東海地区で地場のSE業をやりつつ地元を盛り上げたいと画策

運動まいうぇい

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■運動? しなくていいでしょう

 子どものころからスポーツ劣等生だったわたしは、普段運動なんかせずに育ってきました。 ITエンジニアの道を選んだときも、肉体労働から縁遠そうだったというのもあります。まぁ、確かに、そんなに運動能力が必要な業界ではありません。でも、軽視しすぎていた自分に後悔するような経験がありました。

■肉体作業

 ITエンジニアなら肉体作業はいらないのか?

 まぁ、あんまりいりませんけど、特に男性の場合、席替えとかフロア引っ越しとか、そういうのはオフィスを構えた業界なら大なり小なりあることです。そういう時に、若い男が重い物を持とうとしなかったりしたら、まぁ、普通は白い目で見られることでしょう。移動で荷物が重いとき、若い男性が率先して持つものだという社会的な雰囲気はどこにでもあります。そういう時に活躍できないと損ではあります。

■体力

 これは、残念ながらという面があるのですが、過重労働になった時、やはり体力の有無は大きいです。体質的に体が弱いのは仕方がないとしても、運動をしなかったから体がついてこなくて仕事に影響する、というのは、体力が弱い人には普通についてまわります。

 体力がなければこの業界に向かないとまではいいませんけれど、若いころからの運動の蓄積でカバーできる程度の体力は、入社後でも運動してつけておくといいでしょう。もちろん、体力の問題は運動だけではなく、食事など色々ありますし、どういうことをしておくといいかはその人の体質によるので一概にいえません。ですが、つけられる体力はつけておく方がいいです。間違いなく。

■エンジニアと運動

 一定規模以上の企業なら、運動系の社内サークルや同好会があったり、スポーツ大会があったりすることがあります。まぁ、そういうのをやらなくても運動好きな人はこの業界にもたくさんいるので、やってる人はやってます。そういうのに出るかどうかは人それぞれですが。あまり若い人に認識されてないのではと思うことがあります。

 いわゆるIT業界でなくとも、PC作業のある業界には職業病があります。色々な種類がありますが、ここで取り上げたいのは「腱鞘炎」。それ以外でも「頸肩腕症候群」などなど。どちらかというと腕、肩の筋力の弱い人に出やすく、女性に多いので、コールセンターとかタイプライター的仕事でも多いと聞きます。

 そういう腕周りの疾患の原因は仕事にあったりするので、発症を本人のせいだけにするのはどうかとは思いますが、「腕、肩周りに筋力がない人は、鍛えておく方が、しないよりはいい」ということはいえます。ここをトレーニングしておくことは、ぶっちゃけ老後の生活の善し悪しにも響いてくるところなので、若いうちにできることはやっておいた方がいいです。

 それから、「自律神経失調症」。最近この診断を安易に下す医者が一部に増えてきたきらいがあって、病名の割に実態のつかみどころがない病気ではあります。これの原因も色々で、1つだけやっておけばOKというわけではもちろんないのですが、「運動しておく方が発症しにくい」ということは、どうやらおおむねいえるようです(どれくらい医学的に解明されているか、ちょっとわたしでは分かりかねますが)。ITエンジニアには運動が必要なんだ、ということはもっと周知されてしかるべきだと思います。

 ちょっと余談になりますが、運動、と一口にいっても、目的別に適切な運動内容が異なります。乱暴に分けると、筋力アップのための運動、体力増強のための運動、自律神経コントロールのための運動、脂肪減少のための運動、ストレス解消のための運動、競技で上位をめざすための運動などと分類でき、それぞれ適切な運動内容が異なります。

 ここまででは筋力アップと体力増強、自律神経関連に言及しました。生活習慣病対策などの脂肪減少のための運動も、ITエンジニアでもしばしばみられますが、ここではあまり踏み込みません。デスクワークばっかりやっていると、体を使わないので、主体的に運動しないと運動できないというのはよく聞く話なので、それはそれで重要なのですが。

■どんな運動がいいのか?

 運動といっても何をどう鍛えるかとか、人の体質によって色々なので、1つの正解はありません。ぶっちゃけていえば、まず専門家に相談するのが一番だとは思います。

 地元のトレーニングセンターに行けば、アドバイスしてくれるところはいくらでもあります。民間のジムもいいでしょうし、今時、大抵の自治体は安価でトレーニングを市民体育館とかでやっていたりしますので、調べてみるのもいいでしょう。脂肪燃焼系目的の運動では「歩け」とよくいわれるところですし、水泳なんかもいいと思います。

 で、肩周りの筋力トレーニングですが、これはダンベルトレーニングがよいです。腕立て伏せとか色々ありますけれど。運動教本も色々あります。独学でやるにしても、スポーツ用品店かなにかで本だけは選んでおくとよいでしょう。腕立て伏せ(トレーニング本には、腕立てができない人向けの、腕立て以前の運動も書いてあったりします)、ダンベルの腕運動各種、スクワットなどなど。

 筋力トレーニングに関しては「継続」が重要です。2、3日に1度がよく、最低でも週に1度をめざすとよいでしょう。プロテインとかも併用してもよいでしょう(体質にもよりますが、カロリーの高いタンパク質なので、食事と消費カロリーとトータルで考えないと問題が起きるかもしれません。ご注意を)。森永製菓のウィダーブランドはプロテインも販売していますが、運動の入門書もあったりします。

 体質との関係でいうと、今時流行の単語「バナナ型/リンゴ型/洋なし型」の遺伝体質の話題。 DHCが簡易診断をやっているので。調べておくといいかもしれません。『マトリックスダイエット』 もこのジャンルで勉強になる書籍です。続けられるならWii Fitでもいいと思います。

■余談

 わたし自身は挑戦したことがないけれど、あこがれているのはヨガ、ピラティス系とか、太極拳とか、そういうのだったりします。 ITエンジニアのためのヨガ教室とか、あってもいいと思うのですけれども、どうでしょう? 社内の保険組合で社内でヨガをやっている会社もすでにあるようです。

■もう1つ余談

 面白かった本について。遺伝的体質と食文化などに興味のある方には、

  • 『太りゆく人類―肥満遺伝子と過食社会』 エレン・ラペル・シェル (著)、 栗木 さつき (翻訳)
  • 『辛いもの好きにはわけがある 美食の進化論』 ゲイリー・ポール・ナブハン (著)、栗木 さつき (著)

といった本をお勧めします。

Comment(1)

コメント

はじめまして。

ITエンジニアに限らず、デスクワークでパソコンと向かい合う仕事は、
自律神経系がやられやすいと思います。
個人的にも体調を崩した経験があり、実感としてそう思いますね。

福利厚生で、ヨガや太極拳の教室を社内で行えばよいというのは賛成ですね。
社内を見回しても、経験の長い人などは、大抵、体が歪んでいて、非常に辛そう
に見え、生産性の低下というのは、必ずあると思いますね。

私は太極拳をしていますが、心身がすっきりすることで、仕事の効率も向上
しますよー。

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