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仕事に手を抜くのはダメ?

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 実は先日、こんなメールが飛んできました。

 文章の中に、「わたしは、仕事に手を抜く人以外には温厚です」という一文が。

 う~ん……「手を抜く」というとネガティブな感じですが、実際のところ、「ペース配分」あるいは「メリハリをつける」というような「いい手抜き」もあると思うんですね。

 ここからはわたしの持論になります。

 野球に例えるなら常に全力投球は気力、体力、精神力ともに疲れて大変です。それでずっと続けられるならいいのですが、途中で降板はしたくない、あるいはできないとなると、体力温存をして必要な時に力を発揮できればいいのでは、と思いますね。

 仕事も同じで、必要な力を適時発揮できればいいのではないでしょうか?

 メリハリも大切だと思っています。

 講義においても、「ここは重要」「ここは、まあ参考程度」とメリハリを付けて解説するようにしています。

 また、先輩いわく、「自分の持つ30%のもので100%のクオリティの講義が行えることを常に目標にしている。そのためには、その講義に要求される3~4倍の完成度にしておくことが必要で、こうすれば自ずと70%くらいを余力として持つことができる。この70%を持つことで、いろいろな要望の受講者の方にしっかり対応でき、コース全体の品質が上がる」のだそうです。

 これは、いかに事前にしっかりとした仕込みをするかが重要です。

 そして、必要な人に必要な情報をいつでも提供できるように、講義に必要な範囲を越えて、たくさんの引き出しを持つということです。

 もしここで、せっかく調べたことだからといって、自分が調べたことの100%を受講者の方に伝えようとすれば、それはその方にとって必要のない情報も無理強いしてしまう恐れがあります。自分のパワーのコントロールが必要です。

 ですので、「手を抜く」をいい意味でとらえると、「パワーのコントロール」「ペース配分」「メリハリ」などのこともあり、それは大切なことなのではないでしょうか?

 人それぞれの考え方がありますので、一概に仕事に手を抜くのを否定するのはどうなんだろう、「いい手抜き」もあるのにと考えさせられるメールでした。

 技術系Blog:MCTの憂鬱<http://naonao71.spaces.live.com/>

 こちらもあわせてご覧いただければ幸いです。

※2010年12月3日18:00、一部表現を修正しました。

Comment(3)

コメント

阿部さん、おはようございます。

誰でも仕事の緩急は必要なものですよね。
「やらねければならないときに逃げる!」これが仕事で手を抜くという意味です。これやったら最低と思われてもしかたがないですよね。仕事だけでなく家族からの信頼もなくなってしまいます。

阿部さんの仕事のペースでよろしいかと思います。
仕事以外にも阿部さんはブログも充実しているので、ご自身のペースで多方面に活躍してくださいね。

naomsa02

緩急って、仕事だけじゃなく、プライベートでも重要だと思いますよ。

手を抜くのではなく、適度な力でこなしてる考えれば良いと思います。

阿部直樹

コメントありがとうございます。

>みながわけんじ様

「やらねければならないときに逃げる!」

確かにそうですね。

>naosama02様

仕事もプライベートも適度な力でこなす。いい考えですね

今回は手を抜くとう表現が使われていますが、「手を抜く」というのはなんとなくネガティブなイメージがしますね~

皆様な言うとおり、自分自身のペースで適度な力でこなすのがいいのではと終われますね。

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