り)、ある程度のリーダー経験を持っている方が多いです。(もちろん規模は様々です)

一方で、お子さんがいる女性の場合、仕事上のキャリアでは空白の数年間が過ぎていきます。例えば

・産前産後休暇

・育児休暇

・保育園時代の時短勤務

・学童保育時代の時短勤務

・治療や入院など

(その他、切迫流産・早産等による入院や自宅療養)

※保育園や学童保育は、預け先によっては20時までなど、遅くまで預かってくれるところもあります。

※シッターさんにお願いするという考え方もあります。

※今回の場合はあくまでもモデルにしている女性を想定しています。


仕事と子育てを両立している女性は多くいます。

その一方、それだけで自立しているキャリアを持っている、というのに少し違和感があります。

昇進や昇格とは離れた仕事のキャリアに向かっている感覚が否めない。

それまで築いてきたキャリアの維持は難しい。

上記の数年間を脱した後、フルタイムで勤務できるようになった。だからと言って、すぐに元に戻るのは厳しそうですよね。

そういう状況に陥っている女性が多くいることの認知度を高め、理解を深めて、キャリアについても相談しやすい環境や取り組みが進むようになって欲しいです。

今後のキャリア

しばらくして、彩ちゃんから連絡がありました。

緊張感はあるけれど、楽しく伸び伸びと仕事に取り組めているそう。

現場は若いメンバーで構成されていて、

「子供の面倒をみてるみたい」と笑っていました!

なぜそのような状況で彩ちゃんが仕事に取り組めているのかというと、彩ちゃんの所属している会社としては、

少ない体制で経験を積んで行き、徐々に大きなプロジェクトを任せていく方針にしてくれたそうです。

これなら負担や無理がなく、今後のキャリア形成が良い方向に進んでいきそうですね。

これは一例ですが、このように復帰後のキャリアが多方向に選択可能な道を考慮し、実施してくれることを期待します☆

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